scenario.29 変えられないもの
読んでくださり大変ありがとうございます✨️あと1話で30話!支えてくださりありがとうございます……!
ぜひ今日も最後まで読んでください〜
「自己紹介しろ〜」
クレイスが指示すると、少年少女たちは自己紹介を始める。
「コードネームで、レクターっていいます、よろしくお願いします」
真面目な雰囲気の少年で、険しい表情をしていて、警戒しているようだった。
「なんか趣味とかあるの〜?レクター君〜」
すると、レクタはクレイスを睨みつけるような様子で、ボソリと、呟く。
「バカでしょうか……?趣味とか聞いたら死んだときつらいのはあなたでしょう?」
クレイスは、手をにぎにぎと握り、苛立ちを示す。
「カッチーーーン!つらくねーわ!!お前はどこから来たんだよ?」
それを聞いたレクターは、部屋の窓にうっすらと映る地球を指さす。
「地球からきた」
「!!」
全員が大きく驚きの表情を浮かべる。わざわざ、地球から月面に来るとは。
第二部隊のほとんどは月で生まれているため、地球を見たことなかった。
第二部隊の皆が興味を示すが、そこにクレイスが、手を叩き区切る。
「後の2人も自己紹介させてあげて〜」
クレイスの区切りに続くようにもう一人が自己紹介する。
「コードネームで、シオンって言います〜趣味はガーデニングですーよろしくお願いしますー」
上品な容姿で、仕草もまるでお姫様のように丁寧だった。金髪の長い髪型が照明の光で煌めいていた。
シオンの自己紹介を終えたすぐに最後の一人が自己紹介する。
「コードネームでアルファっていいます……よろしくお願いします……」
頬をカリカリとしながら、恥ずかしそうに言った。エアルはハッとし、アルファの方を見つめる。
「お前あったことあるよな?」
アルファは頷き、エアルの方を見て言った。
「お久しぶりです、エアルさん、クレイスさん、ドレイブさん」
ゲレンデが死んだ任務で同行していた、第十五部隊のムーンライターだった。あの任務から、ここまで上り詰めてきたのか。
「久しぶりだな〜!アルファ」
クレイスは、アルファの肩をぽんと叩き、懐かしそうな顔色を示す。
「エアルとかクレイスとかってアルファさんのこと知ってるの?」
ミアがどこで知り合ったのか気になり、問いかける。
エアルは微笑み、答える。
「任務で会ったことがある」
ジエルは興味深そうに、アルファを観察する。
「こんなガリガリが、ルナビットを操作できんのかぁ?」
ジエルが発した無礼な発言に、クレイスはジエルの頭をチョップし、叱る。
「失礼だろ、バカ!」
「いてっ」
その後に、クレイスは手を叩き提案する。
「せっかく新しい人来たから特訓しようぜ!実力が見たいんだ〜」
エアルたち第二部隊は、嫌がっている顔をするが、新人三人組は嬉しそうだった。
「別にいいですよ」
「ちょうどいいわねー」
「待ってました!」
レクター、シオン、アルファは、嫌がる様子なくクレイスについていく。
「こいつらいい子すぎだろ!ほら、第二部隊見習えよ〜」
新人以外は、そっぽを向き、嫌そうな素振りを見せる。クレイスは呆れて、肩を落とし、苦笑いする。
仮想空間──
「今回は、三人vsエアルをやってもらうよ!!」
クレイスはそう言うが、エアルは、死んだ魚のような表情をしていた。口からはプシューと魂が抜けるようだった。
「クレイスがやれよ……」
エアルは呆れて言うが、クレイスの明るく、元気な声に負けてしまう。
「エアルが一番強いからな!」
「なんでだよ……」
エアルは自信ない様子で機体に乗り始める。
(チョロいな、エアル)
珍しく全員の考えていることが、以心伝心する。エアルは、結構チョロいのだ。
エアルは、密かに用意している兵器があった。それを試すチャンスだった。
(行くぞ、Scream)
エアルの専用機体Screamは、仮想空間で、出動する。
最後まで読んでくださり光栄でございます✨️
次の話は明日の19時半に公開しますのでお楽しみください〜!
作者の一言
最近気温差ヤバくない?




