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4つの交錯  作者: 幡賀 吉紗
~破壊神 編~
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まさかの出会い

 

「しかし、終矢が真悪魔(ザナディアン)だったとはな」

「俺は、お前が破壊神(ダークマター)なのは知っていたがな…」

それ以外にも何かと話していたが、話し終えて泉美のもとへ。

「話は済んだ? なら授業始まるし、戻ろっか」

その言葉で教室に戻る終矢と鉄雄。だが、戻っている最中に…


「ねぇ…倉井くんも裏世界の人間なの?」


と、倉井の耳元でヒソッと言った。

「…」

しかし、内心それに感づかれたことに驚きながらも、終矢は泉美のことを知っていたため、

「ああ、そうだよ。お前もだろ?」

と冷静に返した。


---…時間が経ち、放課後。

鉄雄は泉美より先に帰り、そして、裏世界へ飛んだ。

「開門(オープン)…」

と唱え、裏世界に行くゲートを開き、そして踏み入れる。


そこにあったのは、妙な仮面と、虹色のマント。

そして紫色に染まった奇妙なスーツ。

これを身にまとい、鉄雄はアジト内へ足を向ける。


そこに待っていたのは、2人の同志。

「お待ちしてました、破壊神(ダークマター)様!」

2人を代表して挨拶した女の名は、


刺神(しがみ) 奈那(なな) 17歳


同じ高校で違うクラスだが、鉄雄と同い年。

金髪で、少しロングヘア。

メガネを掛けていて、左側の前髪だけ妙に長くしている。

左二の腕に“黒い鷲(わし)”の刻印がある。

実は、同校の皆からの人望が厚い、次期生徒会長と言われている人物である。


「今日も破壊活動ですね?」

奈那に続いて、こう発言した女の名は、


滝宮(たきみや) 亜久未(つぐみ) 17歳


奈那と同じクラスで、彼女の友達。

水色の髪でセミロング、左二の腕に“黒い鷲”の刻印がある。


「あぁ。思う存分、世界の者共をいたぶってくるがいい!」

鉄雄は、奈那と亜久未に世界の破壊を促した。


………またも1つの町を破壊しようとした時、イレギュラーな人物が介入してくる。

「また会ったな、破壊神(ダークマター)…」

そこにいたのは終矢だった。

「くっ…、終矢……!」

お互いに正体を知っていて、表では仲良しの2人が対面する。

「倉井 終矢…またも破壊神(ダークマター)様の邪魔を…!」

そう言い、奈那は終矢と対闘する。


右手に気力を込め、空間を切り裂くような波動砲を放つ。

それに対し終矢は、何か不思議な防御を展開する。


その2つが当たると、相殺した。

「うむ…なかなかの威力だな、凄まじい」

冷静に分析する終矢。

「硬いな…さすがは真悪魔(ザナディアン)……」

あまりの防御の硬さに驚いている奈那。


「まぁよい、今回は撤退するぞ!」

意外にも撤退命令を下す鉄雄。それを疑問に思いながらも、奈那と亜久未は撤退していった。


「…なぜ撤退したのですか?」

いつもなら対闘するのに、と奈那は疑問をぶつけた。

すると、鉄雄の応えは…

「ヤツと対闘するのは終わってからだ…」

という事だった。


アジトへ戻り、それぞれが表世界へ帰る時だった。

奈那と亜久未が帰ったのを確認してから、鉄雄はアジト内の破壊神(ダークマター)専用部屋に戻って、着替えていた。


しかしその時、表世界へ戻ったハズの奈那が、また裏世界に戻ってきた。


「アジトに忘れ物しちゃったよ…」

と、忘れ物を取りに自分の持ち場に戻る途中で、奈那は、いつもなら開いていない部屋が開いていることに気づいた。

それが気になり、奈那は、その部屋を覗き見た。


そして、見てしまった。破壊神の正体を…


「……霧龍…くん…?」


つい言葉に発してしまい、見てしまったことがバレてしまった。

「っ!!? その声は…奈那か?」

知られてしまった…。そう思った鉄雄は、勢いよくドアを開け、奈那を部屋の中に連れ込んだ。

そして口を塞いで、壁に押さえつける。


「ここで見たことは、俺と奈那の秘密だぞ? 俺の正体は、まだ終矢しか知らねえんだ…頼むぜ」

口から手を離し、奈那を解放する。


「…だから、さっきは撤退したのね…?」

同じクラスの友達が敵だと知ったことで、行動を変えてしまったことを否めない鉄雄は、それを認めた。

「世界を壊してから、ヤツとの決着をつける…」

そう言い放ち、鉄雄は表世界に戻った。

それに続き、奈那も表世界へ戻る。



-----…夜が明け、翌朝。

今日も、いつもと変わらない日常が始まった。


だが、奈那は少し違っていた。

破壊神(ダークマター)の正体を知ったことで、鉄雄に対する態度が少し変わっていた。

もちろん違うクラスだからほとんど絡まないのだが、実は、


「それじゃ、今日も生徒会やるわよ!」


2人とも、生徒会役員だったのだ。


そんな2人を含める生徒会を収める先輩、現生徒会長の名は、


綾巻(あやまき) 志乃美(しのび) 18歳


藍色のロングヘアで、いつでも真剣な眼をしている怖い女。

だけども、とても周りに優しく、人望も厚い。


「今日は、校則について少し意見を出し合う回!」

その生徒会長に続き、副生徒会長が発言する。

「最近の近況報告としては、生徒たちの間で宗教勧誘が激しいことが問題よね。その苦情が多数よせられてる…」


副生徒会長の3年生の名は


清海(きよみ) 彩夏(さやか) 18歳


明るい茶髪ロングヘアで、左だけ青い瞳。

そんな彩夏は、実は……------


 

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