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27 初めての危機

強い主人公が捕まります。


 アリスの姉、マーガレット王女様から逃れて。アリスの部屋に帰る。前に荷物を持ち出していたが。

流石は、王女である。元通りに揃っている。

結婚後の予定を話し合う。

結婚後は、1か月程テーベア山脈の別荘で過ごす。

それから、遣り掛けの仕事を片付ける。


 スミルナ・王都間の道路の橋が残って居る。

大きな橋が1本と小さな橋が数十本有る。

大きな橋は川幅100m程有る20mスパンの橋脚を6本作らないと行けない。

変な工法は駄目だ、全て石で作る。

工事中は、いちいち住まい帰れない。

馬車を改造して寝泊りをしながら工事をする。

キャンピングカー生活だな。


 スミルナまでは、2か月位掛かるだろう。今が、夏の終わり頃で、8月後半。

1か月新婚旅行で9月後半。橋の工事2か月で11月後半にスミルナに居る様になる。

その後はその時に考えよう。順調に行くとは思わない。

アリスに。


「侍女はどうする?」


 と聞く。


「前と同じ侍女を連れて行くわ」


 俺は。


「2人に聞かなくても構わないのか?」


「あの2人も面白いと楽しんでいます」


 と答えたので大丈夫なのだろう。


「2人には、給金をはずんでおこう。それと、替わりたい時は言ってくれと言っておいてくれ」


「分かりました」


 明日は、王が馬車で1緒に来るそうだ。俺は、辺境伯の王都邸に行って今日は神殿で寝るので帰ります。と言って神殿に帰る。

アリアに、金庫に金貨100万枚入れて置くから。自由に使っても構わないと言って置く。それから、何か用事が有る時はアルテミア様に祈ったら通じると教えてやる。

駅に降りて新幹線の中で、夕食を食べて寝る。


 今日は、結婚式である。前世では。教会で神父が、新郎と新婦にお互いがいつまでも愛し合いますかの

アレで有る。

それを、アリアが総司祭として執り行う。

アリス、ビアンカの順で滞り無く式は終わった。俺達は、空間魔法で上空へ舞い上がり徐々にステルスを

使い消えてゆく良い演出である。


 姿を消してから降りて来て。駅に降り新幹線で、南に向かう。

異世界初の新婚旅行です。

次の日にテーベア山脈の、別荘に到着した。今夜が、初夜ですが、普通ですよ。

現地人の若い体、精神はおじさんです。アルテナの夫である、男爵の様な改造はまだしませんよ。

後は、想像にお任せします。


 1か月余りゆっくりまったりと過ごします。

ビアンカに、1度国に帰らなくても良いのか聞くと。

恥ずかしそうに。


「赤ちゃんでも出来たら見せに帰るけど」


 と言う。それは、それで。あの父親でも、認めてくれるだろうな。

それから別荘からの、降り方を。アリスとビアンカに教える。空間魔法の使い方である。

竪坑をエレベーターの様に降りたり上がったり出来る様にしないと。1生、別荘から出られない。

アリスの魔力が多い様だ。以前に新幹線を運転させる為に魔力を少し分け与えた為だろう。

しかし、それ以上多くなって居る様だ。

ビアンカも、この世界の人族にすれば多くなっている。


《それは、貴方の体の成分を、彼女達が体内に取り込んだせいよ。いずれ、妊娠して子供が生まれたら、貴方の遺伝子を受け継いでいるから。この世界トップクラスの生物の誕生よ》


 俺って、化物? 最近は人間止めている様な?


