ガオガオ。さーしーえー
600話……だと……!?((((;゜Д゜)))).*・゜
起きたで。
「クラウン! ヨロイお願い! ──くしゅん!」
「アンティ、くしゃみした。ぱんてぃ履く?」
「んー、えっかな?」
「私もいいー!」
『────Standing:by……。』
〘------Please;order-non;problem──☆〙
『〘---──READY."CHANGE-OVER" sequence。〙☆』
──ギャオオオオオヲヲヲンン……!
──クォオオオオオオヲヲヲン……!
『>>>ちょっと待ちな……』
〘#……生活指導だ……〙
────●▼●……;。
キン、キン、キン、キン……。
ギン、ギン、ギン、ギン……。
「あのね、私アンティにぱんつ履かすの好き!」
「そっ……そゆこと人前で言っちゃダメだかんね?」
はーい。
ちゃーんーとー履ーきーまーしーたぁー。
先生は兎も角、先輩に風紀の乱れとか言われてもねぇー。
『────ふふ。確かに:説得力がありませんね。』
『>>>そっ、それはその……』
さぁーて。
うさ丸とカンクル…………………無事かなぁ。
結局、このお屋敷のエントランスに、
ゴウガさんと置いてきちゃったんだよなぁ……。
『────報告があります。』
「なに?」
『────シゼツが:現在も分離していません。』
「あらんまー」
『>>>いま、ガルンを抱き枕にして布団で眠ってる』
「マジでか……」
『『 くっかぁ──……。しえぅは……らいおんさーわーなんらろぉぅ──……? むぎゅゅゅ……むむー……! 』』
『 が、がるぅんんんん……! 』
「……えーと、じゃあ何。サキの包丁モードも、ダイさんのフライパンモードも……?」
『────"魔刃シゼツ"状態ですので:
────現在:使用不可能判定です。』
『>>>イニィさんの万能翻訳もダメだね』
「うぇ──い! お料理もライオン語もできないじゃないのよォー! ま、まぁ……ご飯は作り置きがあるから、いーんだけどさ……」
「私、お昼はオムライス食べたい!」
「クラウン。何個あったっけ」
『────該当アイテム:格納数:22。』
〘#……な、にぃ……ッ!〙
ん? ……先生、何を驚いとんのや。
私の実家で一日、何食出ると思ってるの?
〘#……私は……君達の"時限結晶"についての認識が、まだ……甘かったようだな……〙
『>>>ははは……。ケチャップとマヨとか1タルあるんですよ』
〘#……なん、だ、と……ッ!?〙
「ふっふっふっ……! 物量の勝利よ……!」
「アンティえらい!」
『>>>いや、紫電ちゃん……そこは怒っといて』
『────私からも:お願いします。
────明確な:買い過ぎです。』
〘#……こ、これが野菜庫リストの詳細か……!? な、何故キャベツが56個もあるのだ……!?〙
〘------ピーマン200個あるのんよ──☆〙
「こっ……これでも減らしたのよ!」
「キャベツはいらな「こらぁー!」い」
〘#……ほとんどが、同じ店舗での買い付けだな……。誰がこのような量売りを……〙
『────:メニーさんです。』
『>>>メニーさんだな……』
「──はっくちっ! あら……誰かが私のウワサしてるわ。うーん……"おへそーズ"は今日はいないのかなぁ〜〜。せっっっかくいーいアボカドが、誤発注で大量入荷したのにぃ〜〜!」
「……んで。"ダンジョンサーバー"のこと、シゼツに聞けたの?」
『────:いえ……それが。』
『>>>先にふて寝されちゃった。ごめんよ……』
「かぁ〜〜! 勿体ぶるわねぇ〜〜!」
『>>>彼女が何らかの情報を持ってるのは間違いない。サーバーのこと……それに、きみら二人の"七光"のこと……』
『────シゼツが:まだ実体化しているのは好都合です。
────アンティには:ご迷惑をかけますが:
────必ず情報を引き出します。』
「お願いね……。あー、あと私のヨロイのチカラについても聞いてみて。出来れば、その場にニャーナも同席させなさい?」
『>>>え……? な、なぜだい?』
『────アンティ:
────詳細の入力を。』
「あなたのサーバー名は"SUNDAY"……"日曜日"なのよね……。レエンでイニィさんのバカ弟と戦った時、限定的にドラゴンのチカラを解放したでしょ?」
『────確認中……。』
『>>>あ、ああ。それが、ニャーナと何の関連があるんだぃ??』
「いや、あの子……言ってたわよ? その時、私は"金曜日"と接続してたって?」
『────!。』
『>>>……、……!』
「話を聞く必要があるのは、シゼツだけじゃないわ。ニャーナは今、どうしてるの?」
『────現在は……定期的な:
────"不要格納"の焼却任務を:お願いしています。』
『>>>今日は、ミャーツとニャーナのローテーションの日なんだよ……』
『C7:むみゃ〜〜。ここの区画に集めて、さっさと消し炭にするにゃ〜〜』
『C2:うわっ……G-3区画に吹っ飛んだアレはどうするミャ?』
『C7:アレは外に出す訳にはいかんにゃ……取りに行くしかにゃいにゃー……』
『C2:みゃー……。ちょっとした日帰り旅行になるみゃ……』
それって…………。
バッグ歯車内に溜まりに溜まった……、
ゴミとか、その……、、、だよね……………。
「そっ……それはとても大事な任務なので、後で話を聞くよーに」
「アンティ! "不要格納"って、なぁに……?」
こ、こら、マイスナ!
