第十七話 チョーク事件(笑)のその後
昼休み
淳平「いててて……首いてぇ……首折れたかな?」
「首折れてたらお前死んでるぞ」
りん「あれ絶対プロ野球選手並みだったぞ」
愛奈「いや、もはや狙撃」
由衣「百さん、普段は優しそうなのに……」
わかな「怒らせると怖いタイプだよ」
淳平「竜也……俺死ぬかと思った……」
「だから起きろって言っただろ」
淳平「お前の母ちゃん強すぎんだよ!」
「元ヤンだからしょうがない」
りん「慣れてるお前もどうかしてるわw」
「じゃ、今から説教してくる」
わかな「いってらっしゃーい」
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一方職員室
百「……怒ってる?」
「怒ってる」
百「ごめんなさい……」
「教師が生徒を気絶させるじゃないよ」
「しかも、俺の親友」
百「つい反射で……」
「反射でチョーク飛ばすんじゃねえよ」
百「でも竜ちゃんも昔、家で勉強してて居眠りした時――」
「それとこれとは話が別だろ」
百「フライパンでぶん殴ったのに――」
「やめろって言ってんだろ!」
百「ピンピンしてたじゃん」
「........あれはまあ、確かにおかしかったけど.....というか実の息子をフライパンで殴るな」
周囲の教師たちがクスクス笑い始める
教師1「黒川先生も大変ですね~」
教師2「親子って感じで微笑ましいですよ」
「全然微笑ましくないです……」
百「でも竜ちゃんと学校で話せて嬉しいよ、私は」
「……はいはい」
百「照れてる?」
「照れてない」
百「照れてるね~」
「……俺教室戻るぞ」
教室
ガラッ(ドアが開く音)
愛奈「あ、帰ってきた」
由衣「どうだった?」
「二度とするなって注意しといた」
りん「効果あった?」
「たぶんね」
淳平「というか次の授業も英語なんだけど!?」
「頑張れ」
淳平「見捨てるなよ!」
「じゃあ寝るな!」
淳平「努力するわ」
英語の授業
百「えーこほん。先ほどは大変失礼しました」
クラス全員
百「なので今日はちゃんと真面目に授業します」
「最初からそうしろ......」
百「竜ちゃん、うるさい」
「授業中に息子へ私情を挟むな」
クラスメイト1「黒川君、先生に強すぎない?」
クラスメイト2「家でどんな生活してるんだ……」
わかな「いつもあんな感じだよ」
由衣「見てて面白いけどね」
授業中
百「じゃあ、この英文訳してみよっか」
愛奈「はい!」
百「お、愛奈ちゃん」
愛奈「“At any time when I saw you, you were hungry.”……『君に会った時はいつでも、君は腹を空かしていた 』?」
百「正解!」
愛奈「やったー!」
百「じゃあ次、竜ちゃん、この英文訳してみて」
「なんで俺」
百「息子だから、あと普通にできるでしょ」
「理由になってないぞ」
「”If I went there, I would help them.”『もし僕がそこに行ったら彼らを手伝ってあげるのに』ですね」
百「正解~」
「.........この英文、次の単元のやつだよな」
百「バレた?」
「誰も解けねえよ、まだ習ってないんだし.....」
百「竜ちゃんなら解けると思って出したの」
由衣「絶対わざと問題選んだでしょ」
愛奈「百さんニヤニヤしてるし」
わかな「ふふふw」
放課後
淳平「二学期初日から疲れた……」
りん「濃すぎたな」
愛奈「でも面白かったね~」
由衣「これから毎日こんな感じなのかな」
わかな「賑やかになりそう」
「……まあ、悪くはないか」
校門を通り過ぎようとしたら..........
母さんが駆け寄ってきた
百「竜ちゃーーん!一緒に帰ろーー!」
「嫌」
百「即答!?」
みんな「wwwww」
「この年にもなって母さんとは一緒に帰らねえよ」
百「ひど~」
「というか帰り道違うでしょ」
百「あ、確かに」
わかな「百さんはあっちの方面でしょ」
淳平「あはははww」