《答えは、後 97.5年後ね フフフ》


 そうだよ、もう少し時間はある。子供を作って孫が出来る頃まで時間は有りそうだ。しかし、化物クラスの子供が出来て。1人ならまだ何とかなりそうだが。何人も出来て、兄弟喧嘩をしたり。遺産で揉めたらこの惑星は滅びるな。


 おぉ〜、ブルブル。背中がゾクゾクしてきたよ。

生まれてからの、教育をしっかりしないと大変だ。

アリスとビアンカの魔法と魔力制御の訓練をして一応使いこなせる様になったので。

スミルナ・王都間の道路で川部分に架ける橋の建設工事に出かける。稼ぎはしないが出稼ぎである。

アリスとビアンカと侍女で新幹線を置いて置くので好きな所に行ったら良いだろう。

東海岸行も、南からの接続もして置く。


 王都の駅、神殿に行。アリアに最近の状況を聞く、特に問題も無く新制アルテミア教は、無事に船出をして順調に進んで居る様。、流石は、アルテミア様が推薦してくれたアリアだけの事ではある。

王都の、辺境伯邸に行。兄に、馬車と御者及び世話をしてくれる人を借りて。工事個所に向かう。

両親は、結婚式後に辺境伯領に帰っている。


 王都側から、順番に橋を作って行く。古い橋は残していて、新しい橋を川の上流側に作り道路を付け替えてから、古い橋は魔素に変えして行く。

難関の大きな川に架ける橋だ。川岸に橋脚を空間魔法でイメージして一気に作り上げる。

20m先に橋脚を同じように造る。水も空気も元は魔素だ、魔素に戻してから石材に変えてから橋脚にする。橋脚と橋脚の間に空間魔法でアーチの形にイメージして、魔素を石材に変えてアーチを作って行く。