深く突っ込むんじゃないの……。
シャレにならないモノも、恐らく含まれているのよ……。
「し、しっかし! まさかここが、シンエラー教授が隠れてたかもしれないお屋敷だったとはねぇ……!」
「っ! うん! でも私は、昔の"郵送配達職"さんのお家だって事の方が驚いたよ?」
「そうね……不思議な縁よねぇ……!」
……。
"言語修復"って、
どんなことだったんだろうな……。
『────押収した:ホログラムPCの分析も進行します。』
『>>>文書ファイルは、かなり破損していたからね……他に隠された機能が無いかを中心に調査してみるよ』
「アンティ、あの文章に出てきた女の人って誰なんだろうね?」
「んえっ?」
──キン……!
マイスナの意外な問いかけに、立ち止まる。
「あれっ……? そんな女の人、アレに出てきたっけ?」
「えっ、ほら……『こちらの空も綺麗だわ』って……」
「ああ……! あれか……!」
歩き出す。
「違うわ。アレね? 絵本の台詞なのよ」
「! そうなの?」
『────:!!。』
『>>>……ッ!!』
「ええ。" 永遠を追求する者 "……っていう題名の絵本でね。ドニオスのお家にあるわよ。帰ったら読んでみる?」
「アンティの記憶からも読めるけど……わかった! 読んでみる!」
『────カネト。
────私は情報開示の重要性を:痛感しています。』
『>>>はは……どこからヒントが出てくるか、わかんないモンだねぇー!』
キンコン、ギンゴン、キンゴンゴン。
──階段を降りると、ソコは道場でした。
「…………!! ワキをッッ……!! シメロッッ!!!!!」
『『 にょ……にょきっとやんなぁぁぁ──!!!!! 』』
「「……………」」
巨大うさ丸が、筋肉ライオンに、シゴかれている……。
アイツは何を正拳突きを繰り返しとんのや。
「 修行……アルのミィぃぃい……ッッ!!! 」
『『 にょーっ!! にょやーっ!! 』』
ブンっ──!! ブンっ──!!
うさ丸パンチの風の圧がすげぇ。
アイツの拳、デカいかんなぁ……。
ヒゲイドさんくらいなら勝てんじゃないの?
「ねぇアンティ。なんでうさ丸って、おっきくなったら足が靴みたいになるの?」
「さぁ……お出かけするからじゃない? ほら、ゴーグルもかけてるでしょう」
「そっかぁ〜〜!」
あっ、納得しちゃった……。
「……鍛錬……ッッ!!! 鍛錬……ッッ!!!
日々ィ、鍛錬ンンンんんんんッッ──!!!!!」
『『 にょわ────っっ!!!!! 』』
──ブォン!! ──ブォン!!
『『 くゆくゆくゅ……、くゆくゆくゅ……Zzz 』』
ちょっとちょっと……! ゴウガさん!
メチャメチャしゃべってるじゃないの……!!
昨日の夜のアレは、何だったのよォ……。
つか、あのガタイで腕組んで立ってっと、
それだけで怖ぇな……。
「ギロり…………!!!」
「うおっ」
「こっち見たよ!」
……ズズゥゥン……。ズズゥゥン……!!
おおっと……。
ライオンさんが、こちらへ接近中である。
……逃げようかな?
威圧がヤバいけど、まさか襲われる事は……………あるまい。
こっちは、ご飯あげとんねやで。
目の前まで来た。
ふたりで、見上げる。
──ズゥウウンン……!!!
………ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
「「…………」」
「……………………………………………………ぬぅぅぅぅ!!!!!」
黄金のチャンピオンベルト……ちゃうわ、
プレミオムアーツを腰に巻いたマッスルライオン。
たてがみは昨日、マイスナと綺麗にしたので、
輝きを放つオールバックとなっております。
うーん、アウトだなぁ……。
イニィさ〜〜ん……へるぷ〜〜。
あっ、おらへん!
ガチッムチッッ──……!
「「ビクっ……」」
組まれていた腕が解けた。
筋肉やばくない?
殴られたらどうしようかな……と、本気で思う。
──サッ……!
おっ……?
何かが……差し出されたわよ?
「「……?」」
あっ。
これ……ミスリルで造った、
巨大お茶碗と、お箸じゃないの。
「「…………」」
「………………………………」
……へ……………返却、かな……?
…………………。
マイスナと顔を見合わせた後。
「えーっと……コレあげます。どぞ……使ってください」
「お茶碗ないの、可哀想!」
「……〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!???」
ゴウガさんは雷が落ちたような顔をしたけど、
別にマイスナが攻撃したワケじゃない。
ちなみに初見の人が見ると、
口を開けて食われるんじゃないか、って思うでしょーねぇ……。
「感激……してんのかな?」
「見てアンティ! 小さなうさ丸なら入るよ!」
しばらくガオ顔(ガオーッとしてる顔)で硬直していたけど……。
ゴウガさんは、そっと……お椀とお箸を懐にしまった。
おぅ……そこに入れんのか。
中級魔法くらいなら、跳ね返せるかもね……。
「 ……ワザ、おしえる…… 」
「「──しゃべった!」」
マイスナと同時に驚く。
ん? ……なんて?
「 ……。……ワザ、おしえる……!!! 」
「へ……? いや………………いいです……」
「気にしなくていいよ」
「……………………」
「「……………」」
──ずざざああぁぁ………!
おっ。
ゴウガさん、足、開きよったで。
なんやなんや。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………ッッ!!!
すぅ────…………ッッ〜〜!!!!!
あっ。
『────聴覚保護。』
〘------のん☆〙
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 一 飯 の 恩 有 り ッ ッ !!!!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
きぃ──────・・・ん……。
「……わぁーった。わぁーったから……」
「……うるさいです……」
『『 zzZ……、──くるッッ……!?!?!?!?!? 』』
『『 にょきっと…… 』』
朝から雪崩が起きそうねぇ……。
(●´ω`●)THANK YOU!.*・゜










