scenario.21 それでも歩みは止めない
読もうとして頂き、大変ありがとうございます✨️今日皆さんもお疲れ様です〜休みながらゆっくり読んでくださると幸いです〜
決して無理はなさらず、休憩してください〜
ぜひ最後まで読んでみてください✨️
「で、なぜ喧嘩してる俺を集めたぁ?」
エアルは顔色を変えて、話し始める。
「ジエルは人の努力を知らなすぎる」
「ああ?なんだと?」
それを聞いたジエルは胸グラをつかもうとするが、エアルは、ジエルの両腕を掴み、覚悟を決めた目で言う。
「ユズナは死んだ……だが、そのことで仲間に迷惑かけんなよ!死んだらお前は仲間を責めるのか!そんなのありえないだろ……!ユズナの分だって、ゲレンデの分だって生きるんだろ!!」
ジエルはなにも言い返せなかった。ひたすらエアルを見つめることしかできなかった。やがて、手の力が抜け落ちていく。
「……気づけなくて、悪かったな」
そうして渋々、第二部隊の部屋へ、戻っていく。エアルも第二部隊の部屋へ戻る。
「おかえり〜エアル、ジエル」
待っていたのは、ミアだった。一人でずっと仲間が帰ってくることを待っていた。
しばらくして──
第二部隊が全員集合した。大きな机には、エアル、クレイス、ドレイブ、ジエル、ミアがそれぞれ座っている。
「第二部隊の方針を変える」
エアルは、はっきりと言った。そのことにドレイブは問いかける。
「どんな風に変わるんだ……?」
その疑問にエアルは詳しいことを話し始める。
「変わること1つ目は作戦共有だ」
クレイスはコクリコクリと、頷く。
「前回の過ちもそうだが、あれは作戦共有して、皆で考えれば、ああなることはなかった」
そこにジエルが口を挟もうとする。
「だったらクレイスが──」
エアルはジエルを睨みつけ、言った。
「最後まで聞け、ジエル」
そして、淡々と話しを戻す。
「だから今後は、作戦を考えるときは、必ず皆に共有すること」
皆にはしっかりと伝わり、頷く。
「2つ目、人を助けるときは、必ず複数人でだ!わかったな?」
皆からはしっかりとした返事が返ってくる。そして第二部隊の方針変更の報告が終わった。
夜の月面観測ドームでは──
「エアル、よくきたね、」
月面を眺めてるミアがそこにはいた。
「ああ、眺めに来ただけだ」
しばらく、宇宙のような静けさに包まれた。最初にしゃべったのはミアだった。
「ドレイブ、つらそうだね……」
「確かに、元気ないな……」
ドレイブは明らかに元気ない。前よりも、しゃべることがなくなり、疲れてる顔をしていた。
「実はユズナも、ドレイブが気になっていたそうだ」
エアルは相談された情報を打ち明ける。ミアは切なく、苦笑いして呟く。
「悲しいね……なんかまるで呪いみたい……」
その言葉に引っかかり、何かを深く考え込む。すると、誰かに呟かれる。
『助けてー……エア……ル』
その言葉を聞いた瞬間、視界が歪み、心拍数が増す。額には冷や汗が浮かび、ものすごい頭痛が走る。そして、エアルは息切れする。
「葵!?大丈夫……?」
エアルにはそんな言葉が聞こえなかった。聞こえるのは一人じゃない。
何人もの声。
エアルは目の光が消え、倒れてしまった。
「葵!心拍数がない……しっかりしてよぉ!エアル〜!」
その声に駆けつけたのはドレイブだった。
「エアル……?大丈夫か!おい!」
どれほど、頑張っても目覚めることはなかった。やがて、クレイス、ジエルも駆けつける。
「心臓発作ってわけでもねぇな」
ジエルは心臓の音がないのに対し、疑問を抱く。
すると、その時、エアルは悪夢を見たかのような様子で目を覚める。
普段のエアルとはかけ離れた慌てる表情をしていた。
「どうした、エアル……!」
目を覚ますと、視界には第二部隊が全員いた。
「皆……?」
「脈がなくなってたのよ……?心配したんだから……」
ミアはエアルを思い切り、抱きしめた。
「セルロイドが……前回のセルロイドがOエリアで……うっ……!」
頭痛で顔をしかめる。苦しそうな顔色だ。
「でも、まだ反応きてね〜ぞ?」
クレイスはそう言い、通信を確認するが、任務の通知は来ていない。
「いいから……作戦……考えよ」
「おい!待てよ!」
「いきなりすぎだろぉ」
ドレイブとジエルは止めるが、それを無視して歩いていく。
第二部隊だけで、出動する。なにも支援のない状態で、それはきわめて危険だった。
「セルロイドの機数は1573機だ」
「1573機……!?そんなの死ねって言ってるみたいなもんじゃないかよ〜」
クレイスは驚きで、開いた口がふさがらない。それでもエアルは歩みを止めない。第二部隊もそれについていくことしかできなかった。
読んでくださり、誠に光栄でございます✨️✨️
明日の19時半に新しいscenario公開致しましますので、お楽しみください〜!
では次のお話で会いましょう〜✨️




