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22 女神の神殿

少し長めです。



「しょんべん臭いのは嫌なんだよ」


 ガーン、第3王女様落ち込んでいますよ。


 アリスを連れて歩いて行く、城の外壁を四角く切り抜く。空間魔法で、2人包まれて駅方面に空間収縮で消える。

駅に入り、新幹線に乗る。アリスはビックリである。別世界なのだから。

アリスを連れて行くに当たって、車内を改造するより。1両増やそう。

連結器を外して、先頭車両を離すその間に寝台列車を作って連結する。

南向きの先頭車両で、夕食を食べる。今日は、そういえば昼ご飯を食べていない。

食事をしながら、お互いの事を話し合う。アリスには、母親が居ないそうだ。

産後の肥立ちが悪く亡くなった様だ。

父は、ヘルモリス・モルダビア王だ。


 アリスは、18歳で結婚はまだ決まっていないそうだ。姉の結婚が遅れて婚期が遅れた様だ。

俺の事は、有名らしい。妹が調べまくって教えていた様です。

妹は、側室の子だ、他にも沢山兄弟がいる様です。

アリスが、恥ずかしそうに今夜はどうされますか?と聞いて来る。新婚のアレである。

まだ、結婚した訳では無い。王に脅しを掛けて人質にしただけだ。

俺の命の保証人だ。原住民の意識が有ったら、即襲われただろうが。俺は、体は16歳だが、

心はバイアグラ世代である。


 貴女の父、モルダビア王に命を狙われたからと。

アリスに、説明する。貴女は、人質として預かっている身だから手を出さない。

何年かしてお互いに好きになってからにしませんかと。

しかし、アリス1人では淋しいだろう誰か、侍女でも連れてこようか。

アリスに、聞いて見る。


「これから、南の国ネウストリア王国まで行こうと思うけど、誰か親しい人は居ますか?」


アリスが。


「それなら、ニサとスリーンの2人をお願いします」


 次の日の、朝食後に王城に行く勿論ステルス状態で、アリスの自室に入りアリスが、侍女を呼びに行っている間に、部屋の中の物全て空間収納に入れる。

服など。全て創れるが、愛着が有る物もあるだろう。


 アリスが、2人の侍女を連れて戻って来た。


「貴方達は、姫様が長い旅に行きますが付いて来てくれますか? 嫌なら構いませんが、どうされます?」


 と言って聞いて見る。

ニサとスリーンが、小声で話し合っている。2人共若いね。

結論が出た様だ。


「「一緒に、行かせて貰います」」


 2人同時に答える。

2人に、身の回りの物を持って此処に来る様に言う。早速取りに行く。

アリスには、2人の家族宛に書置きを書いて貰う。何もない部屋の真ん中に書置きを置いて置く。

2人が、荷物を持ってやって来た。荷物は預かり収納する。侍女達は麻酔で寝ていて貰う。

空間収縮で駅まで飛び、新幹線に乗る。車内で侍女の麻酔を解除する。

アリス、ニサ、スリーン3人に、車内の説明をして回る。トイレ、風呂、台所

使い方等を、トイレは、排泄物を瞬時に魔素に戻すので匂いも無い。

風呂、台所の排水及びゴミも魔素に返すから何も残らない。


 もう、お昼頃だ、せっかく侍女が2人も居るのだ、食事を作って貰おう。

食材と、調理道具を揃える。足りない物が有ったら言ってねと言い食事作りを頼む。

食事と言えば、前世の俺は、料理のレパートリーは皆無だったな。

これは、母親のせいです。先祖が、武士で男子厨房に入るべからずの家訓が有った様です。だから、

母が寝込むまで料理等した事が無かった。カップヌードル位かな、アレは、調理と言うモノなのか?

母の、事と言えば、死ぬ前に何か食べたい物は無いかと聞いたら、スイカが食べたいと言います。ん?

