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壁打ちのススメ~それぞれのAIの個性を小説で比べてみよう~「タイトル:頼られ過ぎる探偵」  作者: グーグー


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頼られ過ぎる探偵~死者は待ってくれない~チャットGPT編2~

# 「頼られ過ぎる探偵」


## 第二話 死者は待ってくれない


 電柱の上の青年は、瞬きの間に消えた。


 だが、弥太郎には分かっていた。


 あれは見間違いではない。


 幽霊は、“用事”がある時だけ、ああして強くこちらを見る。


「……今の、見えました?」


 倉橋美鈴が青ざめた顔で聞く。


「見えました」


「やっぱり兄ですか?」


「たぶん」


「たぶん!?」


「幽霊にも似てる人はいますから」


「そんな雑な分類あるんですか!?」


 弥太郎は眼鏡を押し上げた。


 正直、幽霊の世界はかなり適当だ。


 壁を抜けられるやつもいれば抜けられないやつもいるし、昼しか出ないやつもいる。死後のルールは誰も説明してくれない。


 今事務所にいる転落死の幽霊など、「猫だけには触れる」という謎能力を持っていた。


 本人にも理由は分からないらしい。


「で、兄さんの名前は?」


「倉橋悠人です。二十二歳。工場で働いてました」


 美鈴はスマホを取り出した。


 画面には笑顔の青年が映っている。


 短髪で、人の良さそうな顔。


 電柱の上にいた幽霊と同じだった。


「事故っていうのは?」


「山道で転落したって……。バイクごと崖下に落ちて」


「ふむ」


 弥太郎はメモ帳を開く。


「警察は?」


「居眠り運転かスピード超過じゃないかって」


「でも納得してない」


「はい」


 美鈴は唇を噛んだ。


「兄、運転すごく慎重だったんです。雨の日なんて特に」


「事故の日、雨だった?」


「かなり」


 弥太郎は少し考える。


 その時だった。


 事務所の隅から声がした。


「おい探偵」


 転落死の幽霊だった。


「なんです?」


「その兄貴の幽霊、たぶん相当ヤバいぞ」


「何がです?」


「顔が“沈んでる”」


「沈んでる?」


 幽霊は腕を組む。


「強い未練とか怒りがあるやつは、だんだん人間っぽさ消えるんだよ。さっきの、もう半分くらい向こう側だった」


 美鈴の顔色が変わる。


「向こう側って……?」


「悪霊予備軍です」


「さらっと怖いこと言わないでください!」


 弥太郎はため息をついた。


 これが面倒なのだ。


 普通の幽霊は時間が経てば薄れて消える。


 だが、強い執着を持つ幽霊は残る。


 残り続ける。


 そして時々、壊れる。


 以前、浮気相手の家の冷蔵庫を毎晩開け閉めし続ける霊を説得するのに三週間かかった。


 冷蔵庫の霊はしつこい。


「とにかく、話を聞きましょう」


「兄とですか?」


「ええ。できれば穏便に」


「穏便じゃなかったことあるんですか?」


「あります。包丁飛んできました」


「帰りたい……」


 その夜。


 弥太郎は美鈴を連れて現場へ向かった。


 山道は町外れにある古い県道だった。


 街灯は少なく、ガードレールも錆びている。


 雨上がりの空気がぬるい。


「ここです」


 美鈴が足を止める。


 崖下には、まだ壊れたガードレールが残っていた。


 花束も置かれている。


 弥太郎は辺りを見回した。


 ――いる。


 暗闇の中に、ぼんやり白い影。


 倉橋悠人は道路脇に立っていた。


 首は曲がったまま。


 服も泥だらけだ。


 だが写真と同じ顔で、妹を見て少し困ったように笑った。


『……来るなって言ったのに』


「お兄ちゃん……!」


 美鈴の目に涙が浮かぶ。


 幽霊は妹に近づこうとして、途中で止まった。


 自分の手を見る。


 半透明の、死者の手。


『あー……だめだなこれ。やっぱ見られるとキツい』


「兄さん」


 弥太郎が前へ出る。


『あんたが探偵?』


「一応」


『なら犯人探してくれ』


「まず話を聞きます」


『殺されたんだよ、俺』


 風が強くなる。


 木々がざわついた。


『ブレーキ細工されてた』


 弥太郎の眉が動く。


「証拠は?」


『知らねえ。でも、あの日……』


 悠人の表情が歪む。


『会社の先輩と揉めてた』


「名前は?」


『沢井』


 その瞬間。


 悠人の輪郭がぶれた。


 黒い染みみたいなものが、身体の周囲に広がる。


 転落死の幽霊が小声で言った。


「おい、まずいぞ」


「ええ」


 悠人の声が低く変わっていく。


『あいつが殺した』


 地面の小石がカタカタ震えた。


『あいつが』


 美鈴が後ずさる。


『殺したんだ』


 弥太郎は静かに言った。


「落ち着いてください」


『落ち着けるか!!』


 轟音。


 ガードレールがひしゃげた。


 美鈴が悲鳴を上げる。


 幽霊の顔が、人間の形を崩し始める。


 怒りに引っ張られている。


(早い……!)


 普通、ここまで壊れるにはもっと時間がかかる。


 弥太郎はとっさに叫んだ。


「妹さんが見えてますよ!」


『……え?』


「怖がってます!」


 悠人の動きが止まった。


 美鈴は震えながら、それでも兄を見た。


「お兄ちゃん……やめて」


 沈黙。


 数秒後。


 黒い染みが、ゆっくり薄れる。


『……悪い』


 悠人はうつむいた。


『俺、時間ないかもしれない』


「時間?」


『消える前に、思い出せなくなる』


 弥太郎は息を飲む。


 幽霊は長く留まりすぎると、記憶が壊れる。


 名前も、理由も、自分が誰だったかさえ。


『だから頼む』


 悠人は弥太郎を見た。


『俺が何で死んだのか、見つけてくれ』


 その目は、怒りよりずっと強い、“恐怖”に満ちていた。

==========


【チャットGPTは突っ込み役(私)がいないと暴走しがちのようです。いくつかの矛盾点がありますね。死後の記憶が壊れるという設定も、兄と転落死男とでは違っています。これはあまりよろしくないです。でも、最終話までに回収されるかもしれないのでドキドキしながら放置してみましょう。それにしてもオカルトに全振りするつもりでしょうか?陰陽師とか出てきそうな雰囲気になってきました(笑)】

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