21 第2王女拉致
少し冒険します。
ペルシス男爵領を、観光と言うか何か珍しい物は無いかと、今日は西、明日は東と、うろつく毎日です。
領民は、居るのですが例のごとく、この辺りまで俺の悪い噂が漂っている様です。
俺の、姿が見えると、そそくさと逃げ隠れるのです。特に若い娘さんなんかは見かけません。
魔の森も、護衛で来ていた50人もの兵士が。地元の冒険者組合の冒険者と一緒になって討伐した物だから、近い所の魔物は全滅です。
もっと、奥へ行けば居ますが、強さが半端では有りませんからまだ死にたく無いので。行くのは辞めます。
それと、もう冬なので。王都まで行って例のパスポート申請に行かなくては。
ハルモさんに会いに行って、王都へ行きますと挨拶をする。
アルテナにも、別れを言い。次の日に出発する。
準備は、十分に済ませてある。空間収納が進化して時間がゆっくりとしか進まなく出来る様になった。
食料を買い集めて、モグラ生活をする。
魔の森に行っても誰もいない、人の来ない様な所からトンネルを掘り始めて。最初に、アジト造りをする、それから、新幹線を作り。王都方面にトンネルを掘り始める。
辺境伯の城の中に有った地図を参考にしているので、完全では無いが一応目安だ。
王都まで約500km。王都から北の帝国、帝都まで2,000km位で王都から南のネウストリア王国の
王都ネウスまで約4,000kmある。
今までの様に、時速30kmで掘り進める。休みながら、王都までは、3日も有れば完成するだろう。
王都まで掘り進め、スミルナからのルートの下を潜る様に掘り進める。
スミルナからのトンネルは、いずれ、大陸を横断して東海岸まで延伸させる。
取り敢えず、王都の辺境伯の屋敷に行って、他国への通行証を貰える処を聞きに行く事にする。
屋敷には、2番目の兄がいる。長男のチェスキーは、辺境伯領で父の後を継ぐべく勉強中である。
マルテイン・スミルナ(辺境伯の二男)22歳は、側室の長男である。
母は、マリアン・スミルナ、 ビスワ男爵家の3女です。
次兄マルテインは、予備、補欠ですよ。
貴族は、世継ぎが居ないと御取り潰しですからね。
一応、妻も居ますよ、 エリコ 20歳 ビルナ伯爵の長女で、まだ子供は居ない様です。
辺境伯王都屋敷に、着きました。門番が顔を見合わせて何事か相談致して居りますが、俺は、何か不幸を運ぶコウノトリか?普通のコウノトリは、赤ちゃんを運ぶのだが。
取り敢えず、入れてはくれましたが。
「ケント坊ちゃん、早く人目につかぬ様にお屋敷内に入って下さい!」
門番の1人が言う。
俺は、何時も通りフードを被ってコソコソとやって来た。今は、冬だから余り目だたなっかたのだ。
それと、衛兵が居る所は避けて。ステルス状態で通過した。
屋敷に入ると、王都の執事アララクが。
「ケント坊ちゃん!大変な事になっていますよ!」
と言う、こちとら、何の事??意味不明ですよ。
誰にも目に留まらない地下で、トンネル工事に従事していたのですよ。
悪いこと等、何一つやっていません。無実の罪ですよ、冤罪です。
「アララク、何の事?」
聞いてみる。
聞いて見ると、大した事では無い。俺は、関係ない。無いと思うがな?
