scenario.49 生きるという温かさ
皆様今日もお疲れ様でございます✨️疲れた中、自分の作品を読んでもらって光栄でございます!ぜひ応援よろしくお願いします!
お詫び
scenario.48にタイトルをつけ忘れてしまいました、、申し訳ありません!治しておきました!
「ドレイブがね……嘘ついたの……爆撃が周りを飛び交い、四足歩行型のセルロイドにも追われてたんだ」
シオンは、今にも途切れそうな声で嘆いた。
それでも続けて話す。
「追いかける前にOnyxOneの情報を私とドレイブは持ってたんだ」
クレイスは少し間を空けて、喋り出す。
「その情報が失われることを恐れ、ドレイブはシオンを逃がした……というわけか」
シオンはコクリと頷く。
「ドレイブはエアルの方に合流するって言ったんだよ!」
シオンの敬語が崩れるほど嫌だったのだろうと、クレイスは理解する。
まだ入ったばかりの新人に、こんな辛い体験をさせたら、そりゃあこうなるに決まってる。
(早く終わらせねぇとな……)
すると、張り詰めた空気を吹き飛ばすように、レイリアが手をパチンと叩く。
「もう終わる。何十年も続いた戦が終焉を迎えようとしているんじゃ!歩める道が開かれたなら、そこに進むのみじゃろ!わしが直接力になれる立場ではないんじゃがな……」
「そうだよね、ここで落ち込んだら、OnyxOneなんて夢のまた夢だよ。私たちが勝利を収めて、死んでしまったムーンライターたちの未来を紡ごうよ」
レイリアのやる気の満ちた言葉にミアも決意を新たにする。
「確かにな、終わらせねーとな!」
「そうですよね。終わらせなければムーンライターである僕たちは忘れ去られてしまう」
アルファとクレイスも、再び前を向き始める。
「……」
シオンは先程のこともあり、皆に置いてかれたような気分だった。
「シオン、一緒にムーンライター……いや、同じ少女として、歩もう。今世紀最悪の戦いは終わろうとしているのだから。」
エアルは、自信に満ちていた。いつかは終わる。いつかは尽きる。
「……はい……エアル先輩……!」
シオンは震える声で、囁く。
「今日は、地下の駐車場で見つからないよう、過ごすぞ!明日に備えろー」
クレイスは次の指示を出す。ここに残っている皆は元気な返事をした。
まるで命の灯火が煌めいているようだった。最悪な運命。一筋見える希望。
地下駐車場──
「ルナビットでも入るんだな……想像以上に広いな」
エアルは、地球の建物一つ一つに感動している。
「ホント広いねー!ここ、全然狭くないや」
「ここが地球の都心部だから広いのではないでしょうか?」
エアルに続くように、ミアとアルファは会話する。
「アルファの言うとおりだと思うぜー」
クレイスは感心した表情で呟いた。クレイスの声が建物へと反射している。
しばらくして──
「よっこらしょ〜!」
クレイスはDeltaからスタッと降りる。
「降ろしてーー……」
レイリアは高いところが苦手で、登ると絶対に降りれなくなるのだ。
「しゃあねぇなーほらよっ」
クレイスはレイリアに下から手を差し出し、抱っこして降ろす。
「ありがとー……」
レイリアは赤面しながら、袖で頬を隠し、そっぽを向いた。
「ああいうのでいいんだよ」
「そうよねー」
エアルとミア、うんうんと納得していた。
「一回、円囲んで座れー」
「はーーい!」
クレイスの指示に再び元気よく第二部隊は返事する。
夜ご飯だ。夜ご飯は、あらかじめ積んでおいた保存食だ。
「あーあ、ミアの料理がよかったなー」
「それはそうだね」
ミアの絶品料理が大好きなエアルとクレイスは、不満を示す。
「あはは、作る材料も器具もないからねー作れないよー保存食で我慢して〜」
「シュン……」
エアルとクレイスはしょぼしょぼに尽きる。
今回第二部隊が食べる保存食は、カレーライス。
紐を引っ張ると自動で熱くなる便利な携帯保存食だ。
「いただきまーす!」
第二部隊は一斉に手を合わせて挨拶する。そうして、全員カレーの個装にについている紐を引っ張り、加熱する。
場にいる第二部隊はカレーを食べ始める。誰もしゃべらずに黙々と食べる。
体に染み渡る温もり。生きているんだと実感する味。全てが美しいと思える。
シオンは無意識に、声を漏らす。
「……おいしい」
下まで読んでくださりありがとうございます!明日はいつも通り19時半に公開致します!お楽しみください〜!
作者の一言
もう10月!?