以前にも聞いた記憶が甦ります。そうだ母の母、俺の婆さんが、死ぬ前に同じ事を言いましたよ。

40年程前に、季節は春になる前位ですよ。

咄嗟に、母が。


「お母さん、今の季節にスイカは売っていませんよ」


 と助け船を出します。しかし、婆さんは、好物の事は知っていましたよ。


「高知県に行けばハウス栽培で年中作っているからあるはず」


 とのたまいます。今、平成の世なら、瀬戸大橋も明石の橋も有り、海外では有りません。

しかし、40年前は、フェリーボートに乗って行かなくちゃ陽水さんのセリフですよ。

流石にパスポートは要りませんが、結局断念しましたが。心のしこりとして残っています。

母には、スーパーで買って来て食べさせましたが。

過去の余韻に浸って居たら、食事が出来た様です。

流石に、王女の侍女だけの事では有ります。普通の料理ですが美味しく作っています。

聞けば、2人とも大商人の娘で。行儀見習いとして仕えていたのです。


昼食後に、4人で今後の予定を話し合う。


① 南の国ネウストリア王国までトンネルを掘って行く。どの様な国か調べる。

② 北の帝国も同じようにして行き調べる。

③ 王都から東へ新幹線ルートを延伸させる。

④ この大陸を調べたら、別の大陸も調べる。

⑤ 別の大陸に行く為の交通手段を整える、空中を飛ぶ物を考える。


 取り敢えず、この位で、問題が起きたらその時に対応する事にする。

作業分担も決めて、侍女に料理をお願いする。地下なので時計を作って現在時間が分かる様にして、

車内照明で昼と夜を作る。

と言う事で、ペルシス男爵領の終着まで行く。行く道中でアリスに、新幹線の運転、操縦を教える。

王族だから、魔力を多少なりとも持っている。

俺の、魔力を少し分け与えて新幹線制御が出来る様にする。1人だと休憩が必要になり、連続運転が出来ない。いずれは、自動運転に挑戦してみる。

車と違ってレールの上だし、トンネル内で障害物も無い。オンとオフだけで良いはずです。

モグラの魔物が居ても、ドラゴン程の大きさが無ければ万が1衝突してもモグラが挽肉になるはずです。

そろそろ、男爵領の駅に着きます。


 ペルシス男爵に挨拶に行きます。アルテナおばさんのお腹が目立っています。

夏になる前には生まれるでしょう。空間探査したら、付いているので男の子みたいです。

世継ぎ誕生で男爵領も安泰でしょう。教えませんよ。


 そうだ、今思いつきました。駅の有る所に、アルテミア様の神殿を建ててカムフラージュしよう。

まだ、此処までは王城の1件は伝わっていない。アリスを連れて来たが、王女だとは誰も知らない。

男爵に、アルテミア様から、啓示有り神殿を建てなさいとお告げが有ったと言って神殿建設の許可を貰う。

アルテナおばさんに、魔物討伐証明の牙で作ったダイヤモンド紛いの物を渡してお金を都合して貰う。

侍女と1緒に領内で食料品の調達をする。

買っては、袋に入れる振りをしながら空間収納していく。

買い物も済ませて、駅まで帰るが領外れから、魔の森に向かい道路工事をしながら帰る。


 全て石畳にして、魔力を込めて作って行くので何万年も壊れもせず摩滅もしないだろう。

駅(神殿)建設地点に来たので魔力全回で一気に創る。モデルは、パルテノン神殿です。

大きさは、男爵領なのでそれに見合った規模にします。

祭壇の裏に隠し扉を作って、駅の出入り口にします。俺の魔力を認証キーにします。

今の所、俺かアリスしか出入り出来ない。

祭壇の上に女神像を設置する。大きさは、王城の物を大として中位にする。

無人の神殿なので、不届き者が悪さをしたら困るので神殿入り口に、

狛犬ならぬ、サーベルタイガーを2対創って置く。

男爵領の用事も終わったので、新幹線に乗り食事を済ませて休む。


 次の日から、難工事に挑む、テーベア山脈の地下深くトンネルを掘ります。

皆さん、トンネル工事に携わった事はおありですか、普通の人はいないでしょうね。

俺も、前世でトンネル工事はした事は無いけど。下水道工事で、深さ4m位の深さに入った事が有りますが。

平地ではそれほどに思いませんが。50m位の高さ山の側で、同じ4m位の深さに入ったら、土留めの矢板がギシギシと音を立てて動くのですよ。山の重さが押して来ているのです。怖いですよ。

