scenario.27 無念を果たしに
読もうとして頂き、ありがとうございます!今日も皆さんお疲れ様です〜!
ぜひ今日も軽い気持ちで最後まで読んでみてください〜✨️
機体倉庫──
エアルはScreamの頭部に乗り、汚れた部分を磨く。Screamに語りかけるように、独り言を呟く。
「まもなく戦いが近い、頼んだぞ相棒」
数十分ほど、エアルはScreamの汚れを落とし、ピカピカにする。
「ふう〜、前から汚れがあって気になってたんだよな〜。取れてよかった」
機体倉庫の電気を消し、エアルは場を後にした。
──第二部隊の部屋
エアルは、時間を持て余したため、退屈そうに、椅子に座り込む。机に肘をつき、何かを考えている。
(恐らく、明日の戦闘は、前回みたいに雨のような爆撃がくるだろう)
目を瞑り、これをされたらどうするかなどの、対処法を考えている。すると、誰かが肩を優しく叩く。
「誰だ?」
少しずつ振り返ると、後ろには誰もいない。かと思ったら、椅子の下にクレイスがいた。
「クソー!バレたー!」
エアルはクスッと笑い、淡々と喋る。
「身長が高いと、こういうのバレるよ」
クレイスは悔しそうに顔を歪め、去ろうとしたとき、エアルは気になることを思い出し、クレイスに問いかける。
「ドレイブは……大丈夫か?あまりしゃべれていなさそうだが」
「大丈夫だよ、ジエルと楽しそうにやってるぜ〜?ユズナのことについて、時々は喋るがな」
安心して、エアルはため息をつく。落ち込んでいるドレイブに慣れていないため、心配だったからだ。
だが、ドレイブには渡したいものも渡せたし、考え方を変えるきっかけも与えられた。
翌日の早朝、月面──
「作戦実行するぞ!」
第二部隊は月面を滑り、移動する。移動しているとこには、レゴリスが舞い、そのレゴリスがきらきらと輝いていた。
「おけ〜、皆、絶対生きろよ〜?」
クレイスの呼びかけに、元気な返事が返ってくる。皆は、やる気満々のようだ。
しばらくすると、近距離特化のセルロイドが数十機ほど、我々のルナビットを認識し、攻撃体勢へと移る。
「遊撃せよ」
エアルの指示に、第二部隊のルナビットが一斉に攻撃する。
ジエルは、ビームアックスを取り出し、セルロイドを次々ときり裂いていく。
「武器補充のミアがいるが、武器は温存したほうがいいからなー?」
そう言ってドレイブは、前線にいるジエルの、死角の位置にいるセルロイドを百発百中で、安定した立ち回りを見せながら撃ち抜く。
「当たりめぇだろぉ!」
レーザーアックスの薙ぎ払いで、セルロイドの胴部を切断する。
すると、横から何個ものレーザーがジエルに飛んでくる。
「ジエル、危ない!」
エアルは自分の盾で、レーザーを弾き返し、ジエルを守る。だが、盾に少し、亀裂が入る。
「なるほどぉ?セルロイドも不意打ち作戦考えてるわけだぁ!全員クレーターの中に隠れろ!」
エアルや、ジエルなどの第二部隊は、一斉にクレーターに隠れる。
「エアル、盾の予備あるよ〜?」
ミアのルナビットには、武器よりも、味方の予備の武器が積んであるのだ。エアルは微笑み、盾をそっと受け取る。
「ありがとう、ミア」
エアルは、そう言いながら、クレーターに顔を覗かせた遠距離特化のセルロイドの頭をレーザーガンで撃ち抜く。
その時、クレイスは大きい円形の煙幕を展開し、次の指示を出す。
「煙幕で、クレーター出よう!遠距離のセルロイドにクレーターにまだいると撹乱させて、一斉攻撃だ!」
「了解!」
全員が頷き、煙幕の中を移動する。そして、早々にジエルは前に行き、数体の遠距離特化のセルロイドを撃破していた。
「早いな……」
ジエルのあまりのも、早い処理能力にエアルも少し引いてしまっていた。
そう言っているときには、既に月面の下には、大量の機械のパーツが転がっていた。
(こいつらも人なのか……?)
エアルは、ハーベスの言われたことを思い出し、罪悪感が体に駆け巡る。だが、敵ならば仕方ないと、自分で言い聞かせ、エアルもセルロイドを数体撃破した。
(危なかったな……)
エアルは、安心でため息をし、肩を落とす。
その時、レゴリスが積み重なった斜面の上から、圧巻の光景が目に飛び込んでくる。
近距離特化のセルロイドが豆粒と思えるくらいの数。後ろには、巨大な突起があるセルロイドが線状に並んでいる。
「あれやるのやばくね〜?」
「やれるかな……?」
「やばいだろ」
クレイス、ミア、ドレイブはその数に圧巻され、自信が徐々になくなっていく。だが、エアルとジエルは、怯えることはなかった。
その時、後ろの線状に並んでいるセルロイドから、何かが放たれる。宙には弾道を描き、こちらへ飛んでくる。宙を走る弾道が数百本も見えた。
爆撃だ。
「俺らのこと見えんのかよぉ!」
エアルは冷静に作戦を実行し、指示を伝える。
「想定内だ、作戦通りの、配置図Aへ移動せよ」
最後まで読んでくださり、ありがとうございます✨️どうでしたでしょうか〜?明日の19時半に次のscenario公開致しますので、お楽しみください〜




