第一話 メンバー集結
一方、市ヶ谷では日入島防衛構想を検討するメンバーが続々と決まっていった。
今日は初回のそろっての会合となる。
「みなさん、よく集まっていただき感謝しております。」
中里は挨拶をしたうえで、各自の自己紹介を促した。
「それでは、私から自己紹介をします。防衛作戦指令室長をしておりましたが、今は指令長官預かりの身分でこのプロジェクトに専任しております。階級は中佐です。
このプロジェクトでは主に事務方のリーダーを務めさせていただきます。」
「私は防衛装備開発局にいた霧島です階級は少佐、主に技術面のリーダーを務めさせていただきます。」
各国防軍から派遣されたメンバーが自己紹介を行う。
「空防軍岐阜基地から来ました小鳥遊です。階級は少佐。岐阜基地では火器を中心とした航空機の搭載火力について専門的に学んできています。」
「空防軍松島基地から来ました奈良橋です。階級は中佐です。以前はブルーインパルスにも搭乗しておりました。航空機の扱いなら空防軍一と自負しております。近年は航空機自体の性能向上について研究しておりました。」
「空防軍防府基地から来ました大神です。階級は少佐です。輸送機専門でたくさんの基地を渡り歩いてきました。」
「陸防軍朝霞駐屯地から来ました野上です。階級は少佐です。主に戦車や自走砲のような大型火器を専門に開発に携わってきました。」
「陸防軍習志野駐屯地から来ました松野です。階級は中佐。空挺団に所属していました。ゲリラ戦を含め地上戦の作戦に関し研究してきました。」
「陸防軍富士駐屯地から来ました渡辺です。階級は少佐。主に装備品というか、火器だけでなく生活全般を含めた軍備品を開発したり調達したりしていました。」
「海防軍横須賀基地から来ました大瀬です。階級は少佐。イージス艦こうやの艦長をしていました。その後は洋上作戦研究を主に努めてまいりました。」
「海防軍岩国航空隊から参りました羽鳥です。階級は少佐です。主に回転翼機と艦載艦について専門にしております。ヘリコプター搭載型護衛艦には複数搭乗しており、固定翼機対応のかが、きいの開発にも携わってきました。」
「最後ですが、海防軍佐世保基地から来ました一ノ瀬です。階級は実は大尉です。
佐級以上の招集という事でしたが、上司が推してくれましてここに来た次第です。イージス艦を主としたソフトウェアについては師匠に次いで軍では2番目だという自信はあります。若輩者ですがよろしくお願いします。」
「このメンバーで、日入島防衛に対する装備の仕様決めから作戦立案まで専門的に行うことになる。各自の力量を思う存分発揮してほしい。ただし、この組織は極秘任務であり、存在は上層部のみしか知らされていない。軍内の各所に協力を依頼したいときは手続きが必要になるので、各自の人脈で行動しないよう念を押しておく。」
霧島が続けた。
「午後からはさっそく装備品のアイデア出しに取り掛かる。期待していますよ。」
「では解散。」
こうして、日入島防衛作戦プロジェクトは開始された




