scenario.16 GameOverの戦い
今回のscenario.16読もうとして頂き、ありがとうございます!20話までもうちょっと!ぜひ最後応援よろしくお願いします✨️
(20話で終わるわけではございません)
「エアルは大尉、クレイスは少佐だからな〜」
ドレイブはクレイスが勝つと予想している。だけど、ミアが反論する。
「エアルは、頭脳と射撃精度がすごいんだから!勝つのはエアルだよ〜きっとね」
ドレイブとミアの意見が完全に分かれる。だが、実際は結構エアルとクレイスの実力は同じぐらいと言われていた。
だから、どっちが勝つなんてわからなかった。長年の疑問の一つだ。
「Scream、行くぞ」
エアルは自分の機体でもあり、相棒でもある。一方クレイスは──
「Delta、行くぜー!」
Deltaは黒と赤をイメージした機体で、たくさんの武装をしている。
『3.2.1.START』
電子音が響く。スタートの合図で二人は一斉に飛び出す。
エアルは岩陰に隠れ、様子を観察する。逆にクレイスは岩陰に隠れているエアルを見つけるため、岩をレーザーガンで壊し続ける。
エアルのScreamは頭を出して、レーザーガンでDeltaを撃つ。
「おっと、そこか〜エアル」
レーザーガンを撃ってくるDeltaを、器用にエアルは最小限の動きで避ける。
エアルはレーザーブレードを出して接近する。だが、クレイスは両手ともにレーザーブレードを持っている。
(近づいてもやられるだけだな……)
エアルは不利とすぐに気づき、後ろへ下がるが、その時、後ろにはマイクロポットが浮いており、Screamを切り刻もうとする。
「いつから!?」
エアルは困惑するが、刹那の時間で判断し、無数のレーザーをスラスラと避ける。だが、レーザーガンを落としてしまった。エアルはレーザーガンを捨て、撤退を優先する。
エアルの行動を観戦していたジエルは、二人の戦いを見て、思わず称賛する。
「すげえなぁ……」
ドレイブは珍しいジエルに興味をもち、問いかける。
「どういうとこがすごいんだ?」
すると、ジエルは淡々と解説し始める。
「クレイスはスタートと同時にマイクロポットを出して、自分を囮にしたんだ、Deltaのマイクロポットは岩陰に隠れ段々とエアルに近づいていった」
ドレイブは、ジエルの視野が広いことに感心する。
「そんなことまで、気づくなんてすげえな!」
ジエルは照れながら説明を続ける。
「ルナビットの視界は基本的に前方に限られている。だから、後ろにマイクロポットがあったら、ほとんど避けれない、俺もだ」
ジエルは月面で、戦いあってる二人を見て、子供のように愛らしく微笑む。突然微笑んだジエルにドレイブは困惑する。
一方、クレイスとエアルは──
「決着がなかなかつかねえな……エアル!」
「……」
クレイスは察知した。
”いつものやつ”だ。
エアルは作戦を考えるとき、全く喋らなくなる。毎回その作戦はクレイスでも恐ろしいと思うほどだ。
エアルは近くにある岩に向かう。クレイスは作戦を実行してると思い、レーザーガンを連射する。
(させるか!)
クレイスは一つずつエアルの機体の武装があるかを確認する。
マイクロポットある。
レーザーブレードある。
レーザーガン俺が落とした。
煙幕の可能性はある。
「作戦が尽きたか?エアル!」
連射するレーザーガンを綺麗に避ける。だが、エアルは攻撃することなくどこかに向かい続ける。クレイスもそれを追う。
すると、エアルは自分の周りに煙幕を展開する。
煙幕の中を囮にして、エアルは先程落としたレーザーガンの場所に向かい、拾い上げた。
クレイスは、レーザーガンで、近距離しかできないエアルを煙幕の外から撃ち込む。
だが、そこにエアルの姿はなかった。
後ろを振り向くと、落ちて無くなったはずのレーザーガンを持った、Screamが静かに立っていた。
「……気持ち悪い〜」
そうクレイスが、言った頃には、エアルの放つレーザーガンは、Deltaの胸部を貫いていた。
最後まで読んでくださり、大変光栄でございます〜✨️明日の19時半に新しい話を公開致しましすのでお楽しみください〜!
作者は結構クレイスがお気に入りです笑




