scenario.10 プネウマ
ついに10話突破ということで読んでくださり誠に感謝します✨️✨️今回も最後まで読んでみてください〜☆彡
次々とジエルの方に、セルロイドが向かってくる。
「ははっ、殺意高すぎんだろ」
どれほど片腕が取れても、仲間が倒れてても、一人でも、何も感じなかった。むしろ楽しいまであった。ただおもちゃで遊ぶ子供のように。
「おらぁ!」
気づいたら、もう辺りにセルロイドはいなく破片が地面を覆い尽くすほど転がっていた。
「いなくなっちまったなぁ、憎きセルロイドどもがよぉ」
武器をしまいかけたその時、一本のレーザーが飛んでくる。
「おっと」
すかさず、盾でレーザーを完全に防ぐ。ジエルには慌てる表情はなく、余裕で満ち溢れている。
「あぶねーなぁ、誰だ?」
すると、一機のルナビットが静かに立っている。エアルのものではなく、別のルナビットだった。
「ゲレンデ殺ったやつか」
一つも迷いなく、レーザーアックスを取り出す。
「エアルから聞いたぞ!お前がゼイルか!」
ジエルのレーザーアックスと、ゼイルのレーザーブレードが、それぞれぶつかり合い火花を散らしている。
「そう、僕がゼイル」
その謎の威圧感にジエルは、只者じゃないと察知する。
ゼイルのルナビットは、煙幕で辺りの視界を悪くする。
「くっそ、何も見えねぇ……」
ジエルは前方を警戒するが、いる気配がしない。
「上か」
上から飛び込んでくるゼイルのルナビットを、レーザーアックスで受け止める。
「ははっ、あぶねぇな!」
ゼイルを弾き、胸部を浅く切る。
「へぇ……すごーい、やるじゃん!君!」
ゼイルは、拍手して、称賛を送る。だが、ジエルは気に食わない。
「仕留め損なったとこに、褒めてくんなぁ!」
ジエルは離れて、レーザーガンでゼイルを撃ち込む。だが、それを全て軽く避けてみせる。そして顔に一発殴り飛ばす。
「ぐああ……!」
ジエルは地面を滑るように吹き飛ばされ、岩へ激突した。
「あぶねー胸部がコックピットでよかったぜぇ……」
自分の無事をよかったと安心する。だが、すぐに戦闘態勢に切り替え、横に周って、レーザーアックスで斬ろうとする。
しかし、あっさりと避けられてしまう。あまりにも当たらなくて、ジエルは腹が立ち、ため息をつく。
「でよ〜OnyxOneって知ってるよな〜?」
腹が立ってても、戦闘では冷静のジエルは、ゼイルに情報を聞き込む。
「ああ、もちろん、セルロイドの基地だよ」
「その場所はどこにある?そしてお前は何者だよ?」
その質問に視線を落とし、深く考える。
「プネウマだ」
ジエルはあまりにもわからなかった。手をピクピクし、不満を示す。
「なんだよ、それ」
「人間と少し違う存在かなーまあ、まだ知らなくていいさ」
ジエルの不満に、いたずらのように微笑み言う。
「そろそろ、お話タイムはお開きさ、お前を倒して目的のものを回収する」
ゼイルの機体が再び動き出す。そうして、手を前に伸ばして叫ぶ。
「マイクロパーネット起動!」
マイクロポットのようなものが一斉に宙を舞う。そして、青い格子状のレーザーを放つ。ジエルはマイクロポットとは少し違うと気づいた。
「マイクロポットよりも数が多いし、細けぇな!まるで手足のように動いてやがる。」
格子状のレーザーをすれすれと避けながら接近するが、レーザーに当たってしまう。当たると、当たった足が動かなくなった。
「なんだぁこれ……!」
やがて全ての部位に当たり、モニターの機能以外、全て動かなくなる。
「動け!動け!」
必死にレバーをそれぞれ動かすが反応しない。
「切り刻め」
ゼイルがそう指示すると、マイクロパーネットはコックピットの部屋だけ残し、それ以外をバラバラに切り裂いた。
「そんな……バカな……」
最後まで読んでくださり、ありがとうございます〜!明日の19時半にもscenario.11公開致しますのでそちらも読んでみてください✨️✨️
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では次のお話で会いましょう!




