↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零の均衡(ゼロ・バランス) ―兵器になった女・葵―  作者: 矢寿紀張
第三章 プロジェクト始動

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/16

第二話 航空装備

「先ずは装備の検討の前に敵の状況の前提を確認しよう。」

「日入島の大きさから想定すると、多くても300人程度ではないかと思います。」

「人数的には妥当かな。実際には200人もいないかもしれない。」

「上陸可能な地点が限られます。我々が桟橋で使っている砂浜以外には3か所の砂浜がありますが、1か所は広い岸ですが周りを崖に囲まれて上陸は難しいです。」

「だからこそそこを選ぶ可能性もある。手薄にはできない。」

「周りは何もない海だから、来るとしたら夜間だろうな。」

「先にイージス艦を出して警戒させるしかないでしょう。」

「向こうさんは何を持ち出してくるのでしょう」

「地対空ミサイルは確定だろうな。あとは地対地もあるだろう。」

「近海に潜水艦は来ますよね。」

「対潜哨戒機も呼ばないとダメかな。最新の電磁ソナー搭載のP-4(トリトン)がいいですね。」

「K-25(ブルードラゴン)(キーナ国VTOL戦闘機)が来るとやばいな。」

「これらをすべて想定しておくことにしよう。次にこちら側の出し物だが、既存装備からは航空戦力としてはF-35(ライトニングⅡ)になるが、対戦闘機ならいざ知らず、地上攻撃には向かない。AH-64(アパッ)やAH-1(コブラ)には荷が重いか。」

「対地攻撃はわが軍では致命的に手薄です。新規に攻撃機が必要でしょう。」

「霧島少佐の案にあったF-3ベースの攻撃機ですか。」

「F-3自体がやっと飛んだ状態ですからね。」

「新規に作るならどうする?」

「ステルス機能は必須ですね。高速性と回頭性を併せ持ってほしいです。」

「爆装をパイロンにつけるとステルスにならないぞ。爆撃機のように大きなウエポンベイを設けるほど機体も大きくない。」

「回頭性ならカナードは有効ですが、これもステルス性能を落としますね。」

「それなら、収納式カナードにすれば対応できる。敵に見つかってからならステルス性はどうでもよい。ドッグファイトに有利なほうが勝てる。」

「私は機銃やミサイルではなく高出力レーザー砲を搭載してはと思います。」

「旭工学社の開発品の事か?」

「そうです。」

「対空にも対地にも使用できます。電源の問題だけです。」

「それなら双発で対応しよう。F-3ベースではなくなるから新規開発だ。かなりのじゃじゃ馬になるぞ。」

「輸送機はどうする?C-3も開発遅れだが、C-2(ブルーホエール)で代用できるか?」

「C-3でも難しいと思います。ましてや・・・」

「日入島は平地が少ないです。着陸は不可能です。先ほどのがけ下でおよそ500メートルあるかないかだ。」

「超STOLにして強行着陸させるしかないですね。まさか輸送機ごと来るとは思っていないでしょう。」

「特殊揚陸輸送機か、機体開発はかなり掛かるぞ。」

「タブレットに送った資料を見てください。私がひそかに検討していたものが近いです。エンジンを4基搭載して強力な逆噴射をかけます。主脚をアクティブサスペンションにして接地、ブレーキ能力を向上させれば可能だと思います。」

「搭乗者が減速のGに耐えられるか?」

「座席を回転して後ろ向きに座り、背中でGを受けるようにします。」

「なるほどな。」

「先ほどのレーザー砲ですが、これにも搭載できないでしょうか?エンジン4機なら余裕かと。」

「できないことはないな。防御にも使えるから有意義だ。」

「その件で提案があります。着陸した後に制空権があったにせよ隊員も含め無防備にさらされます。そこで、周辺に角度可変制御のミラーを配置して、レーザー光線のドームのようなものを作り、防御の要にできないかと考えています。今、タブレットに資料を送りました、」

「これはすごい。必要に応じてミサイルに対し攻撃も可能か。」

「はい。ドーム内にいれば相当大掛かりな火器を使用されない限り安全かと思います。」

「航空戦力はこれくらいでいいだろう。かなり良いアイデアが出てきている。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。