表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍神の国  作者: チャロ吉
19/21

5の2 起きろ龍神

「ん?ここは、何か変だな。海が輝いている。」

ここは若しかして、この国のマナの噴出地だろうか。

他の星と違う原動力。生命の源がマナになったこの星。

大神様の仕事ではないはずだ。初めは確かに他の星と同じだったのだから。

私は初めの頃のことをじっと考え、思い出してみる。

「あれ?そう言えばここには小さな島が在ったはず。」

小さな陸地ではあるが、大きな火山があり平地が殆どない小さな島だった。

海からにょっきり火山だけが生えていた。今見るとキラキラ光る海面だけ。

近づくと、結界が張っているのが分る。其れを通り抜けると・・・っ!

「こんなに大きな陸地に成長している。殆ど他の陸地と同じくらいに成長しているでは無いか。」

おまけに大小の島々がこれを取り囲んでいる。

ここは素晴らしい発展を遂げていた。ここだけ時間の流れが異常に速く進んでいるように錯覚する。

独自の動植物がマナを吸い、生き生きとしている。人間もいるようだが、人口は少なそうだ。

ここの住人も、他とは違う発展をしている。

魂の大きさも大神様に頂いた者と同じくらいのものばかりだ。

だが、新たに生れたものは一つもない。ここも矢張、異常なあり方をしている。

私が長く眠っていたせいで、大神様からお預かりした星は、取り返しの付かないものになって仕舞った。


住人の心の中を覗いてみると、皆同じように「竜神様」という言葉が深く食い込んでいる。

「龍神というのは、古来の東洋の伝説に出てくるものだ。」

位の高い神様は昔、龍神となって世界を巡っていたことが伝説になった。

昔々、確かに存在していた。大神様の意識にあったものがここに出来たのだろうか。

しかし、彼等は日常的なものとして龍神を捉えている。

と言う事はここにいるはずだ。見まわして、気配を探ってみるとマナ火山に寝そべっているのが分った。

こんなに目立つ形なのに今まで気づけなかったとは、何かの呪いか?


「こら!龍神とやら。起きろ!」

龍神はのっそりと起き上がり、寝ぼけ眼をシパシパとしながら私を見て、それから目を大きく見張った。

「か、神様。お目覚めになって仕舞ったのですね。」

と言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