scenario.26 セルロイドとは
読もうして頂き、ありがとうございます!今回はscenario.26ですね〜✨️もうちょっとで30!
今回もいい話ですので最後まで読んでみてください〜✨️
夜の0時50分頃──
第二部隊などのムーンライターは、ほとんどが眠りについていた。
クレセント内は静寂な雰囲気で満たされていた。その時にエアルは、約束の十分前には、観測ドームにいた。
数分後、光の粒子が集まり、ハーベスが現れる。
「早いですね、エアル、もう待っているとは」
エアルは、少し微笑み、落ち着いた声色で言う。
「セルロイドについて気になるからな、少しでも真相を知りたいんだ」
ハーベスは頷き、丁寧に話し始める。
「セルロイドに、人が宿っていることはご存知ですか?」
エアルは首を横に振る。いきなり、知らなかった真実がでてくる。
「ある遠い星の話です。その星はもう寿命が近く、破滅の因果へと向かっていた。そこに住んでいた異星人は、滅びへと進むと判断し、最悪のプロジェクトが、始まったのだ」
「最悪な……プロジェクト?」
ハーベスは、間を取り、話を続ける。
「その星に住んでいた異星人たちは150億人を実験対象とし、その中から50億体の『プネウマ』が作り出した」
「プネウマ……か」
ハーベスは、声色も表情も一切変わらない。少し不気味なほどだった。
「そのプネウマには、巨大な機械の身体が与えられた。それをあなたたちは『セルロイド』と呼んでいる。」
エアルは深く考え込み、ハーベスに問いかけた。
「その根城をOnyxOneなんだな?」
「そうですよ、細かいことは言うことができませんが」
ハーベスは微笑み、淡々と喋る。そこに再びエアルは問いかける。
「OnyxOneの場所はどこなんだ?」
ハーベスは、申し訳なさそうな顔をして、謝る。
「すみません……場所をお伝えすることはできません……自分もセルロイドなので……」
「セルロイドか……なるほど」
ふと気づくと、エアルは寝落ちてしまい、月面観測ドームで、朝を迎える。ハーベスの姿はなく、自分が一人で行ったような光景だった。
するとその時、慌てた足音が聞こえる。
「いた!心配させないでよ〜」
慌てた表情のミアが、エアルの前に静かに立つ。
「すまない、作戦考えてたら、寝てしまって……」
エアルの言い訳にミアは、頬を膨らませ、言った。
「作戦考えてたのは、えらいんだけどさーー!朝、起こしに行ったらいないんだもん!焦ったでしょー!」
昨日ジエルに恐ろしいことをしたエアルでさえ、ミアには敵わない。
「朝ごはん作ってあるから、行こ、葵ちゃん〜」
ポカーンと立ち尽くしていたエアルは、我に目覚める。
「わ、わかったー、千奈ー」
そうして、第二部隊の部屋へと歩き出した。
第二部隊の部屋では──
机の上には、ミアが作ったおにぎりと、卵焼きが皿に盛り付けてあった。
「これ、ミアが作ったのか?」
「うん!手作りだよ〜」
ミアはニコッと笑い、言った。毎回のようにミアの料理はおいしく、皆からもかなり、評判がいい。一方、クレイスの作る料理は最悪という噂があるらしい。
エアルはおにぎりを口にした。塩味がきいており、中には、エアルの一番好きな具の、ツナマヨが入っていた。
「私の好きな具がわかっているだと……」
「わかってるよ、エアルのことは〜」
照れながらも、自信満々に呟いた。いつ言ったっけなと思い出そうとするが、思い出せない。それよりも、昨日のセルロイドの真相について頭が行ってしまう。
エアルはそう考えてるうちに、もう食べ終わっていた。ミアは、せっせと皿を洗っているジエルを、指さして言う。
「洗い物は、ジエルがやるからお皿置いておいて〜」
エアルは皿を置く。こうやって第二部隊の一日が始まるのだ。カレンダーには、『作戦まで、残り1日』と書いてあった。
「明日か……」
エアルはそう言って、Screamの置いてある、機体倉庫へと向かった。
最後まで読んでくださり、めっちゃ感謝します✨️どうでしたでしょうか〜?段々と真相に近づいていきますね〜!明日の19時半に次のscenario公開致しましすのでぜひ読んでみてください〜!




