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47/54

scenario.47 黎明に消える

皆様今日もお疲れ様でございます!今日はscenario.47でございます!ぜひ下まで読んでみてください

「嫌な音がする……」

 クレイスは焦った表情を浮かべ、手を震わせていた。

「嫌な音?爆撃で聞こえないんじゃが……」

 レイリアは、気のせいと言うが、クレイスには鬱陶しいほど耳に差し込む音だった。

「ああ、レクターを殺し、レイリアも追いかけたあの音だよ……!」

 四足歩行型のセルロイドは、ムーンライターが隠れていることを察知し、息を潜めたルナビットを探している。

『自爆する四足歩行型のセルロイドが、俺らを追跡してる……気をつけろ』

 クレイスは、音声通信で皆に指示をする。だが、息を潜めているため、返事は誰からも聞こえなかった。

(恐ろしい……そんなセルロイドが……)

 シオンはなんとか隠れられており、見つかってはいない。

 聞こえるのは、悲鳴と爆撃音だけだ。

(生きて帰ってこれるかな……)

 近くにはドレイブが隠れている。

(一人じゃなくてよかったぜ……合流できた……クレイスの指示もあったし、しばらく出られそうにないな……)

 するとその時、空には虹色の光が広がり始める。

(あぶり出し……ですね)

 隙間からアルファは、四足歩行型のセルロイドを覗いていたが、そのセルロイドが一斉にアルファの方へと向き直る。

 そして向かってくる。

「まずい……!」

 アルファにおよそ5機の四足歩行型のセルロイドが襲いかかる。

 一方、シオンとドレイブは──

『空にデータストーム発生!隠れるのではなく、逃げるという選択肢を取れ!』

 クレイスの指示でドレイブとシオンは動き出すと決意する。

「行くぞ、シオン」

「わかりましたわ」

 マップを見て、クレイスの方へと合流する。

 OnyxOneが近い。ドレイブはルナビットを操縦しながら、観察する。

 多足歩行型。

 たくさんの砲撃武装。

 上にセルロイド。

 上に突起、青い光を集めている。

「シオン!どうやらOnyxOneは背中の突起で粒子らしきものを吸ってるように見える!あの青い光だ!」

 ドレイブの気付きに、シオンは目を細めて突起を観察する。

「ホントですね……!あれは確かに粒子です!データストームで繋がらないため、直接伝えましょうか」

 そう進んでいると、OnyxOneに乗っている爆撃型のセルロイドは、進行する二人を認識し、大量の爆撃を放つ。

「マジか……爆撃……隠れなけれ──」

 ドレイブは気づく。

 このまま二人共隠れれば、データストームにより、位置が特定されて二人共全滅。情報を伝えられなくなると。

「シオン!お前は情報を伝えてくれ、だから早くクレイスの方へ……!」 

 シオンは、納得いかない顔で言う。

「ドレイブはどうなるんですか!?死ぬなんて言わないでくださいよ!」

 ドレイブはははっと微笑んだ。

(恐らく、ずっとこいつは納得してくれないんだろうな……)

 ドレイブは再び口を開く。

「俺は遠いエアルの方へと合流する、だからクレイスの方へと行ってくれ……!お願いだ……シオン、」

 シオンは深く考え込み、言った。

「わかりました……絶対に生きてくださいね……?」

 そう言い、シオンの乗っているルナビットはクレイスの方へと向かった。

 ドレイブはひたすら遠くなる背中を見つめるしかなかった。

 ドレイブは場に一人になった。

 本当は、エアルのところへ行くつもりなどなかった。合流するつもりもない。

 四足歩行型のセルロイドが、ドレイブの方へと向かってくる。

 ドレイブは、四足歩行型のセルロイドから逃げようとするが、爆撃による衝撃で、吹き飛ばされる。

「かはっ……!」

 ドレイブのルナビットは横転し、立ち上がることができなくなった。

 じわじわと四足歩行型のセルロイドが近づいてくる。嫌な音を鳴らせながら。

 四足歩行型のセルロイドはドレイブのルナビットに引っ付く。

「……」

 ドレイブは、ユズナのネックレスを手に握り、目を瞑る。

 ピッ

 ピッ

 ピッ

 まだやりたいことが残ってたのに。

 ものすごい衝撃とともに、ルナビットは爆発した。

 だが、その爆発音も爆撃という轟音により、気づかれることはなかった。

 炎上するルナビット。その機体から伸びた手には、ユズナのネックレスが握られていた。

 

 

 


 

下まで読んでくださり光栄でございます!ついにもう少しでscenario.50ですね!明日もいつも通り19時半に公開させて頂きます✨️お楽しみください〜!


作者の一言


最近寒くない〜?

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