scenario.43 蠢く欠片
読もうして頂き、ありがとございます✨️今回はscenario.43果たしてムーンライターたちに待ち受けるものとは──!?最終話(54)まで応援よろしくお願いします!
宇宙船は、凄まじい速度で宇宙を進んでいた。
隕石にぶつかることなく、地球へと向かっていく。
それから20日が経った──
「……そろそろ着くぞ」
レイリアがようやくと言わんばかりに声を漏らす。
「んあー、ようやくか」
クレイスがDeltaのコックピット内で伸びをする。
その時、宇宙船が大きく揺れる。
「……なんだ?」
エアルは辺りをキョロキョロと見渡す。
「すまない、大気圏に突入したから大きく揺れる。注意してほしいんじゃ」
「爆発しねーか?大丈夫か?」
レイリアの警告に、ドレイブは激しく不安そうな表情を浮かべる。
「今んとこ大丈夫じゃ!心配するな」
「そんなこと言われましても……」
レイリアは、自信満々に操作をする一方でドレイブは逆に心配が勝っていた。
すると、ハッチの隙間から地球の地面と海が見える。
だが、レクターが言っていた背景とはまるで違い、燃えているような景色だった。
地球の各所にオレンジ色の光が見える。恐らくセルロイドによる戦火だろう。
「……空が燃えている」
エアルは、ハッチから見える景色に圧倒され、思っていたことが声に漏れる。
「まもなく着陸する!しっかり掴まれい!」
レイリアがブレーキのレバーを引くと大きな揺れがルナビットに襲う。
宇宙船は、ブレーキをかけて速度が落ちていく。そして東京にある空港に着陸した。
「ついたぞ、地球じゃ!」
そうしてレイリアは、クレイスのDeltaに乗り込み、第二部隊は地球へと踏み出した。
その時すぐに数機のセルロイドがルナビットを視認し、レーザーガンを撃ってくる。
「……後ろいる!」
エアルは盾を取り出し、粒子による大型シールドを展開する。
盾を構えていても、セルロイドは容赦なくレーザーガンを連射する。
「くそ!シールド割れる……!」
エアルは、渋々盾を一度しまい、近くのコンテナに身を潜める。
それぞれ別のコンテナに隠れている。
ミアは、コンテナから頭を出して、第二部隊を探索しているセルロイドを一体撃ち抜く。
(いける……!)
すると後ろから近距離特化のセルロイドがミアのことを斬りかかる。
唐突で何もできない。辺りの皆はコンテナで隠れているため、誰も気付かない。
(なんで……)
悔しさで歯を食いしばる。その時、セルロイドの首にレーザーガンが飛んでくる。
そしてそれが、首を貫く。
「……死ぬんじゃない、気をつけろ千奈」
エアルだった。
ミアは心拍数が上昇し、息切れして、手足の震えが止まらなくなる。
「くそ、ドーパミン過剰か……」
ミアは、フワフワした感覚に冷や汗が出てくる。
ミアがそう考えている内に、エアルは、華麗にレーザーガンを避け、マイクロポットで一斉射撃する。
数機ほどのセルロイドはエアルにより、全機倒した。
「すまねえ……戦えなかった」
クレイスが謝罪する。エアルは淡々と言葉を紡ぐ。
「大丈夫だ、たった数機なのだからな。いいウォーミングアップになった」
「OnyxOneはまだ全然遠いですね……」
シオンは不安な表情を思い浮かべ、遠くに見えるOnyxOneを見つめる。
クレイスはそれにピクリと反応し、励ます。
「何言ってるんだ〜俺らは月から来たんだぜ〜?だったら、あっという間だよ」
そう言いながら、全員移動していると、未知のセルロイドがこちらへ向かってくる。
見た目は小さな機械のかけらのような雰囲気。
それが何十もの漂っている。
「なんだこれ……」
ドレイブが絶望した表情を浮かべる。その欠片型のセルロイドは、第二部隊の位置を把握しているようだった。
すると、小さい欠片型のセルロイドがマイクロポットのように、一斉にレーザーを撃ち出した。
「逃げろぉ!」
クレイスが叫ぶが、あまりにも多い個数に逃げる場所などなかった。
その時、アルファは恐ろしいことに気づいてしまった。
「空が黒いのって……」
空は黒色で満たされている。そして空が少し蠢いていた。
今日も読んで頂きありがとございます✨️明日もいつも通り19時半に公開致します!お楽しみください〜
作者の一言
4Dxって最高✨️