一度出来れば後は簡単だ。橋を作りながら歩いて行きながら、橋脚を作りアーチを作りの繰り返しで。

100mの橋も簡単に作れた。橋作りは簡単だが、移動が馬車なので移動時間が掛かるだけだ。


 何とか、スミルナまで辿り着いた。これで、心残りは終わった。

馬車と世話人を辺境伯邸に、連れて行き労をねぎらって少し多めに給金を払ってやる。

父に、橋の作り替えは終わりましたと伝えて。

金貨1万枚置いて置く。

地方が潤えば心配事が減るだろう。


 スミルナに来たので、この辺りの、アルテミア教の教会を見て行こう。

俺がアルテミア様の使徒と言う事は、この辺りまで聞こえて来たのか。逃げ回る人は減ったが。

まだ、若い娘は見かけない。スミルナの教会に入り女神像を、新型に作り替える。

人事の方は、進んでいる様で評判の悪い神官は、更迭されているらしい。

此処の、新支部長に案内して貰いながら近隣の、教会の女神像を新型に変える。


 此処まで来たなら。爺さん婆さん所に行って見ようと思い向かって居たら、新幹線の、換気口から。

微かに音が聞こえる。急いでエクバタナ男爵領の駅に行って見る。駅に降りると、ロケットエンジンの

音がゴーゴーと言って聞こえて来る、最初に作った新幹線が入って来る。

アリスが、気が付いた様だ。俺も空間魔法で新幹線を包んで止める。

駅を少し過ぎて止まる。


 アリスとビアンカ達は、トンネルが何処まで続いているか。見て回って居た様だ。

東海岸に行。引き返して、スミルナ行き。そこで辺境伯邸に行って。俺が、エクバタナ男爵領に行った様だと聞いて、新幹線を乗り換えて来たのだ。


 皆で、爺さん婆さん所に行く。門番のハマトは相変わらずに門に立っていた。


「坊ちゃんいらっしゃい」


 と言って挨拶してくれる。


「ハマトも、元気そうで良かったよ」


 と労う。嫁たちも挨拶して中に入る。

男爵邸に入ると、兄さん夫婦がいる。爺さん婆さんに、男の子が居ないので。孫である。

辺境伯の、3男、実際は娘リリーの2男である。

エルス・スミルナを養子として貰ったのだ。

爺さん婆さんは、まだ元気そうだ。此処に来たついでに健康診断をしておこう。

婆さんは、骨粗鬆症と足腰の軟骨の不具合を改善させる。

爺さんも、似たようなものだ。2人共80歳くらいまで元気でいて貰いたい。

兄達にまだ、子供が居ない。何かが可笑しいのだ。


 兄に、アルテミア様の使徒として、夫婦の診察をしてみましょうかと許可を得る。

先に、兄の診察をする。異常は見当たらないが、元気になる様に少しだけ例の加工をしてやる。

秘密ですよ。

兄嫁クリーミアは、バルサ男爵の次女です。

裸にはしませんよ、服を着たまま診察します。大きな問題ですね、卵管が細くて排卵出来ない様です。

卵巣や卵管全般を良くして、元気な子が出来る様に魔力を微弱位込めてやる。

胸も少し大きくしてやる。兄の為では無い。母乳が良く出る為だ。

兄さんに、金貨1,000枚を渡す。


「早いけど出産祝いですよ」


 と言って。

今晩は、男爵邸に泊り、初めて作った風呂にも入る。久しぶりなので不具合は無いか点検もして置く。

良心的な建築業者ですね。工事後のメンテナンス作業も大事です。自画自賛ですが。

俺がまだ、魔力制御が出来なくて。魔力ダダ漏れ状態で作った物なので建物が壊れても、此の風呂や風車等は、数千年残るだろう。

アリスとビアンカ3人で、俺が寝ていた部屋で寝る。侍女2人は別に部屋を構えて貰う。

俺達は、今夜は大人しく寝る。

兄さん夫婦は、今晩は、激しいだろう。多分受胎するね。俺の魔力を微弱だけど使った事で。

10月10日後に大変な事になるとは。


 次の日、朝食後に別れを言って帰る。

新幹線で、スミルナまで帰る。スミルナで新幹線を乗り換えて新型で王都まで帰る。

王都で、南向きに新幹線を移動させてから、北へトンネルを掘る準備をする。

1度、神殿に上がり。アリアに、今から、帝国まで行って来ると伝える。

今の所、アルテミア教は、問題無く運営出来て居る様だ。資金的にも寄付が増えて黒字になっているとの

事です。

 

 ヴァンダル帝国の帝都まで、約1,800kmです。時速30kmで掘っても60時間ですが、途中にトラシア

山脈が有ります。

山脈のトンネル貫通を1週間位見て置きます。

よし、それでは出発です。時速30kmでトラシア山脈まで掘り進みます。500km位です。

夜は寝て、2日位で山脈近くまで来ました。

前回の、テーベア山脈のトンネルと同じ様に掘ります。

ゆっくり、掘り進めます。時速5km程度で2〜3時間掘り進め。夜間は引き返して休みます。

寝ている時に圧し潰されたら、嫁2人と一緒にまだ死にたくないもの。

テーベア山脈のトンネルと同じ壁厚にします。今までより3倍位厚くして施工します。

1週間位掛かってトラシア山脈を貫通しました。

1度竪坑を掘り地上に出て方向を確認します。冬の北国です雪が積もっていますよ。


 帝都に向かって掘り進みます。帝都、帝国の情報は多く無いのです。

情報統制が厳しくて外部に漏れて来ません。帝城に潜り込んで、情報収集をしないといけません。

うかつに、竪坑を掘って行くと。雪が陥没して発見される恐れが有ります。

空間探査を細くして、地中探査をしながら。帝城を探してトンネルを掘り、城の真下まで掘り進みます。


 アリスとビアンカに、新幹線に乗ったままで何が起こるか分からないので出て行かない様に釘をさす。

1人で、竪坑を掘り城の上を目指す。今は、夕方位だ。城の中をステルスで探って行く。

ネウストリア王国の時と同じだなと思いながら進んでいく。何故か水の音がする。浴室の様だ。

大きい大浴場だ。男風呂なんか覗きたくも無い。

これは女風呂だな、入って見る。居ますよ、体付きはアルテナみたいな貧乳のお姉さんが。

浴槽の縁を廻る様に良く見える所に移動する。寒い国なのでお湯の湯気が立ち込めている。


 突然、貧乳お姉さんが、此方を向き近づいて来る。見えて無いよね?

しかし、お姉さんは、見えて居る様だ。


「おい、お前、誰だ。堂々として私の体を見て。ほら、もっと見たいか」


 と言って捕まえられて貧乳に顔を押し付けられた。

どうーなっているの?? 知らぬ間に、ステルス解除されているよ。

貧乳で良かったよ、巨乳なら今頃窒息だよ。しかも、魔力が無くなって魔法が使えなくなっているよ。


 俺ピンチだよぉ〜〜。



何時もお読み下さりありがとうございます。

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