第十四話 花火の下で
「ん~~~ふぁーーー」
「......chu」
なんかしてみたくなった
「さてと、朝食は7時くらいか」
「.......今のうちにわかな女子部屋に戻しとくか」
「よいっしょっと」
俺はそんな独り言をつぶやきわかなを抱えた
................
「念のためノックしとくか」
コンコン
「入っていいか?」
愛奈「いいよー」
ガチャ(ドアが開く音)
「お前ら起きてたのか」
愛奈「こんな朝早くにどうしたの?」
「わかなを戻しに来た」
由衣「あら、結局一緒に寝たのね」
「......昨日夕飯食った後何やってたんだ?」
愛奈「それはね.....」
夕飯食べた後.....
愛奈「ねえねえ、わかな」
由衣「竜也と[自主規制]したのはいつ?」
愛奈「私たちの知らないところで抜け駆けした罰でそれくらい言ってよ」
わかな「ふぇ!?なんでそんな率直に聞いてくるの!?////」
愛奈「どっちから誘ったの?竜也?わかな?」
わかな「/////」
由衣「わかな?」
わかな「もう知らない!////」
愛奈「あ、わかなが拗ねちゃった」
...........
愛奈「わかな?これほしい?」
由衣「男子部屋のカギだよ」
愛奈「竜也に会えるよ?」
わかな「.......」
由衣「わっ!いきなり取らないで」
愛奈「後で戻ってきなよー」
わかな「.........//」
愛奈「という感じ」
「.......なるほどね」
俺はそう言ってわかなを布団に寝かした
由衣「私にもそういう彼氏ほしいな~」
「お前は顔はいいからすぐ見つかると思うんだけどな」
愛奈「けど由衣の性格はどうよ?」
「......まあ、頑張れ」
由衣「......ディスられた気がする」
淳平「今日は何するんだ?」
「夏祭りまで肝試しかな」
愛奈「こんな真昼間からか?」
「近くに昼間でも夜みたいに暗い樹海があるんだ」
りん「そこで肝試し?」
「そゆこと」
移動中......
由衣「確かに、めっちゃ暗いね」
「さてと、このけもの道を通って行ってここに戻ってくる。2人一組で行動で......」
淳平「竜也、行こうか」
「は!?え!?ちょまっ、ああ~~~」
わかな「.....竜也連れてかれちゃった」
愛奈「りん、なんで虫取り網持ってんの?」
りん「ああ、これ弟にお化け出たらこれで捕まえて、って言われたからさ」
由衣「こんな朝っぱらから出るのかな?」
わかな「まあ、なるようになるでしょ」
由衣「班は私とわかな、りんと愛奈でいい?」
愛奈「オッケー」
一方そのころ
「.....で、俺を連れてきた理由を説明しろ」
淳平「いやさ、朝からお化けが出るとは思わないから、だからこれ使おうと思って」
「.......バレても知らんぞ」
淳平「ダイジョブダイジョブ」
............
わかな「うわー、想像以上に暗い」
由衣「おばけとか出てきそう」
わかな「ひゃ!」
由衣「え!なになに!」
わかな「....なんだ、タヌキか」
由衣「もう、びっくりさせないでよ」
............
