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23 信教の自由


 お父様は、両手の拳を握り締め。


「あの、悪魔め、殺してやるー!」


 俺は、まあ仕方ないかと、ステルスを解除して出て行く。


「まあまあ、お父様お怒りはごもっともですが。此れには深〜い訳が有りましてアルテミア様から、

この大陸の安定と繁栄の為に。私が3国の姫様と結婚してバランスを取りなさいとお告げが有りましたからこうしてやって来た次第です。発育具合を確かめる為に、胸を揉んで見たのですが、免なさいね」


お父様、肩をプルプル振るわせて超御立腹です。


「こっ、こっ、こやつを取り押さえろ!」


 と言いますが誰も動けません。

俺は、ビアンカに近づき


「責任を取らせて頂きます」


 と言って抱き寄せてキスをします。嫌がりませんよ。俺ケントは、超絶イケメンですよ。

あれから2年近く俺の魔力で磨きが掛かり、身長も伸びています。神々しい姿になっているのですよ。

ビアンカを連れて、王宮の謁見の間に行き王座の上に。モルダビア王国に設置したのと同じ大きさの

アルテミア様の女神像を設置します。

これで、実印を押したのも同じで誰も文句は言えません。


 王宮から少し離れた何も無い所に、神殿を建てる許可を強制的に貰う。勝手に建てると言う事です。

此処は、大都市なので超巨大なパルテノン風神殿を建てます。

今回は、大きいので時間をかけて丁寧に創ります。1週間かかりました。

アルテミア様もこれでお喜びのはずです。祭壇も大きさに合わせて作ります。

女神像も、巨大な物になりました。何時もの様に祭壇裏に隠し扉を造り駅への出入り口にします。


 神殿の出入り口の狛犬を、仁王にするか。又サーベルタイガーにするか。

試案していたら、ぞろぞろと、神官服みたいな物を着た一団がやって来た。


「これこれ、私達は、アルテミア教の神官です。こんな所に神殿を建てて、ましてや断りも無く女神像を

設置するなど天罰が下りますぞ!」


「天罰とは、こんな事を言うのか?」


 と言って文句を言って来たおっさん1人を残して、残りの者全員麻酔で寝て貰う。

神官のおっさんを、空間魔法で包み。

アルテミア教のネウストリア王国教会支部の有る方向が見える様に数百m上空に持ち上げる。


「今から、天罰とやらを見せてやる」


 と言って、教会支部の建物を上部構造体から順番に魔素に戻す。

おっさんの足元に水溜りが出来る色が付いた水溜りが。臭いし汚いからそれも魔素に変える。

異変に気が付いたのか、教会支部の建物からぞろぞろと人々が逃げて出て来た何をしていたのか。

裸で出て来る男女もいる。半分程消えた所で、止める、見せしめである。

お漏らし神官に。


「俺は、アルテミア様の使徒である、お前たちは、勝手にアルテミア教を名乗って布教活動をして暴利をむさぼっていたから、天罰が降りたのだ、これからも同じ事をしていたら、地獄に落とすぞ!」


 お漏らし神官は、顔面蒼白で、頭をこくこくとして頷いている。

又、漏らされても困るので、今度は、ゆっくりと降りる。

降りてから、他の神官の麻酔を覚ます。訳が分からずにウロウロしていたが、お漏らし神官が、説明して帰って行った。


 狛犬は、やっぱり、サーベルタイガーにした。統一性が無いと可笑しいよね。

これで、神殿建設は終わったので、王宮にビアンカを連れに行く。

行ってビックリ玉手箱ですよ、王宮の周りを兵士が取り囲んで入れません。

ビアンカのオッパイを揉んだ償いをするつもりだったけど、大事を起こす気力も失せましたので帰ります。姫様2人も連れて行動するとハーレム状態になりますので、体力が持ちません。駅に帰ります。

新幹線の車内で、これからの事を考える。これからも、旅を続けて帝国まで行く?


 行く前に1度スミルナに帰って見る、色々事件を起こしたからどうなっているのか心配だ。

それと、食料品も残り少ない。調達するには、お金が必要です。そうだ、建設資金を回収して来よう。

アルテミア教のネウストリア王国教会支部に行く。1階部分は有るがそこから上は無い。

受付らしき所に行き此処の代表者に逢いたいと伝える。暫く待たされたが、此方にどうぞと案内の女性に

導かれて、建物の奥へと連れて行かれる。いきなり横や後ろから刺されても危ないので空間魔法で、

自分を防御して置く、空間探査しながら付いて行くと前方の三叉路で待ち伏せをしている。

これは、これで、やられた方が被害届を出せるよ。空間魔法で俺のダミーを作って、俺は、ステルス発動して隠れる。


 案内の女が、三叉路に行くといきなり右に曲がって走って行く。

右と左の蔭から、いきなり、槍で突かれ剣で切られる、


「グアーッ、」


声を一応上げる。


「やったー! やったぞー! 」


俺のダミーを切った奴が叫ぶ。

廊下の向こうから。


「やったか、でかした!」


 と言ってお漏らし神官が出て来る。

俺は、そ〜と、お漏らし神官の後ろに廻り、首から上だけステルスを解除して。


「死にましたか?」


 と聞いて見る。

お漏らし神官が。


「そりゃあ、芯の臓を一突きにされて剣で切られたのだ。即死だな、これも俺達に逆らった天罰だ。ワハハハ!」


 と高らかに笑っています。

俺が。


「心臓を槍で突かれたら痛いでしょうな。剣で切られたら痛かったでしょうね」


と言うと。お漏らし神官が。


「即死なら、痛みも分からんだろう」


と言っています。

俺が。


「今言った言葉覚えておけよ、忘れるなよ」


 言ってやります。

その時になってやっと槍と剣の2人が、俺に気が付き。顔面蒼白になります。

殺した奴の顔だけ空中に浮かんでいたら。普通は、ビックリするでしょうね。

ガタガタと震えて、尻餅をついて必死に逃げようとします。

現行犯の犯人なので、死刑です。裁判官兼死刑執行人です。空間魔法で包み込み固定します。

酸素供給を止めます。ジャックマイヨールさんなら10分位持つのかな?

