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高一編  作者: ryuya
入学編
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11/31

第十一話 証拠

「.....さてと」


「失礼します」


俺はそう言って生徒指導室に入った


そこには教頭先生、岡山(おかやま)先生がいた


岡山「.....お前がなぜここに呼ばれたかわかってるか?」


「......分かりません」


岡山「とぼけるんじゃねえ!!今回のテスト、いや前回のテストもカンニングをしただろう!」


(やっぱりね)


大体こうなるとは想像していた


まあもともと中間も期末も全教科百点満点


怪しまれるのも無理はない


なんなら同じ理由で中学の時にも呼び出されたこともあった


だがこれはすべて実力だった


俺が努力をして手に入れた頭脳だった


それは紛れもない事実


それにこの人は俺の偏差値も見ているはず


なのにカンニングをしたと疑ってきた


この人は今まで何人もあらぬ疑いをかけては退学にしてきた


だがほかの教師の前では善人ぶりを演じる


そんなクズ野郎


まあ予想通りなんだけどね


「......で、僕がカンニングをしているとしたらあなたはどうするんですか?」


岡山「そりゃお前を退学にするんだよ」


「じゃあなんで俺にそのことを言ったんですか?」


岡山「.......」


「あと、俺はカンニングなんかしてませんから」


岡山「.....カンニングしてなかったら全教科満点はおかしいだろ」


「それだけじゃ俺がカンニングしたという証拠にはなりませんよ」


岡山「まあいい、お前にチャンスをやるためにお前を呼び出した」


「チャンスって?」


岡山「俺が今からだすテストに全問正解できたら退学は無しにしてやる」


「......そうですか」


岡山「お前が本当に天才ならこんなもの全問正解できるよな?」


「......」


俺は席に座り机に置かれたテストを解き始めた


1問1問解いていくと岡山先生はどんどん青ざめ始めた


そして.......


「はい、解き終わりました」


岡山「............」


「それ、東大の入試問題とかも入ってましたよ」


岡山「........」


「こんな問題、高校生に解かせるなんて異常ですね」


岡山「なんで、なんで、全部解けてるんだよ」


「さあね、せめていうなら親の英才教育のおかげかな」


岡山「だが、これで終わったと思うなよ」


「?」


岡山「俺は教頭、お前なんか簡単に退学処分にできる....」


「へえ、そんなこと考えてたんだ」


岡山「.....なんだ?」


「(ポケットから何かを取り出す)これ.....何かわかる?」


その瞬間岡山先生は顔が青ざめる


岡山「貴様、いつからそれを.....」


俺が取り出したのは録音機器


「....この部屋に入ったときからですかね」


岡山「今すぐにそれを渡せ!」


「いやですよ。せっかく手に入った証拠なんですから」


岡山「証拠だと?」


「立派な証拠ですよ」


「あなたをクビにするためのね」


「校長から頼まれてたんですよ」


岡山「.......」


「黙ってても無駄ですし今からこれを校長に届けようと思います」


岡山「おい!待て!!」


「誰が待つかよ!」


俺はそう言い生徒指導室の扉を開けそのまま廊下に出た


ここは3階、階段のところに先生を配置して待ち伏せするだろうな


「だから....」


俺は窓を開け


窓から飛び降りた


そして1階の窓枠に飛び移りそのまま校長室へ入った


「失礼します~」


「痛っ」


校長「.......びっくりした、竜也君か、その焦り具合....証拠を持ってきたのか?」


「はい、彼の証拠証言です」


録音機器を渡すと同時に岡山先生が校長室に入ってきた


岡山「き、貴様!俺をクビにさせて何がしたいんだよ」


「........自分の友達を守るため、ですかね」


校長「さてと、まあ、もともと君を夏休み中にクビにする予定だったけど、手間が省けた」


岡山「..........」


そう校長がいうと岡山先生は膝から崩れ落ちた


校長「先生方、この部外者を外に出してください」


「.......これで何とかなりそうだな」


校長「あ、そうそう、教師の枠が一人余るから誰か一人いることになるんだけど、その人が君の母親になったから」


「............マジですか?」


校長「大マジ」


「まじか......w(゜Д゜)w」


(足ちょっとぐねった)


校長「大丈夫か?足ぐねったみたいだけど」


「大丈夫です。もともと関節だけは弱いんですよ」


「ちょっとしたことでぐねったりしちゃうんですよ」


校長「ふうん、まあ体は大切にしなよ」


「では、これで失礼します」


俺はそう言い校長室を出た

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