二輝幻将(ツインフラッシュ)
「待て、何故オレが破壊神だと分かった!?」
感づかれたことに驚いた鉄雄は、質問した。
「破壊神の時と同じこと言ったから」
『ここで見たことは夢だと思って、俺を前にして消えろ』という台詞を聞いたことがあったようだ。
「覚えてない? 裏世界で、終矢との初対面の時に…」
「…っ!? あの時アイツの後ろに居た金髪の女か!」
「そう、正解! だから分かったの」
さすがは生徒会副会長だ。頭のキレが良い。
「やられたな…」
---…その頃、生徒会室では…
「…」
目をつむって精神を研ぎ澄ます綾巻生徒会長。
「…」
その様子を黙々と見ている奈那。
「…会長。ちょっと聞きたい事があったんですけど…」
その中で、こう口を開けたのは、新生徒会員の
芝狐村 団 16歳
「何かしら? 芝狐村さん」
冷静な眼差しで見つめ、質問を聞く。
すると、芝狐村は、
「生徒会の中に、こうも二輝幻将が集まるのは不思議ですね。狙ってるんですか?」
なんと、思い切り爆弾発言をした。
「……」
それを知っていたのか、何も答えない綾巻。
しかし、口を開けた。
「…そうなったのは偶然よ。彩夏は既に知っていたけど」
元々、綾巻と彩夏は幼なじみで仲良しだった。
今でもなお仲良しであるが、実はライバル関係だったりする。
「それは心の片隅に置いといて、今は新校則案についての解決が先。その後でなら何でも聞いて良いわ」
とにかく生徒会優先。その会長としての意気は本物だ。
---…戻って、彩夏と鉄雄。
「二輝幻将…。覚えとくぞ、副会長…! その異名を…!!」
そんな発言をした鉄雄を後目に、彩夏は言い放つ。
「覚えたところで超えられることは無いよ。全世界最強を思い知ることになるだけだから…」
そこまで言った直後、空間を戻し、鉄雄との個人面談を終了した。
そして次は、芝狐村。
芝狐村が部屋から離れた時、丁度よく鉄雄が戻った。
「まぁ、あとは副会長がまとめてくれるから、それ待ちだね」
戻った鉄雄に最初に話しかける奈那。
「あぁ、そうだな。……」
そう相づちを打った後、奈那を呼び出す。
「…奈那、ちょっとだけ話がある。ついてこい」
「え、うん…」
屋上にて、奈那と鉄雄。
「…いつかは俺とお前で倒さないとな、清海先輩…」
ずっと彩夏に敵意むき出しにしてる鉄雄。
「うん……だけど、清海先輩だけじゃないかも」
直感的に芝狐村と綾巻に違和感を感じた奈那は、そう発言する。
「えっ? 何かあったのか?」
状況を、事細かに鉄雄に説明する。すると…
「こんな所に居たのね…」
なんと、どう探索したのか、綾巻が現れた。
「なっ!!?」と鉄雄。
「どうして屋上だと分かったんですか!?」と奈那。
すると綾巻は、こう答えた。
「私を甘く見ない方が良いわよ? 超能力者たちの気配探索は得意だから」
つまり、綾巻も超能力者ということだ。
「っ…! まさかの生徒会長までもが超能力者なのか!!」
驚愕の事実にどんどん押しつぶされていく鉄雄。
「しかも、とんでもなく圧倒的な力量差を感じる…!」
オーラの感知が鋭い奈那は、その神々しく強大なオーラに圧倒されていた。
この時を境目に、生徒会は、ますます荒れていった……




