scenario.7 時間稼ぎ
いつも読んでくださって、ありがとうございます✨️✨️今回は、記念すべきラッキーセブンですね〜!皆さんに何かいいことが起こりますように〜ぜひ最後まで読んでみてください✨️✨️
(あれ……私何で……?)
溢れる涙を手で必死に隠す。だが、隠しきれないほど、大粒の涙だった。このアクセサリーショップにはドレイブとミアはおらず、二手に分かれていた。
エアルは泣いてるユズナに焦って、辺りをキョロキョロ見回す。
「ごめん……なんか悪いことしたか?」
「そういうわけじゃ……ないんです」
エアルの配慮にユズナは悪くないと言い切る。
「エアル先輩にようやく会えて、ようやく友達になれたんです……」
「ようやく会えた?」
ユズナの言葉にエアルは疑問を浮かべる。エアルはユズナのことを救ったことを知らなかったからだ。
「エアル先輩が──」
そう言いかけたとき、ドレイブとミアがこちらへ合流してきた。
「エアル、ユズナ、買い物は終わったか〜?」
ドレイブが確認する。だが、ドレイブにとってすごい情報量が多かった。
泣いてるユズナ、オパールのネックレスをしてるエアル。
「お前……ユズナに何したんだーー!」
「私は別に何もしてないぞ!」
追っかけ回してるドレイブとエアルを見て、ミアはため息をついて微笑む。そして、ユズナの頭をポンと撫でる。ミアはユズナの努力を知っていたからだ。
「よかったじゃん、ユズナ」
「……はい!」
涙ながらも笑顔で頷いた。頷いたことを確認し、ミアは、二人に呼びかける。
「私お腹ペコペコ〜昼メシ食べよー」
「はーい」
ミア以外の三人が頷く。そうして、ショッピングモール内を歩き始める。
「どこ行くのか?」
「うーん、カフェとかどうかな?」
エアルの疑問に、すぐミアが答えた。
「カフェですか!いいですね!」
「賛成〜」
ドレイブとユズナも賛成の意見を示した。そうして、ショッピングモール内の人気カフェ『StrawberryCream』という店に行くこととなった。
「死ぬ前に一度は行ってみたかったんだよね〜」
ミアがぽつりと、独り言のように呟いた。
「死ぬ前……に?」
エアルがピクリと反応して、問いかける。ミアは少し切ない声で答えた。
「あたしら、いつセルロイドに殺されるか分かんないでしょ?だから……だからさ、こういうのも今のうちに済ませておきたいんだ」
エアルは一瞬だけ、悲しそうな目でミアを見つめた。
「何で死ぬ前提なのさ、終わらせてやるとかさ、思わないの……?」
エアルは、優しくミアに言葉を紡ぐ。だが、答えは変わらなかった。
「だって……この戦いは60年も続いてるんだよ?60年もだよ?終わらせてやるなんてバカバカしいよ。所詮私たちは、地球の人が幸せに暮らすための、時間稼ぎにすぎないんだからさ」
エアルはミアの胸グラを掴んだ。その前にドレイブはユズナの目を手で隠した。
「時間稼ぎだと……?」
そんな考えを認めたら、ゲレンデの死まで"時間稼ぎ"になってしまう。そんなことなんて許されない。
「……」
ミアは黙り込む。
ミアは、自分の言葉がエアルを深く傷つけたことに気づいた。
「……ごめん、1番思っちゃいけないことだよね……ホントごめん」
エアルは掴むのをやめる。手の力が抜け、腕が力なく下がった。
「私の方もごめん……少しカッとなってしまった、すまない……」
ドレイブは安堵のため息をつき、肩を落とす。
「休息のときにケンカなんてごめんだよホント」
「ごめん……」
ミアとエアルが同時に謝る。ユズナが何があったか、わかんなかったため、問いかける。
「ケンカ?」
ドレイブは、焦って話をそらす。
「えーと、ああ!パフェのメニューどうするのかい?ユズナはさー?」
「ん〜私は、わかんないですぅ!」
ドレイブとユズナがパフェの話で盛り上がっている。
「やっぱ第二部隊面白い人多いよね」
「ふふっ、そうね」
エアルの呟きにミアは微笑む。まるでさっきのやり取りがなかったかのように。すると、エアルのところに一つの音声通信が入る。
(任務……?)
最後まで読んでくださり、誠に感謝します!!
明日も同じ時間に第8話更新致しますのでぜひ応援よろしくお願いします〜☆彡
それではまた次のお話で〜!




