scenario.15 アイデンティティ
読もうとしていただき、誠に感謝します〜!
あと5話で20話!最終話は50話近くあるのでそれまで頑張ります〜✨️なのでそれまで応援よろしくお願いします✨️
最後までぜひ読んでみてください〜✧
「行こう、ミア」
「うん!行こう、エアル」
お互いコードネームを呼び合い、今は戦時だということを認識する。
基地の中を二人は、景色を眺めて、並んで歩く。
一方、エアルとミア以外の第二部隊は──
「ユズナ〜姿出しすぎだろ〜?もうちょい岩隠れてよ」
「クレイス先輩!すいません!」
2vs2で戦う方式で、第二部隊たちは特訓していた。ユズナは岩に隠れるのが苦手で、武器が岩から出てしまう。
「これじゃぁ、武器撃たれて、爆発して死ぬぞぉ?」
「気をつけないとな、ユズナ」
ジエルとドレイブも、ユズナの苦手なことを克服させようと頑張っている。
「はい!」
ユズナは元気よく返事をする。ユズナの明るさは第二部隊を照らすようだった。すると、クレイスの音声機械からエアルの連絡がくる。
「お、ちょっと待っててね、エアルから通信きた」
クレイスは戦闘を一時的に離脱する。
「もしもし〜?エアル」
『エアルだ、ミアと、まもなくそちらへ合流する』
「オーケー!」
クレイスは音声通話を終了させる。そして今いる全員に伝達する。
「エアルとミアがこちらへくるぜー特訓延長だ〜」
ユズナ、ジエル、ドレイブは苦い顔をしてボソリと息が合うように呟いた。
「えー」
やれやれと、クレイスは苦笑いする。そしてクレイスは、昨日の夜に考えておいた”プランA”を実行する。
「延長戦を残ってくれた人には、限定のアイス奢りまーす!やるよな〜?」
すると三人の目が輝き、またもや息が合うように、叫ぶ。
「食べるー!」
(見事、俺のお小遣い消えたぜ……まあ仕方ねえか……)
クレイスは自分のポケットに入ってる財布の残金を見る。エアルとミアも欲しいと言い出したら、財布は完全に空っぽになる計算だ。
すると、エアルとミアの機体がフィールドにくる。
「合流したぞ」
「遅れてごめんね〜」
エアルとミアがクレイスに知らせる。
「二人とも、大丈夫かー?いけそう?」
ミアは穏やかな口調で、話す。
「心配無用ですよ、ありがとう〜」
そして、クレイスは手を叩いて方式変更を指示する。
「3vs3で行くぞーーー!」
第二部隊全員大きな声で返事する。声はフィールドの中で、響いていく。
「Aチームは俺とユズナとミアだ、Bチームはドレイブとジエルとエアルだ、それでいいか〜?」
全員がコクリと頷く。特訓のチーム戦では、一人大将を決めて、それを倒したら勝利となる。その特訓では、自分の戦闘スタイルの確立、チームとの連携などの向上が期待されている。
『3.2.1.START』
スタートの音が鳴り響く。チームのそれぞれがフィールドを飛び出す。今回のフィールドは月面のフィールドで、真ん中には大きなクレータがある。
Aチームの大将はクレイス、Bチームの大将はエアルとなった。
ドレイブは隠れきれてないユズナを見つけ、レーザーガンを撃ち込む。
「またもや、見えてるぜ!ユズナ」
「きゃあ、でも、見えても当たらなければ……!」
ドレイブの放つレーザーを華麗に横にスライドして避ける。一方でドレイブはビームブレードを取り出し、どんどん近づく。
「終わりだぜ!ユズナ」
斬ろうとする。どうやらドレイブの視野にはユズナしかないらしい。
斬ろうとすると、6つの黒いマイクロポットがドレイブを取り囲み、それぞれの部位にレーザーを当てる。
黒いマイクロポットに、当たったドレイブの機体は、木綿豆腐みたいにきり刻まれた。
「新人さんいじめちゃあ、だめでしょ〜?」
クレイスはニヤリとニヤけて、ドレイブに煽り散らかす。ドレイブは、悔しそうに髪の毛を引っ張る。
「くそーーー!もうちょいだったって〜」
そのことにクレイスは笑い転がる。
「ハハハは!ドレイブはターゲットを絞ったらそこだけに集中しちゃうな!実戦までに直せよ〜?」
ドレイブは頷くが、悔しそうに顔をしかめた。
「何をやっているのだ、ドレイブは……」
「ドレイブ!先突っ込んで死ぬんじゃあ、ねーよ!ったく……」
味方のエアルとジエルからボソボソと批判が相次ぐ。スタートしてから30秒で死んだからだ。
「実戦では頼もしいのに……ユズナがいるときは、それだけしか視界に入らないから、全く頼りにならないな……」
エアルは呆れて、思ったことを正直に呟く。ドレイブは赤面して鼓動が速くなる。そして、必死に隠そうとする。
「い、いやぁ……好きとかじゃなくて……その……強いから先倒しておきたいなぁ〜ってね……?」
ユズナはなにも気づかず、強いと言われたことに嬉しそうに微笑む。
「私が強い?そうかなぁ〜エヘヘ〜」
(鈍感だなー)
ドレイブ以外そう思ったのであった。
──しばらくして
「皆休憩!そのうち、俺とエアルで1vs1やろうぜ〜」
エアルはあまりにも体力お化けのクレイスに呆れ、ため息をつく。
「体力あっていう概念ないのかよ……まあ、いいだろう」
渋々承認する。一方で、それを聞いた皆は驚きを隠せない。
「エアルとクレイスが戦ったら、ここ滅びるんじゃないの〜?」
ミアがふざけてジョークをかます。ジエルは少し微笑み、呟いた。
「宇宙全体に被害が及ぶかもしれねぇな!ダハハ!」
休憩している皆が笑い出す。そして、ユズナが真剣な眼差しで言う。
「皆さんは、エアルとクレイスどっち勝つと思いますか──?」
最後まで読んでくださり大変光栄でございます〜!明日の19時半に新しい話を公開致しますのでそちらも読んでみてください✨️
では、次のお話で会いましょう〜✨️




