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28 尋問、拷問?

ハーレム?



 俺は、今ピンチですよ。ボディビルダーの様な体をした。アルテナ似の女に捕まりました。

魔力が全く感じられません。この、浴場のお湯に問題が有りそうです。

微かに、硫黄の匂いも感じられるので温泉でしょうね。

湯気を被っただけで、魔力を奪い取るとは。お湯に浸かったらとんでもない事になりそうです。

ボディビルダーお姉さんに、後ろ手に両手を掴まれて。浴場の出口に連れて行かれて。

お姉さんが外に声を掛けます。


「誰か居ないか! 居たらロープか縛る物を持って来い! 狼藉ものを捕まえた!」


 外から。


「はい! 暫くお待ちを」


 と返事が有り、バタバタと数人が走り込んで来る。


「ナターリア様、御無事で?」


 と侍女長らしき年嵩の女が問い掛ける。

ナターリアと呼ばれた、ボディビルダーお姉さんは。


「私より強い者は、この国には居ないぞ」


 と言っています。恐ろしく強い様です。

ナターリアお姉さんは。俺の手を掴んだままで、侍女に持って来たロープで後ろ手に縛らせます。

それから、肩を掴み半回転させて。正面から俺の観察です。

マジマジと見ながら。


「ほう、中々の美形だな、何事も無ければ私の夜の伽をさせてやっても良いぞ、フフフ」


 何て言ってますが。俺は、嫌だよボディビルダーお姉さんと、ベットを共にするなんて。


「連れて行け、今から尋問をしろと警備の者に言え!」


 とナターリアは、言って侍女達に俺を引き渡します。後ろ手に縛られて、侍女達に引き連れられて城の

廊下を歩いて、地下方向に連れて行かれます。

暫く進むと地下牢らしき雰囲気の場所に来ました。其処で兵士に渡されます。

兵士達に連れられて地下牢の1つに、放り込まれます。

夕方だったので尋問をする者も帰って居なかったのだ。

今夜は、どうもお泊りの様です。


 それから、1時間程すると。風呂の湯気で湿っていた服も乾いてきた。

魔力も少しずつ戻って来ている様です。空間魔法で体の表面から外に向けて掃除をする様に広げてみる。

温泉成分が、服から取れた様で魔力が戻って来ました。

スーパーマンの能力を奪う物質みたいな物が、温泉成分に入って入る様です。

服から、剥がれ落ちた温泉成分を、魔素に変えて見ます。ほんの僅かですが何か魔素に戻らないものが有ります。それが、魔力を消す成分の様です。

この、僅かな物で俺の魔力を奪うのか。誰が造ったのだろう??

