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ギブ・マネー・バック  作者: yiyi
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対決

「バンクリオ州立刑務所から脱走した三名のうちの一人、ドミニク・ラトナーが昨夜死体で発見されました。警察は第三者の犯行として調べているそうです。また、逃亡中のウィリアム・ラッチも昨日ミゼルス市の病院で警察に発見され逮捕されました。クリス・ハヴィンドは未だ逃亡中とのことです・・・」

クリスはテレビでラッチの事を確認した。

「病院ってことは、あいつ成功したのか」

クリスが一人で微笑んでいる所へレオンがやって来る。

「兄貴、エドガーが呼んでるぞ」

クリスはテレビの電源を切り、レオンとエドガーのもとへ向かった。

「話ってなんだ?」

「実行する日付が決まったぞ」

「いつだ?」

「明後日、レオナルドがミゼルス市の中央部で演説をするらしい」

「その日を狙うのか?」

「あぁ、準備をしておけ」

「少し早すぎないか?もう少し計画を練ってからの方が・・・もう失敗はできないんだぞ」

「早く終わらせたいんだろ?なら、この日しかないぞ」

「なら、これだけは約束しろ!金が手に入れば、俺達を自由にすると」

「あぁ約束しよう。だが忘れるな・・・もし金が手に入らなかったらどうなるか?」



時は過ぎ、レオナルドの演説をする日を迎えた。

隠れ家から三台の車で移動し、中央部へと向かった。

中央部は渋滞しており、いつも以上の人で混雑していた。

クリス達は黒いスーツを着て、顔を隠すためにマスクを被り、腰に銃を装着して待機していた。

行動を起こすのはレオナルドの演説が始まった時。

辺りにはFBIや警察がレオナルドの身を守るためにそこら中に配置されている。

民衆の歓声と共にレオナルドが姿を現した。

「いくぞっ!!」


クリス達は車から出て、裏側に行き静かに一人ずつ護衛を倒していった。

誰にもバレずに隠密に計画は進んで行く。

クリス達は催眠ガスが一瞬にして充満するカプセルを各場所に投げ込み、護衛達を眠らせた。

眠る護衛から耳に付けている無線機とバッチを取り、それを身につけて護衛になり済ました。

しばらくすると大きな歓声がまた聞こえる。

どうやらレオナルドと護衛四人が裏へ戻ってくるようだ。

クリス達は影に隠れ、俊敏にその四人の護衛を気絶させた。

クリスは椅子にレオナルドをロープで縛った。

「貴様等何者だ?」

クリスはマスクを取り、レオナルドに顔を見せた。

「覚えているか?あんたの金を奪いに来た」


レオナルドはクリスの顔を見ると大笑いした。

「そうか、そうか・・・盗賊から脱獄犯になったお前か」

護衛の縛りつけを終えた数人がレオナルドの前に立ちマスクを外した。

その中の一人、エドガーを見てレオナルドは言った。

「ギャングとまで手を組んで、落ちるとこまで落ちたか」

クリスは顔を近づけて言った。

「金はどこだ?」

「すまないが、ここにはない」

「金はどこだ?」と大声で言い、銃を向けた。

「殺すなら殺せ!私が死ねば今の経済・・・この世界は終わるぞ!」

セシルはレオナルドの顔を掴み言った。

「あんたは恐怖に怯え俺達ではなく警察を金で買った。でも、あいつらは法律をも味方にするが俺達ギャングは縛りのある法律さえも崩してしまうんだ。俺達を買っておけばよかったのにな~・・・・さぁ、金の在処を喋るか俺達に喋るまで手足を一本づつ切られるか選びな」


クリスはエドガーを呼び、心にある不安を伝えた。

「感づいているか?」

「あぁ、おかしいと思ったさ・・・簡単すぎる」

「これは罠だ」

レオンはクリスとエドガーと所へ行き、あることを言った。

「どうした?」

「いや、一つ気になることがあるんだが・・・」

「何だ?言ってみろ?」

「さっきから無線が途切れてないか?」

その瞬間、部屋の中が光りに包まれ耳なりで見えず聞こえずで身動きできなくなった。

その後、白い煙が充満し、大勢の警察が突入してきた。

クリスは壁に隠れ、しゃがんでいるとレオンが呼んでいるのが聞こえる。

目が慣れてくると違う出口でレオンが手招きしている。

レオンの所へなんとか到着した時、エドガーの叫び声が聞こえる。

「クリス・ハヴィンド!!レオン・ハヴィンド!!きさまらぁ~これは失敗だ!約束通り必ず見つけ出し殺してやるからな!!」


二人は急いでその建物から外へ出た。

目の前には何百人もの警察が銃を向けて、包囲していた。

「終わりだ・・・もう逃げれない」

そう思った瞬間、建物の上が突如大爆発し、瓦礫などが下へ落ちてくる。

「全員、建物の下や車の中へ避難しろっ!!」

警察達は破片に当たらないよう避難する。

クリスとレオンは逆に破片が落ちてくるところを通り、乗って来た車まで必死に走った。

急いで乗り込みドアを閉めた。

エンジンをかけ、出発しようとした時、ドアが開きセシルが乗りこんでくる。

そして息をきらせながら、前を指差し言った。

「エドガーは捕まった・・・もうお終いだ。ここから遠くへ逃げるしかない」

無数の銃の弾丸を受けながら、その車はその場から離れた行った。

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