scenario.33 沈黙が包みし月面
皆様今日も読もうとして頂き、ありがとうございます✨️休日、楽しんでますかー?
今日もムーンライター!ぜひ最後まで読んでみてください〜
エアルは、マイクロパーネットをオンにする。すると徐々に、心拍数があがり、息切れをしてくる。
(これを応用するしか、早く終わらせる手段は……ない!)
マイクロパーネットから、次々とレーザーが放たれる。
『あまり、使いすぎない方がいいかと……』
ハーベスは警告するが、集中しており聞いていないようだった。
マイクロパーネットのレーザーで敵の隊列が乱れた隙に、エアルがレーザーブレードで、胸部を輪切りにする。
「ミア!予備のレーザーブレード補充してくれ!」
そう言ったのは、クレイス。レーザーブレードが、壊れてしまったのだ。
「了解です!」
ミアが向かおうとしたその時、セルロイドが一斉射撃を始めた。
(一斉射撃!?これはまずいんじゃあ……)
アルファはそう気づき思い切り、叫び、撤退を呼びかける。
「一斉射撃です!危ないですから、下がってください!」
ほとんどのメンバーは、アルファの叫び声に気づいたが、エアルがマイクロパーネットの代償により、聞こえていなかった。
段々と一斉射撃が早まっていく。隙間があまり見えないほどの、弾幕だった。
「エアル〜!!下がって!」
ミアは今までにないような音量で叫ぶ。だが、エアルには聞こえていなかった。
(私がやらなければ)
そのことにだけに集中していた。弾幕が迫っていることには気づいていた。
だが、マイクロパーネットの影響で、判断能力が鈍っていた。
(エアルのやつ、マイクロパーネットなんかしてよー仕方ねえなー)
クレイスは迷わず、弾幕の中に飛び出す。
「クレイスさん!?」
シオンは止めようとするが、唐突だったので反応ができなかった。
弾幕を紙一重で避けながら、エアルの機体へ近づく。
(エアルの応答がない、意識を失った可能性があるな……)
クレイスはそう感じながらも、レーザーガンで、数機を撃破する。弾幕をなんとか、盾で防ぎ切ることができた。
「クレイス!大丈夫!?」
ミアは、心配の声色をしている。
「ああ、大丈夫だ」
クレイスは引き締まった表情で、エアルの機体をチェーンで繋ぎ、運ぼうとする。
「ジエル!俺の援護頼めるか?」
クレイスのお願いをジエルは、快く受け入れる。
「いいぜぇ、任せろ」
容赦なく放たれる、弾幕攻撃になかなか第二部隊は苦戦していた。
だが、誰も死なずにエアルを皆のいる岩陰に連れて行くことができた。
「全く、クレイスのやつ……心配させやがって……」
ドレイブは、安堵したように顔を緩める。前の悲劇もそうだったからだ。
しかし、この弾幕攻撃をどうにかできる手段は何一つもなかった。
下手に出れば岩陰ごと撃ち抜かれ、隠れる場所を失ってしまう。
セルロイドは探ろうとせず、ただ出てきた瞬間を待ち構えていた。
(こりゃあ、まずいなぁ)
ジエルは、岩陰の左に煙幕を展開する。そして、ジエルは右に飛び出す。
「かかってきやがれ、」
弾幕を軽々と避ける。その時、後ろに狙われている気配を感じた。
後ろを振り返ると、宙に浮いた岩岩にしがみついている、遠距離型のセルロイドが数機いた。
「は……?」
レーザーガンが、ジエルの機体の胸部を貫く。
そして、静かに倒れた。
レゴリスが舞う。
しばらく、戦場に沈黙が訪れる。最初に声を出したのは、ドレイブだった。
「ジエルーーー!そんな……」
第二部隊は、岩陰から静かに倒れゆくジエルの機体を見ることしかできなかった。
「嘘だろ……」
クレイスの顔には、絶望の色が浮かんでいた。
そこにレクターが呟いた。
「死んでいるか分からない状態を、勝手に死んだことにしたらダメじゃないんですか?」
絶望的な雰囲気をぶち壊すような発言に、ミアは言った。
「そうだよね……わからないよね」
その時、通信で、電子音が何回も響き始める。
『・・・ーーー・・・』
アルファは、すぐに気がついてしまった。
「モールス信号……!?」
それはクレセントからの通信。そして、その意味とはSOSという意味だった。
最後まで読んでくださりありがとうございます✨️明日も19時半に次のscenario公開致します!!お楽しみください〜
作者の一言
月曜くるなー




