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scenario.11 最悪な報告

読もうとして頂き、誠にありがとうございます!✨️なんと140pv突破致しました〜!読んでくれた方々、大変感謝します〜今回も最後まで読んでみてください〜

「もう終わりだね、ジエル」

 ゼイルはそう呟き、マイクロパーネットでジエルを囲む。

「なんで俺のコードネーム知ってんだよ!」

 あまりの理不尽の強さとなぜか自分の情報が知られてることに怒りを混ぜた言葉を発した。

「俺はここまでか──」

 その時、ゼイルは視界の端で動く気配を感じ、後ろに振り返りレーザーガンを撃つ。

「なぜバレる……?」

 目が覚め、岩陰から狙っていたエアルだった。ゼイルの放つレーザーガンでエアルの隠れてた岩が割れ、姿を晒す。

 ゼイルの驚異的な視野の広さに、エアルは冷や汗をかき、胸が引き締まる。

「エアルちゃんが、俺を狙ってるなんてバレバレだよ〜?」

「仕留め損なったか……!」

 エアルはゼイルの言葉に悔しさを滲ませ、目を震わせる。

「ところでさーエアルは、プネウマって知ってるかな?」

 ゼイルが淡々と問いかけた。

「知らないな、聞いたことない」

 エアルはまったく聞いたことない単語に戸惑いを見せるが、冷静に答えてみせる。

「そうか、じゃあ憶えててね、エ・ア・ル」

 ゼイルの機体は思い切りエアルの方へと、ビームブレードを構え、突撃してくる。エアルはジエルの球状のコックピットを岩陰に隠して、戦い始める。

「マイクロポット!」

 マイクロポットが起動し、辺りを飛行する。一方ゼイルは。

「マイクロパーネット起動」

 マイクロポットとは少し形が違う自律型飛行兵器だ。正しく、マイクロパーネットは、マイクロポットの完全に上位互換だ。

 だが、リスクもまた大きい。自分の脳内回路でマイクロパーネットを動かすため、頭がオーバーヒートし、最悪死亡する可能性がある。使用者には、40℃以上の熱があるような感覚が襲う。

 それを平然と使えるゼイルは何者なんだろうか?

「マイクロパーネット……!?ゼイルお前なんていう無茶を……やめろ!死ぬぞ!」

 エアルの心配そうな表情を切ない顔色で眺める。

「やっぱ、その性格は変わらないんだね、エアル」

 マイクロパーネットは、一斉にレーザー射撃して攻撃する。だが、エアルはそれに恐れることなくゼイルの方へと進んでいく。エアルはマイクロポットでシールドを展開し、攻撃を全て弾く。

 そして、エアルは自分の周りに、広範囲で煙幕を展開する。

「何を企んでんだぁ?エアルはよぉ……」

 ジエルはあまりにも意味わからないエアルの行動に困惑し、辺りを見渡す。

「煙幕かー……厄介だなー」

 ゼイルも煙幕の恐ろしさを分かりきっていた。煙幕の中では、全然エアルの場所がわからない。すると上斜めからレーザーが飛んでくる。

「上かい?」

 ゼイルは上側にレーザーガンを撃つが、なにも起こらない。すると後ろ斜めにもレーザーが飛んでくる。

「真上……かな?」

 真上にもレーザーガンを撃つが、なにも起こらなかった。するとゼイルは後ろから少しの衝撃を感じた。煙幕が晴れ、後ろを見ると、エアルのレーザーガンの銃口が、ゼイルの機体に当てられていた。

「まさか、マイクロポットでエアルが上にホバリング(空中浮遊)してると見せかけていたのか……」

 エアルの頭脳の良さに称賛を送る。

「撃っていいんだよな……?」

 エアルは確認をする。そこには少しの申し訳なさと、罪悪感があった。

「撃ってちょうだいよ、エアル」

 わかったとエアルは頷き、一発胸部に撃ち込んだ。ゼイルの乗っていた機体は爆発し、粉々になった。そして爆発音は闇夜の宇宙に溶け込んでいった。

「倒せたのか……?」

 勝利の達成感は、罪悪感にかき消されていた。なかなか喜べなかった。エアルはすぐにクレイスに連絡をつなげる。

「こちらエアル、生存しています、繋げられなくて申し訳ない……」

 するとすぐにクレイスからつながり、エアルは安心するが、クレイスから出た声は慌てており、絶望さえ感じる声だった。

「よかった!、エアルとジエルは無事なんだな?」

「ああ」

 だが、エアルの耳にはクレイスがガサゴソしている音が聞こえる。

「どうした、クレイス、何かガサゴソしているな」

「大変だ……!ミアがセルロイドの奇襲を受けて、致命傷を負った!胸部をレーザーガンで貫かれて、意識がない……!」

 あまりにも唐突な絶望の報告に放心状態になる。目から涙がボロボロ流れる。

「そんな……!ミア……」

 すぐにクレイスの冷静な指示が飛び交う。

「ミアをクレセントの緊急治療室へ運ぶ、だからそちらへ向かってくれ、ジエルとエアルは、セルロイドの処理は俺らがする……!」

 エアルとジエルは了解と頷く。だが、親友の死を見るかもしれない。それが怖くて怖くて、正直行きたくなかった。そこにジエルが呟いた。

「ミアがいつでも目が覚めてもいいように行くぞぉ」

「わかった、行こう……」

 そうしてジエルとエアル2人は、戦闘を離脱し、緊急治療室へ向かうのだった。


最後まで読んで頂き、大変光栄でございます✨️✨️明日もscenario.12を公開しますのでお楽しみください〜!

作者の一言

感謝!

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