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雨降りの地区


「えっと…ここかな?」


配達を頼まれたのは主にウンディーネなど水の精霊達が住む区域だった。

この区域では雨が降り続き川が多く流れている。珍しく晴れた日には綺麗な虹がかかるため、それを見るのが華琳の楽しみの一つになっている。

あいにく今日は雨で虹は見られかったが、雲の切れ間から降り注ぐ光に雨が反射する様子はいつ見ても綺麗だった。


「雨も綺麗だしいっか!でも長くいるのもダメだから早く届けに行かないと。」


お手製の葉っぱの傘をくるくる回しながら楽しそうに歩いていく。

鼻歌を歌いながら色々な店を眺めていると、ふと目に止まった店があった。


「あ…ここ、ちょっと見てみたいかも。帰りに寄ってもいいかな…。」


キラキラと輝くディスプレイを見て気になった華琳は帰り道に寄ろうと考え、配達を急いだ。

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