scenario.25 ハーベス
読もうとして頂き、ありがとうございます✨️皆様いつもお疲れ様です〜
今回はかなりの重要な話となっております〜ぜひ最後まで見てくれると幸いです〜!
ジエルは皆の分の飲み物も買ってきた。
「罰ゲーム、ありがとな!」
クレイスのお礼が、ジエルにとって胸に刺さる。
「したくて、してるわけじゃね〜んだぞ?」
「皆の飲み物買ってきてくれたのか!ありがとな〜」
ジエルは褒められるのに慣れていない。ジエルは照れて、そっぽを向いた。
「待って、このピスピス誰のだよ〜!」
クレイスは手を叩いて笑い出した。コーラの中に一つだけ可愛らしいデザインのペットボトル。
「……エアルの分、似合いそうだから」
クレイスは、「確かに」と納得してしまっていた。あの見た目のギャップに。
ミアは、苦笑いし、チラッと子供向け乳飲料のピスピスを見る。
(男子たち……なんてことを……でも、それはそれでありかも……!)
ちょうどその時、何も知らないエアルが頭をひょこっと出して、現れる。
「飲み物、全員分買ったから、飲むか〜?」
「飲むー喉乾いてた」
クレイスの言葉に吸い込まれるように、エアルが来る。
そして、ジエルがピスピスをエアルの手に渡す。しばらくエアルは沈黙する。
「これ買ったの……誰???」
エアルは殺気が籠もった目で睨む。皆はギクッと冷や汗をかく。しかし、見事意見が一致した。
ミアとクレイスはジエルを指差し、「コイツです」と言わんばかりの表情で訴える。
「ええ……ちょっ……」
言うはずもなく、ジエルはエアルに連行される。一方で、クレイスとミアは、必死に笑いを堪えていた。
10分後──
ジエルはぐったりとした状態で、エアルに引きずられ、帰ってきた。エアルはコーラを飲んでいた。一方、ジエルはピスピスの空のペットボトルを持っていた。
(恐ろしき、エアル……)
珍しくミアとクレイスの思ったことが一致していた。
「次は同じ飲み物買ってこいよー」
「はい……」
エアルの恐ろしさに、ジエルはブルブル震えて頷いた。何をされたかは誰もわからなかった。
(ジエルは、ポンコツだから次は、全員分のピスピス買うんだろうな……)
クレイスは薄々ジエルのポンコツ具合を分かっていた。
クレイスとミアの近くのカレンダーには、
『作戦まで、残り3日』
と書かれていた。作戦まで3日。限られた時間で、心の準備を済ます。
深夜、エアルの部屋では──
作戦にミスがないか、地形図や配置図を見ながら再確認している。すると、そこに誰かが声を漏らす。
『エアル、エアル』
エアルは辺りを慌てて、振り返るが、誰もいないようだった。また声が聞こえる。
『月面観測ドームに来てくれますか?』
エアルは困惑するが、普段とは違う声に、導かれるように歩いていった。
すると、観測ドームにはノイズの走った、半透明の銀髪の女性が立っていた。
『来てくれて、ありがとうございます、エアル』
エアルは月面観測ドームのベンチに座り込み、問いかける。
「お前は誰だ?」
すると、その女性は微笑み、名前を言った。
「ハーベスです、ようやく繋がりましたね」
「どういうことだ」
ハーベスの意味がわからない一言に、エアルの頭の中にはハテナしか思い浮かばない。
「いつか、わかることです、エアルは、セルロイドについてどう思いますか?」
エアルは真剣に考え込む。だが、表情は変わらないほど、冷静でいる。
「両親も死んで、同期のムーンライターも死んだ、ユズナも死んだ……それだけが許さない」
ハーベスはコクリと頷いて、穏やかな口調で呟く。
「エアル、らしい答えですね」
ハーベスは、エアルの方を見て、提案する。
「明日の深夜一時、空いてますでしょうか?セルロイドが何者についてかの話がしたいのです」
エアルは驚いて、目を見開く。だが、すぐに冷静さを取り戻し、言う。
「分かるのか?」
「はい、わかりますよ」
エアルは考えるが、セルロイドの正体がわかるかもしれない。エアルは頷き、約束を交えた。
「では、また会いましょう」
ハーベスは、光の粒となり、どこかへと消えてしまった。
エアルは、再び自分の部屋に戻り、作戦の確認を再開した。
最後まで読んでくださり、光栄でございます✨️明日の19時半に次のscenario公開致しますのでお楽しみください〜
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