scenario.9 亡霊の声
読もうとしていただき、誠に感謝致します〜✨️今回は第9話ですね〜もうちょっとで10話!頑張ります〜✨️
ぜひ最後まで読んでみてください☆彡
一味違う。射撃精度も、基本性能も、これまでとは別物だ。
(おびき寄せたものはいいものの、皆は無事か……?)
弾幕のように、レーザーがとんできて、すかさず、岩陰に隠れる。そうして、全員のバイタルを見る。すると、第十五部隊はすでに、17人ほどが死亡判定となっていた。
(これは……時間の問題か、だったら一刻も早く援護しなければ……!)
エアルは煙幕を直線状に展開する。煙の中の光を見た遠くのセルロイドたちは、次々と煙幕の中にレーザーを放つ。だが、そこにエアルはいない。
「煙幕の中にはいないよ」
エアルは別の岩陰に隠れていた。煙幕をみているセルロイドの頭を、次々と撃ち抜き、撃破していく。
(1,2,3,4……)
エアルの機体はマイクロポットを起動する。マイクロポットは近くのセルロイドに反応し、追尾する。
そして、マイクロポットは格子状にレーザーを放ち、セルロイドを切り裂いた。
「……」
エアルの戦闘思考は激しい。いつも頭が熱くなるほどだ。
「くっ……!」
レーザーガンが腰あたりをかすめ、機体は大きく揺れる。
すると、マイクロポットは全てこちらへ戻り、別の形に展開する。
マイクロポットが合体し、巨大なバズーカへと変形する。
「いけ、マイクロレイ……!」
マイクロポットが合わさったバズーカから、宇宙の果てまで続くような高圧光線を放つ。
セルロイドは弾けるように、視界いっぱい爆発する。
その時、後ろから抜け出していたセルロイド1機が、真後ろでレーザーガンを放つ。
(しまった──)
すると、何らかのレーザーガンが、セルロイドの手、足、胸部、頭という順番で綺麗に撃ち込まれる。
「一人で行動すんな!バカがよぉ!」
ジエルだった。ジエルは非戦闘時は子供っぽいのに、戦闘時は誰よりも丁寧に処理する。
「すまない……」
「まずはお礼だろ?」
エアルの謝罪にやめろとジエルは言う。
「助かったよ、ありがと」
「……行くぞ」
想像以上に素直にお礼を言ったのでジエルは照れるようにセルロイドの方へ滑り出す。
(なんだぁこれ、形ちげーじゃん)
ジエルは敵の動きを見極めながら、部位ごとにきり裂いて行く。
(私も負けれない……!)
エアルはマイクロポットで檻のようにレーザーを放ち、セルロイドの頭以外全て、バラバラにして落とす。落とした衝撃でレゴリスが点々と舞う。
その時、エアルに激しい頭痛が襲う。
「ああああ!」
猛烈な頭痛で歯を食いしばり、手を強く握る。心臓の鼓動は速さを増していく。
『助けて』
エアルに謎の女性の声が脳内に響く。そして、知らない記憶が次々と流れ出す。
(なんだ……これ……?)
エアルの叫び声に気づいたジエルはこっちへ駆け寄る。
「大丈夫か?エアル」
「ああ、大丈夫……だ」
エアルのあまりにも分かり易すぎる無茶に、ジエルは呆れ、ため息をつく。
「嘘つくな、無理なときは無理って言えバカ」
「私はまだ……いけるのに……」
エアルはあまりの頭痛に意識を失った。
ジエルが運ぼうとするとき、セルロイドに見つかり、戦うしかなかった。
「クソがよぉ!!」
エアルが乗ってる機体を岩陰に隠し、全員を遠いところへおびき寄せる。
クレイス、ドレイブ、ユズナ、ミアと他の第十五部隊の方では──
「至急、エアルとジエルの応答がつかなくなった……!」
クレイスは深刻そうな表情で音声指示で伝える。
「エアル……」
ミアは、いつも連絡が途切れることなんてなかったエアルを、心配そうな表情で祈り続ける。
ユズナも応答がつかないエアルとジエルに心配そうな顔色を示す。
「生きてください……二人共……!」
一方ジエルは──
「クソクソクソクソぉ!きりがねぇな!」
無数のセルロイド、倒しても湧いてくる。エアルはまだ目を覚まさない。ついにジエルは、腕の部分を撃ち込まれてしまう。
「マジかよ、片腕取れたか……!」
エアルの方に察知して向かおうとするものも、瞬間にレーザーで撃退する。
「エアルをやりたけりゃ、俺を殺りたがれ雑魚ども!」
最後まで読んでくださり、光栄でございます★
明日の19時半に第十話公開致しますのでそちらも読んでみてください〜!
それでは次のお話で会いましょう!バイビーの!
作者の一言
読者は神です