カルディア姫が、家出をした様だ、俺には関係ない。
関係は無いが、問題は有る俺に逢いたいが為に、供の者を1人連れて家出したのだ。
父である、王様が相手にしなかったのだ。そりゃあそうだろうな、辺境伯の普通の5男までなら、
何とかしてやっただろうが。
俺の、風評被害は、この国全てに広がっていそうだ。当然王様の耳にも聞こえているだろう。
そんな男を可愛い娘の夫として認めるものか。俺が父親でも嫌だよ。
「アララク、俺は、関係ないよ、何もしていないし、姫様など、見た事も無い」
「坊ちゃん、貴方は、関係無いでしょうが。姫様は、家出してまでも貴方に逢いたいのですよ。供の者も腕が立つ者でしょうから、直ぐに見つかりますよ」
超スーパーストーカーかよ。
「王の情報機関は、優秀です。先日トップが、原因不明の事故で替わりましたが人材は豊富です。お気を付けください」
「アララク、有難う。この屋敷に居たら迷惑を掛けるから直ぐに出て行くよ。他国に行く為の通行証は
何処に行けば貰えるの?」
「それなら、冒険者組合で発行してくれます。組合員証は、お持ちでしょう。国境を越える時に必要なのが通行証なのです」
「アララク、有難う」
俺は、急いで屋敷を出る。ステルス状態のまま、冒険者組合の近くまで行き、様子を探る。
何事も無い様なので、路地裏でステルスを解き冒険者組合に行く。
中に入り、空いているカウンターで通行証の申請をする。
父から貰った書類のせいなのかスムーズに作ってくれた。
組合員証に判子を押すだけだった。
冒険者組合から外に出て、路地裏でステルスしようと路地裏に入ったら誰かが付いて来る。
振り向かないで。空間魔法で全体を包み込む、麻酔も掛ける。
振り返り確認すると、まだ若い女の様だ。アルテナよりは、年上かな?
空間魔法で、包んだままステルスで隠して駅のアジトへ運び込む。
今から、尋問です、拷問はしないつもりですよ。
アジトの診察台に裸にして寝かせます。何か、隠し持っていて不意打ちをくらったら困りますよね。
定番の奥歯に仕込む毒薬も調べて見ます。持っていますよ、毒を除去します。
全身を隈なく調べます。良く鍛えられた体です、胸はアルテナよりましですよ。
豊胸前の事ですが。多分、王の影の部隊の1員でしょう。
顔の部分のみ、解除して麻酔を解きます。意識を取り戻します、こういう時の訓練も受けている様です。
何もしゃべりません、慌てているけど顔に出しませんね。
一生懸命奥歯を噛み締めていますが、どうにも出来ません。
「貴女の、お名前は、花子さんですか?」
なんてニヤついて話しても何も言いません。
此処は、奥の手を使おう。
アルテミア様構いませんか?
《頭の中を覗きたいのでしょう。貴方も出来るけど、覚醒したらね。今、やると心が壊れるのよ》
俺、何者なんだ?
《名前は、エルサ、年齢23歳、生誕地はトラシア山脈中腹に有るタキスイ村。父の名ニコポリ、母の名テルノ、 所属 王の影 受けた使命、カルディア姫の護衛兼ケント捕縛、抹殺、B85W60H86 性感帯は○○○○》
アルテミア様、楽しいですか?
《楽しいです、面白いわよ、他人の秘密は蜜の味よ、フフフ》
この、全宇宙の生ける物全ての秘密を知っていたら、俺なら許容量オーバーして
心が壊れるとはこの事か。
《そうよ、まだ早いのよ、後、99年ね》
99年など、アルテミア様からすれば、無いに等しいだろう。
俺でも、前世で60数年生きたけど。考えたら地球が太陽の周りを60数回
廻っただけだよ。あっと言う間だったな。
アルテミア様、有難う御座います。
俺は、エルサに。教えて貰った知識を、俺が知っている様に言う。
「名前は、エルサ、年齢23歳、生誕地はトラシア山脈中腹に有るタキスイ村、父の名ニコポリ、母の名テルノ、 所属 王の影 受けた使命、カルディア姫の護衛兼ケント捕縛、抹殺、」
エルサに変化が現れる。
能面の様な顔が、驚愕の顔に変わる。俺でも、嫌だよ。自分の心覗かれるのは。
しかし、どう動く、刺客の正体は分かった。放って置くと限が無い。
害虫駆除するなら、全部退治しないとまた繁殖する。
王を駆除すると、モルダビア王国が瓦解するかも。父や母、爺さん婆さん、辺境伯領。
男爵領も影響を受けるだろう。
一番良いのは、王に釘を刺すか。それも、物凄く太い奴を。
アルテミア様、申し訳ございません。貴方の御威光を利用させて貰っても宜しで
しょうか。
《構いませんよ、しかし、美しく作ってくれるのでしょう》
こんな、感じでどうでしょうか?