「ヒソヒソ(おい、まだやらないのか?)」
淳平「ヒソヒソ(まだまだ、もうちょっと近づいてから)」
俺・淳平「うらめしや〜 」
そういって淳平が持ってきたオバケのおもちゃを出した
わかな・由衣「ギャーーーーー!!」
「あ、道逆走してった」
淳平「大丈夫か?道間違えたりしない?」
「まあ、あの方向だと大丈夫かな」
一方りん・愛奈
わかな・由衣「ギャーーーーー!!」
愛奈「え!?なんか悲鳴聞こえたんだけど」
りん「あ、戻ってきた」
わかな「ぜえぜえ、普通にいたんだけど」
愛奈「......余計入りたくなくなった」
りん「よし、行こうか」
愛奈「え?ちょ、ええええ!?」
由衣「連れてかれた」
愛奈「暗いよ~怖いよ~」
りん「どこだ?幽霊はどこだ!?」
愛奈「りん、怖くないの?」
りん「え?だって幽霊は非科学的な物じゃないか。いるならあってみたいだけ」
俺・淳平「呼ばれて参上」
愛奈「出たーーーーー!」
りん「出たな!おりゃ!」
俺・淳平「あ」
ドスン(竜也と淳平が地面に落ちる音)
愛奈「え?」
りん「よっしゃー!幽霊ゲット!」
愛奈「なんで竜也と淳平がいるの?」
俺・淳平「........」
淳平「竜也、後は頼んだ!」
「おい!ちょっ、待てや!おい!」
由衣「で、どういう状況?」
わかな「まあ、大体わかってたけど」
「........おい、全部お前が責任取るつってたよな」
淳平「........許してクレメンス」
愛奈「許せるかボケーーー!」
わかな「まあまあ竜也は悪くないでしょ、どうせ淳平につられて一緒にやっただけなんだから」
由衣「そうだよ、全部悪いのは淳平なんだから」
淳平「おま.....誰かーーー!!助けてくれーー!!!」
「自業自得だよ」
そうして夏祭りまで時間をつぶした
「さてとだいぶ時間つぶせたし、夏祭り行きますか」
愛奈「夏祭り♪イェイ!」
わかな「イェイ!!」
淳平「愉快だな」
「早く行くぞー」
愛奈「おいてっちゃうぞー」
りん「へいへい」
淳平「待ってーー」
淳平「にぎわってんな」
「まあ、夏祭りだし」
わかな「竜也~りんご飴買って!」
「ん」
りん「.....バラバラで行動するか?」
由衣「その方がいいかも」
淳平「じゃ、俺とりん、愛奈と由衣でいいか?」
愛奈「賛成ー!」
...............
「ライン来てる」
わかな「ん?誰から?」
「淳平から、『俺たち別れて行動することにしたわ、花火見終わったら入口集合で』だとよ」
わかな「☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」
「.....どうした?そんな嬉しい顔して」
わかな「ん、何でもない」
「.......」
わかな(やった!竜也と二人きりで花火見られる!)
「一緒に花火見れるからうれしいのか?」
わかな「へ!?なんでわかったの!?」
「......俺も同じようなこと考えてたから」
わかな「.......////」
一瞬でわかなの顔が耳まで赤くなった
「はい、りんご飴」
わかな「ん、ありがとう///」
「.......」
わかな「...な、なに?///」
「ん」
口を開けて待つ
わかな「.......ッ/////」
「どうしたの?早く食べさせてよ」
わかな「///////う...うん////」
「パクッ」
わかな「もう///いきなりなんなの?」
「ん~、やってみたかっただけ」
わかな「プイッ」
「はは、ごめんって」
わかな「許さない」
「ふ~ん、だったら二度とこっちから食べさせてあげないけど」
わかな「むう~いじわる~」
「うそだよ、じゃ、まわろうか」
わかな「はーい」
アナウンス「まもなく花火が上がります」
「ん、花火上がるってさ」
わかな「あそこのベンチに座って見よ!」
ヒュー
ドーン
「綺麗だな」
わかな「やっぱり、花火って人を幸せにすると思わない?」
「思うよ、なんか不思議な感覚になるし」
わかな「私もそう思う」
ドーン
「あ~来年もこうやって見れるかな」
わかな「見れるんじゃない?」
「来年は浴衣着てくか?」
わかな「そうだね」
「俺はこうやってわかなと花火見れてうれしいよ」
わかな「......そう////」
「.....照れてる?」
わかな「いきなりそんなこと言われたら照れるでしょ///」
..........
「なあ、わかな」
わかな「ん?なに?」
Chu
わかな「へ!?な、なに?」
ヒュー
ドン
「したくなった」
わかな「むう~ここでやるのは恋人同士ででしょ」
「恋人じゃなくて許嫁だとだめなのか?」
わかな「.........いい...けど////」
「.....花火見終わったし入口戻るか」
わかな「うん、そうだね///」
旅行3日目
とは言っても3日目はほぼ帰るだけだった
淳平「じゃ、ここでお別れだな」
りん「バイバーイ」
愛奈「また明日~」
「じゃあな~」
「じゃ、帰ろうかわかな」
わかな「ん、そうだね」




