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scenario.18 作戦遂行

読もうとして頂き、ありがとうございます!!今回のZエリア作戦結構作者好きです〜✨️ぜひ最後まで読んでみてくれると幸いです〜!

Zエリアの任務を遂行する2日前──

 クレイスは、クレセント内の森を抜けた先の墓を歩く。そこには、大量の墓が立っていた。百、千、万、数万もの墓が埋め尽くす。そして、その墓には死んだ者の本名が刻まれている。コードネームではなく。

「無念だっただろうに……」

 クレイスは一つの墓の前に立ち止まる。

(お前が死んでからもう5年も経つんだな……)

 その墓石には名前が刻まれていた。

『石川優奈』

 Zエリアの任務──

「で、珍しいな輸送機を使わないなんてよぉ」

 ジエルがいつもと違う違和感に気になり始める。

 いつもは輸送機で、セルロイド反応が確認されたエリアに降ろしてもらうのが、普段である。

 だが、今回は、AエリアからZまで向かう作戦であるのだ。

「俺は、輸送機でくる俺らを待ち伏せしてるとみた」

 エアルも普段とは違う作戦に戸惑いを示している。

「今までは、私たちから先に戦場に向かうのに、今回はなぜ十五部隊と一緒なのだ?私は別に何とも思わないのだが……」

「そういう作戦だからなー」

 クレイスは淡々と返事をして、次々と表示される情報を読み上げる。

「Zエリアにセルロイドが80機の反応、どうやら、全て未知の形をしているらしい……確認されているのは5種類だ」

 初めて聞く情報に驚きを隠せない。

「未知の形〜?意味わかんねぇなぁ〜」

「5種類が未確認なんて……大丈夫でしょうか……?」

 ユズナやジエルもかなり困惑している。いきなり発見となると、どう戦えばいいかもわからない。探りながら、戦うしかないのだ。

「新種なんてワクワクするよな!」

「わかるわ〜俺らが1番最初に戦ったんだぜっていうな!」

 第十五部隊は皆それぞれ雑談をしている。

 そうして第十五部隊と第二部隊ルナビット全員は月面を滑り出す。

「久しぶりに大移動したな〜月面が綺麗だぜ〜」

 クレイスは独り言のように呟く。音声通信は今は切っているので誰にも聞こえない。はずだった。

『綺麗ですねー……』

 掠れた男性の声がクレイスの耳に突き刺さる。振り返っても、後ろに映るのは味方のルナビットたちだけだった。クレイスの背筋が凍る。

「誰だ!」

 クレイスがそう叫んでも誰も返事はなかった。

(さっきの何だよ……疲れてるんか……?)

 ルナビットの進行は止まらない。今は、Vエリアだ。

 クレイスの作戦は二手に分かれ、腕のある者がAチームとなり、戦うのが苦手の者はBチームになる。

 Aチームはセルロイドとの中距離戦から近距離戦、Bチームは、遠距離+支援という役割分担となっている。

クレイスからの音声通信が全員につながる。

『ただいま、Xエリア到着〜恐らくセルロイドいるから注意しろよ〜?』

 音声通信からは全員のたくましい返事が聞こえた。

 その時、前方におよそ十数機のセルロイドがこちらへ向かってくる。

『こちら、クレイス、武装を見るに近距離特化だ!気をつけろ、Aチーム戦闘せよ』

 クレイスの的確な指示が通る。全員はテキパキと指示通りに動く。

 クレイスの予想通り、相手のセルロイドはビームアックスを出してきた。

 第二部隊のAチームは、クレイス、エアル、ジエルだ。一方でBチームは、ドレイブ、ミア、ユズナである。

「おらぁ!死にやがれぇ!」

 ジエルは相手のレーザーアックスを素手で奪い、次々とセルロイドたちをきり裂く。

「味方の使ってた武器で死ぬ感覚ってどーかなぁ?ぎゃははは!」

 ジエルはあまりにも狂気じみた戦いをお披露目する。Aチームの第十五部隊は全員ドン引きしている様子だった。

 エアルは煙幕を展開し、5機ほどを後ろから刺して撃破。

 クレイスは周りの様子を警戒している。

「なんだコイツらぁ雑魚じゃねーかぁなぁ?」

「……はい!」

 ジエルは第十五部隊を一瞬で怖がらせた。

「怖がってるからやめ──」

 その瞬間ものすごい轟音と光がAチームを襲う。Bチームが爆心地のため点在バラバラにルナビットが吹き飛ばされる。だが、ほとんどちゃんとAチームに合流する。

『一時撤退!物陰に隠れろ!』

 全員がクレイスの指示に従い、素早く物陰へ隠れる。

Xエリアは雨のように爆撃が振り注ぐ。

しかし、数機ほど足が、衝撃で折れて、歩けなくなった機体が乗り遅れてしまった。

(くそ、助けられないか──)

 クレイスがそう思ったその時、一つの機体が指示を破って飛び出す。そこには、第二部隊のマークと、識別番号『Y』が刻まれていた。

 ユズナだった。

「やめろ!ユズナ!やめ──」

 ドレイブは手をつかもうとするが、つかめない。

 ユズナは雨のように爆撃が来る中、一人で置いてかれている第十五部隊の方へと滑り出していった。



 

 



最後まで読んでくださり、光栄でございます✨️✨️明日の19時半に次のscenario公開致しましすので、ぜひ最後まで応援よろしくお願いします〜✦

では次のお話でお会いしましょう〜!

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