こんな、時にはアルテミア様が出て来て教えてくれていたが、今回は教えてくれなかった。

何か秘密を持っているな。


 今夜、地下牢で寝るのは嫌だから空間魔法でダミーを作って。俺は、新幹線に帰って寝よう。

お腹も減って来た。

ダミーを作り、地下牢の床に穴を開けて地下に潜る。穴は塞いで隠す明日の朝は

地下牢に出勤しないと行けないので、途中の穴は残して置く。

新幹線に、帰り、美味しく夕食を戴き早めに休む、明日は早めに出勤しないと不審がられても困る。

アリスとビアンカには、情報収集に行くから心配しないでと言って有る。


 朝、少し早めに起きて食事を食べてから地下牢に御出勤です。

地下牢に、床から入り床を元通りにしてダミーと入れ替わる。暫くすると兵士が朝食を持って来る。

硬そうなパンに、冷めて何が入って入るかも分からに様なスープが牢の鉄格子の前に置かれる。

鉄格子の下の隙間から中に滑らせて入れてくれる。一応受け取り食べる振りをしてから魔素に返す。

空になった入れ物は廊下に出して置く。


 朝の、8時頃だろうか。兵士がお迎えにやって来ましたよ。ご丁寧に手錠と足枷を嵌められました。

歩きにくいのですが、お構いなしに引き立てられて取調室もとい。拷問室ですね。

に、連れて行かれました。

部屋の中には、仕事熱心そうな尋問官の様な痩せたおっさんが,

助手の若い男と並んで立っています。椅子に座らせて体と両手をベルトで固定されます。

兵士は、何かの時の為か、入り口の扉の所に2人で立っています。

俺の、前に机が有り。その向かい側に、痩せた尋問官と若い男が椅子に座ります。

若い男が。


「名前と、何処から来たか言え!」


 と偉そうに聞いて来ます。

どうしようかな、どんな名前が良いかな。出身地は、モルダビア王国で良いけどな。

何て、考えていたら、ドンッと机を叩かれて。


「早く言わんか!!」


 と若い男に怒鳴られた。痩せたおとこが。


「まあまあ、そう慌てなくても時間はたっぷり有る。それに、今宵は、あの方が夜伽をご所望で有るから手荒な真似はしないよ、ホホホ」


 と嫌な笑い声をだす。

若い男も。


「あの方の、夜伽をして次の日に歩いていた男は。私はまだ見た事が無いですね」


 何て恐ろしい事を言っている。

あの、ボディビルダーお姉さんの事だろう。


「ワッ、ワッ、私は、たッ、たッ、旅商人の、ビルワと言います。モルダビア王国から来ました。昨夜は、道に迷いまして城内をうろついていました。申し訳有りません」


 と言ってやったぜ。しかし、痩せた男の方は、目がキラリと光った様な表情で。


「ほう、ビルワと言うのか? 何処かで聞いた事が有るような?」


 痩せた男が、若い男に目配せをします。若い男が部屋から出て行きます。

暫くは、痩せたおっさんと、世間話をしています。突然拷問室の扉が開き、出て行った若い男と、20代後半位の仕事の出来そうなイケメンが入って来た。

その男は、俺を見るなり、片膝をつき。頭を下げて。


「アルテミア様の使徒様御無礼をして申し訳ありません。皆の者早く戒めを解くのだ!」


 痩せたおっさんは知っている様だ、若い男と兵士はビックリしている。

俺は、ばれたかと、手錠やベルトを魔素に変えて。


「堅苦しい挨拶は良いから自己紹介をどうぞ」


「私は、この国ヴァンダル帝国皇帝の、2男でウラミル・ヴァンダルです」


 仕事の出来る男は、皇帝の次男なのか。この国の情報機関のトップだろう。


「俺は、君達が知っている様に、アルテミア様の使徒で。モルダビア王国の辺境伯が、5男の、ケント・スミルナだ、宜しくね」


 と挨拶をする。

それと、俺がこの国へ来た目的も話して聞かせる。


「俺は、アルテミア様の使徒として、今後90年余りこの世界で使徒としてアルテミア様のお手伝いをしないといけないから、平和な世界で有る様に知って起きたい事を調べて居たのだ。しかし、君達の、情報収集能力は随分高い様だ。出来れば色々教えて貰いたいものだ」


 ウラミルが。


「使徒様のお役に立てるなら出来る限りの事は致します」


 と言って協力をしてくれる事になった。

現皇帝も、兄も、他国を攻める意思が無い事も分かった。皇帝と兄にも顔合わせをして、玉座の上に女神像を設置する。

皇帝から、末娘を娶ってくれと懇願され。アリスとビアンカに相談して、貰う事になった。

本人に会って見る、若い成人したばかりの15歳で。発育不全である。

俺に、押し付けた訳が分かった。

このままだと、あと数年の命だろう。美人薄命の典型である。


 名前は、アンナ・ヴァンダルと言う。

多分、心臓が悪いのだろう。様子を見るのは新幹線に戻ってからにする。

ウラミルと、今後の打ち合わせをする。情報収集をしたら報告書に纏めて、モルダビア王国にある。

アルテミア教の総本山に集めて纏める事。これからは、アルテミア教を隠れ蓑にして情報収集をしても構わない。宗教を利用すればやりやすいだろう。取り敢えず、情報量と今後の活動費として、100万枚の金貨を預けて置く事にした。


 帝国での、情報収集も終わり、情報機関も手に入れることが出来た大きな収穫で有る。

此れで、1度テーベア山脈の別荘に帰る事にする。

新幹線に乗って、アンナの身体検査をする。恥ずかしいだろうから、麻酔を掛けて。

裸にして空間魔法で立たせて診察する。やはり、心臓弁膜症だ、心臓全体を作り直す。骨格も発育不全なので全体にカルシュウムを入れて補強して大きくする。

15歳の体にしてあげる。胸や腰回りも大人らしくする。悪い所が無くなったから、

後は自然と発育するだろう。母親が綺麗な人なのか、アンナも美人になる素質は持っている、後は健康に育つだけだ。

服を着せようとしたが、体が大きくなったので合わない。

アリスかビアンカの服を借りるか、今から創るかだな。適当にイメージしてワンピースを体に纏わせる。

上出来である、気に入らなかったら後で2人のを、借りたら良いだろう。

体を、随分変えたので暫くはベッドで寝ていて貰おう。

今は、夕方なので今夜は此処で泊り明日の朝から帰る事にする。


 次の日南に向かって新幹線を走らせて王都のアルテミア教総本山を目指す。

時速250kmなら8時間程で帰れる。アリスとビアンカに俺の3人で交代しながら走らせる。

夕方に王都の駅に着いた。疲れて居たので、夕食後そのまま新幹線車内で寝る。

次の朝、神殿に上がり。アリアと会い打ち合わせと言うか問題が無いかを話し合う。

ヴァンダル帝国の情報機関と話し合い。アルテミア教との連携も伝えて。情報は、アリアの所に集まる様にしたと伝える。

特に変わった事も無いそうだ、問題も無いので別荘に行く為に出発する。


 別荘に着いて、これからは、特に用事も無い。子作りをするにも、春に生まれた方が育て易いだろうから、妊娠は6月か7月位が良いだろう。荻野博士で頑張ろう。この星の他の大陸を見に行っても良いね。

飛行機か飛行船を作ろう。

早速設計図を描く。全長は100mで幅30m高さは20m程度で100/1の模型を作って見る。

翼も有った方が大気圏内では安定性する。製作する場所兼格納庫を先に作る。

別荘からトンネルを掘り別荘に隣接する様に、格納庫を作る。


 先に骨組みを作りそれに、ミスリルの外板を取り付ける接合は、溶着させる。繋ぎ目の無い綺麗な機体が出来た、車輪も格納式は辞めて離着陸の時にだけ、直接機体に作ったら良いのだ。

これなら故障が無い。

推進装置は、ロケットエンジンで近距離なら空間収縮で進む。

1度、内装をする前に試運転をしてみる。格納庫の前方に有る。山肌を魔素に戻して解放する。

飛行機を、空間魔法で包み、浮かせて格納庫から出す。浮かせたままロケットエンジンに点火して飛ばす

空間魔法で方向は変えられるし、翼の操舵でも操縦出来る。

テーベア山脈を1周する様に試運転を続ける。

何か黒い物が、付いて来ていますよ。

黒い龍じゃ無いですか?


 ひょっとして、黒龍(ポチ)さんじゃあ〜りませんか?



読んでくださりありがとうございます。

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