地球で見た女神像を空間魔法で創って見る。
《大変よろしいですよ、これが、これからの私のモデルにしてね》
そうか、それなら、例の木で女神像を創って魔力をふんだんに込めて。
王座の上に設置して置けば睨みが利かせる。城が消えて無くなっても残るだろう。
エルサに聞く。
「姫は何処に居る」
答えない、絶対に言わないだろう。
大体分かる、多分、冒険者組合の中の部屋に隠しているだろう。
エルサに、麻酔を掛けて服を着せてから空間魔法で城に連れて行き。隠せそうな部屋を探して隠す。
冒険者組合に行き、空間探知して姫を探す。1階の1室にいた。
麻酔を掛け空間魔法で包み王城に連れて行く。
正面から、堂々と入って行く。ぞろぞろと蟻がはい出て来るように兵士達が出て来る。
全て空間魔法で包み麻酔を掛ける。全員お休みです。お布団が欲しい。
城内に入り、出会う者は全て寝て貰う。
王は、謁見の間で王座に座って居る様だ。
謁見の間に入り、王を守っている者全員寝て貰います。
王と俺だけです。そういえば、保証人とかが欲しいですね。居ましたよ。
ドミエル・リプニク侯爵、モルダビア王国宰相様が。麻酔から覚まします。
「ケント・スミルナか?」
宰相が聞く。
「そうです、俺は俺を、殺しに来た。殺して来いと命令した者を。許さない、罰を、与えに来ました。
貴方も、邪魔をすれば。この世から消えますよ」
ゆっくりとした、口調で話す。
「ま、待て、待て、待ってくれ。儂が、悪かった許してくれ」
王が慌てて許しを請います。
「俺は、まだ生きているから、1度は許してやろう。しかし、俺の命の保証人が欲しい。2番目の姫を貰うから連れて来い」
と言って召使らしい女を麻酔から覚ます。
この王には、3人の姫が居るのだ。2番目が賢くて美しいらしい、俺は見た事が無いが。
呼んで来る間に空間収納から、女神像を取り出す厳かに空中から女神像が煌めきながら現れる。
空間魔法で包み込み王座を見下ろす場所に設置する。
壁に溶着させて、もう外せない。
王も、宰相も口をあんぐりと開けて放心状態である。
女神像は、魔力をこれでもかと込めてある。全体がダイヤモンド状態である。
この世界の宝になった瞬間です。
王に言う。
「今から、此処に居る者の目を覚ます。俺に手を出す者は全て殺す、制御しろよ」
謁見の間に居た者の麻酔を解除する。
覚醒したとたんに、切り掛かって来る。一度は、空間魔法で、包み込んで動かない様にする。
王が。
「皆の者静まれ!」
と命令する。しかし、王を守る親衛隊は関係ない。歯ぎしりしながら、抵抗している。
俺も、好んで殺したくは無い。此処は、人身御供が必要だな。
1人いたな、エルサを起こす。感が良いから直ぐに来るだろう。
王族の警護のスペシャリストの1人だ。しかし、不思議なのは、他の影は何処に居るのかな。
そんな事を考えていたら来ましたよ。全速力で、廊下を走って来ます。
魔素で、エルサの体を包み、辺境伯邸に飾ってある。サーベルタイガーを真似てカバーします。
見ている人は、廊下から大きなサーベルタイガーが飛び込で来た様に見えます。
俺は、皆が見ている一番良い構図タイミングを見計らい空間魔法でサーベルタイガーを三枚に卸します。
血吹雪が舞います、阿鼻叫喚です。
問題の、エルサは生かしています。又麻酔でおねんねさせていますよ。
暫くすると、皆さん大人しくなりました。
「皆さま、お静かに、ご静粛に、王様の話がある様ですよ」
俺が音頭を取ってやる。
「皆の者、静まれ、そこの者に手を出すな、アルテミア様の使徒である、手を出せば先程の、サーベル
タイガーの様になる」
と言って玉座から降りて振り返って女神像に手を合わせる。皆同じように手を合わせる。
そこへ、先程の召使が、第2王女を連れて来た。なるほど綺麗だ、胸もそこそこある。
サーベルタイガーの残骸が汚いので魔素に返してしまう。
皆さん、またまた、ビックリですよね。サーベルタイガーが消えた後に女が倒れて寝ています。
俺は、第2王女に近づき。
「お名前は?」
「アリス・モルダビアです」
俺は、抱き寄せてキスをする。嫌がらない。
「お姉様、ずるい、ケントは、私の物よ」
第3王女です。
俺は、言ってやる。
「しょんべん臭いのは嫌なんだよ」
読んで貰い有難う御座います。




