scenario.4 違和感
読もうとしていただき、ありがとうございます✨️!記念すべき、4話目でございます!ぜひぜひ!最後まで読んでください〜
「……知らない……のか?」
エアルは確認するように問いかける。
すると、ゼイルからはこんな回答が返ってくる。
「ムーンライターってのは知らないな」
人間なのか、それとも、人間じゃないのかもわからない。ゼイルは先ほど戸惑っていたエアルを思い出し、教える。
「知りたい……?」
エアルはそれにコクリと頷く。
「いい子だねぇー、どうせ来るから教えてあげるよ、セルロイドの根城さ」
「セルロイドの根城だと……?場所はどこなんだ!」
ゼイルの衝撃的な告知がエアルの耳に刺さる。エアルは細かく場所を聞こうとする。
だが、ノイズが走り、ゼイルの姿は粒子となって消えてしまった。そのとき、消える際に空耳かと思うぐらい、かすかになにかが、聞こえた。
「エアル、こっちへおいでよ」
しばらくすると、クレイスたちの声が聞こえる。
「おーい!エアル〜どこいったー!」
エアルはクレイスの必死な叫びに気が付き、自分の機体に乗り込み始めた。
10分後──
無事に三人と合流することができた。
「心配させんなよ」
「焦らすんじゃねーよ」
クレイスとドレイブがエアルに、説教交じりの言葉で言った。アルファが相手のルナビットのことが気になり、質問する。
「あの機体には誰が乗ってたの?」
「ゼイルというものが乗っていたが、電子体だった。最後は『こっちにおいでよエアル』と言っていたな」
エアルは答える。だが、その答えにクレイスは、違和感を覚えた。
「エアル、そいつに自己紹介したか?」
「いや、特には」
エアルには、その違和感が分からなかった。クレイスはゼイルとエアルどっちか関係があると推測した。
「そいつが来た場所が、OnyxOne……だって」
「OnyxOneってのは?」
エアルの言うことに、ドレイブが質問する。するとエアルは言われたことを正直に打ち明ける。
「セルロイドの根城なんだって」
しばらく衝撃で、沈黙が流れる。聞こえるのは、月面を駆け抜ける機械音だけだった。最初に喋りだしたのはアルファだった。
「セルロイドの根城だって……?そんなものが……」
「場所は分かるのか?」
アルファに続いてクレイスが質問を問いかけた。
「そろそろ、宇宙船が迎えに来る──」
言いかけたその時、エアルの目にうっすらと映り込む。間違いない。セルロイドだ。だが、セルロイド反応はない。指示も来ない。数はだいたい五、六体ほどだ。
「セルロイドだ、戦闘体勢に入れ」
エアルは全員に指示する。それにみんなは動揺を隠せない。
「セルロイド!?反応もないはずですが……」
とアルファが言い、武器を構える。
「まだ気づかれてないから、不意打ちと行こうか。一機ずつ頼む、私は2機やる」
そう言ってエアルは砂塵が舞うほど跳躍し、1機目のセルロイドの頭に飛び移る。そして頭をビームブレードで、くりぬいて一機目を撃破。エアルの死角から2機目のセルロイドがビームソードで、斬ろうとする。
「……!」
エアルは反射で目を瞑る。恐る恐る、目を開けると、クレイスが盾でビームソードを完全に防いでいた。
「エアルってば……一人で行くんじゃあ、ねーよ!」
クレイスの機体は、2機目のセルロイドの斬撃を盾で弾き、クレイス側が、ビームソードで胸部を貫通させる。
アルファは撤退しようとする、セルロイドを後ろから撃ち抜き、3機目を撃破する。
「これでやったか?」
「後ろ!まだやれてないぞ!」
ドレイブが叫んで、警告する。アルファの油断は、セルロイドにとって絶好のチャンスである。後ろからレーザーガンで撃ち込む。その銃撃で足の部分をかすめるが、そのままアルファのレーザーガンで、両方共胸部を貫通した。同時に2機を倒すことができた。
「あと一体足りない──!?」
エアルは機数をしっかり確認していたため、それに気づくことができた。
だが、その内に音声指示が流れる。
『船が向かいきた。直ちに帰還せよ』
その、機数が足りないと気づいたのはエアルだけだったが、言える瞬間がなかった。そのまま船に乗り込み、基地に戻る。
「まずいなこれは」
不安が胸に降り積もる。最悪なパターンを次々と想像してしまい、冷や汗をかく。不安になりながら、自分の月面基地に戻る。そこにはたくさんの待っていた人がいたが、それを無視して、基地内の廊下を一人で歩いていた。
すると、後ろから足音が聞こえた。
「どうした?エアル」
真っ先にエアルの異変に気づいたのは、クレイスだった。何度も息で詰まる喉をつっかえながら、打ち明ける。
「あのね──」
最後まで読んでくださり、大変嬉しいです✨️✨️
次の第5話も、明日の18時から20時に更新させていただきますので、応援よろしくお願いします!!
続き、読みたいなと思った方、評価ポイントもよかったら、よろしくお願い致します〜✨️
では、次のお話で会いましょう〜✨️✨️




