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幸風の過去1
何年もの間生きてきたんだろう。もう数えるのはやめてしまった。いつからか年を気にすることもなくなって、いつ来るか分からない死に対して恐怖を抱くことなく、目標も立てず自由に生きてきた。
物事に興味を持つこともやめていた。どんなに大切にしても壊れたり消えてしまい、どんなに愛してもいつの間にか追い抜いてしまう、置いていってしまう。そんな毎日に嫌気がさして、私は次第に周りの事に無関心になっていった。
そんな私を変える、ある出来事があった。今から10年ほど遡ったある日、少し先も見えないほどの大雨の日。