お漏らし神官がやっと、振り向きます。又、お漏らしですよ。魔素に戻します。


 俺の、ダミーを消して、お漏らし神官に上司の所へ案内して貰います。

超豪華な執務室に、案内してくれました。でっぷりと肥え太った、此処の神官長でしょうか。


「わっ、わっ、儂が、こっ、こっ、此処の、しっ、しっ、神官長のビッ、ビッ、ビルワ・クルノだ!」


 俺が、まだ顔だけなのでビックリしている。


「痛かったぞ、心臓を槍で突かれ、剣で体を切られた、痛いよ〜痛いよう〜」


 と泣きまねをする。


「わっ、わっ、儂では、なっ、なっ、無い、そっ、そっ、そ奴が、やっ、やっ、やれと、めっ、めっ、命じたのだ!」


 と言ってお漏らし神官を指さす。お漏らし神官は、冷静です。


「貴方が、殺せと命令したじゃ無いですか」


 2人で羽掛け合いです。


「俺はな、お前たちの神殿が面白い建て方をしているから。アルテミア様もお住いしづらいだろうと思ってな、新しい神殿を寄付してやるつもりで来たのだがいきなり殺された。此れでは寄付出来ないから。

新しい神殿は買って貰う事にした。それと、アルテミア様の使徒を。いきなり殺す様な信者は必要ないから、新しい神官長を選ばないといけない誰にしょうかな?」


《アリアと言う巫女が居るから、その子にさせなさい》


 アルテミア様、初めてでは有りませんか?


《何時も、真摯に祈ってくれて居るのです。心が綺麗で優しい子よ、貴方汚したら駄目だからね》


 ビアンカは、つい出来心ですよ。


 俺は、誰か、アリアと言う巫女を連れて来いと命令する。

その間に、金庫を探して有り金、全てと中に有った宝物も全て収納する。

アリアが、来るまでに、汚物も2人始末する、肥え太った神官長は、心臓の血管に血栓を作って置く。

お漏らし神官は、尿路結石と頭の血管を細くして置く。

簡単には、死なせない。尿路結石など痛いよ。経験者は語るだよ。

アリアが来た、まあまあだ、それ程の美人では無いがスタイルは良い。

後で整形してやっても良いかな? 俺好みにしてやるか。


《だめですからね》


 はい、分かりました。


「アリア、君がアルテミア教のネウストリア王国教会支部の神官長に決まりました。これは、アルテミア様の、御意思で有るから断る事は出来ない。新しい神殿に移るから付いて来なさい。他の者は、荷物の引っ越しをする様に」


 アリアと、駅の神殿に向かう途中で、食料品等とアリアが必要な物も購入する。

神殿に着いて、後は、アリアに運営は任す。取り敢えず、持って来た金貨1,000枚を、渡して置く金庫も作って、アリアの魔力キーで無いと開かない様にする。

あの、神官長は、随分貯め込んで居た様だ。金貨10万枚位は有りそうだ。

後の、宝物も、俺が細工をしてオークションに出せばもっと高値で売れそうだ。

アリアも大丈夫そうなので。駅に降りて、新幹線に乗る。


 車内では、アリス達が3人で暇つぶしをしていたようです。

4人で、打ち合わせをします。これから、1度、モルダビア王国の王都まで帰り。情報収集をしてから、

スミルナに帰って見る。何事も無ければ、アルテナおばさんの出産が迫っている頃になるから。

ペルシス男爵領に行かなくては。

食事を済ませてから。発車する、アリスと交代で王都まで急ぐ。時速250kmなら18時間余りだ。

2〜3時間毎に仮眠を取りながら走り続ける。


 次の日の夕方位に、着いた。アリスと侍女を王城に送ってやり。

俺は、王都の伯爵邸に行って見る。

又、門番が、慌てている。


「ケント様、早くお屋敷に行って下さい」


 屋敷に行くと、兄が居て。


「ケント、大変だ、モルダビア王国の伯爵クラーロ・デイトナの長男でドレル・デイトナが、お前がアリス様を拉致して連れ去ったものだから。怒って取り返しに行くつもりが行方が分からず。スミルナに兵を連れて攻めて行った様だ」


 え、デイトナ伯爵とは、隣領で父とは親しかったし。長兄の妻は、デイトナ伯爵の長女です。

どうなっているの?


「兄さん、デイトナ伯爵とは親戚では有りませんか。一体どうした事なのですか?」


「ドレルはな、アリス様の、姉マーガレット王女様の婚約者だったのだ。しかし、妹君のアリス様に一目惚れしてな。勝手に、マーガレット王女様との婚約を解消して、アリス様を追い回していたのだ」


 ストーカーかよ。


「兄さん、全て俺が悪いのか?」


「お前のせいなのは、もう1つ有る。奴の妹アーリアだ。お前の風評で父が婚約を解消したが、アーリアは、今でもケントが好きな様だ。だから、お前の事より父を恨んでいる様だ。だから、ドレルは、ケントを、アーリアは、スミルナ辺境伯を討って貰いたいのだ」


 大変だよ、恋の三角関係だよ。

どうしよう、どうなる。????




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