テーベア山脈は、50mでは有りませんよ。多分インド大陸がぶつかって出来たチベット、エベレスト位あるのかもしれません。今度、空から見てみたい。


《地球のエベレスト並みですよ、それ以上に高くすると自重で、地殻が重さを支え切れずにマントル内に沈み込みます。それと、王国の影は貴方の能力を把握しています。エルサも貴方に声をかける前に捕まり眠らされたのよ、もう誰も貴方に手は出さないわ》


 何時も、貴重な情報有難う御座います。


 ゆっくり、掘り進めます。時速5km程度で2〜3時間掘り進め、夜間は引き返して休みます。寝ている時に圧し潰されたら、まだ死にたくないもの。

トンネルの壁厚は、今までより3倍位厚くして施工します。

そんなこんなで、1週間位掛かってテーベア山脈を貫通しました。

1度竪坑を掘り地上に出て方向を確認します。

山脈の南斜面で人が住んで居ない様な所を選んで、別荘を作ります。周りを魔物が入って来ない様に断崖絶壁状態にして上部を忍び返しに作ります。

屋根を大きく作り、普段は跳ね上げて置いて空を飛ぶ魔物に襲われる時は降ろして防御に使える様にした。ハマグリ状態です。

山脈の南側だから割と暖かいのです。夜は少し冷えますが。

プールも作って泳いでみたり、アリス達に水着を着せて泳がせたり、目の保養もします。

魔物も沢山います、冒険者達も、こんな山奥の方には来ない様です。

生活費を稼ぐ為に、魔物討伐をして換金出来そうな部位を取ったり。剥製にしたら、値打ちが有りそうな珍しい魔物を捕らえます。

別荘で、1か月位羽を伸ばしてゆっくり休養を取り、又、モグラ生活に戻る。


 まだ、王都ネウスまでは、3,500km程有る、時速30kmで掘り進んでも116時間強掛かる、

連続では体がもたない。1日8時間労働でも15日程掛かる。

慌てる事も無い、1か月程掛けるつもりで掘って行く。

特に、問題も無くネウストリア王国の王都ネウスに辿り着いた。

着いたけど、地上に出たらマズイ。かも、俺たちモルダビア王国の者たちとこの国の人達は、

見た目が違うのだ。赤道に近いから肌の色が少し黒い、地球の黒人程では無いが。

俺だけが、夕方夜陰に紛れてステルス状態で王宮に行って見る、情報収集である。

王の謁見の間にコッソリ入り様子を探る、それ程の人は居ない。


 もう、夜だ、仕事熱心な人は居ないだろう。綺麗なお姫様でも居ないかな、なんて能天気にうろついて

いたら、居ましたよ。

すっぽんぽんで湯浴みをしている。姫様見たいなのが。胸も大きいですし、耳が少し長い。

ダークエルフじゃあ〜りませんか。これは、これは、バイアグラも要りません。興奮してきましたよ。

俺は、フラフラと、ステルスも忘れて出て行き。


「お嬢さんすみませんがオッパイ揉ませて」


 と言って大きな物を揉みます。最初はビックリして固まっていましたが。


「キャーキャー!!」


 と大騒ぎです。侍女達や護衛の女騎士達が雪崩こんで来ます。

俺も、長く居ると捕まるのは嫌だから素早くステルス発動です。

部屋の物陰に隠れます。


「曲者何処へ行ったー!」


此処ですとは言えない。

皆さん、大騒ぎでお探しです。姫様は、ショックで茫然自失状態です。

すっぽんぽん状態を見られて、ましてやオッパイまで揉まれたのですよ。

蝶よ花よと育てられた箱入り娘さんです。そのショックは如何許りかと思います。

揉んだ本人が思っています。

そうこう、していると、親分の登場ですよ。


「ビアンカ、一体何の騒ぎだ!」


「ウグッ、ウグッ、お父様ぁ~、モルダビア王国の悪魔に裸を見られ胸を揉まれて汚されました、もうお嫁に行けませんア〜〜」


 と泣き崩れます。

お父様は、両手の拳を握り締め


「あの、悪魔め、殺してやるー」


お読みくださりありがとうございます。

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