第六話裏編『異能力?』
指定された場所に向かうと気怠そうな少女が飲み物を揺らしながらうつ伏せになっていて
「無桜燈?」
「君が……へぇ……ふーん……どんな奴かなと思ったけど……本物じゃないのか。でも、本物もその姿?」
見上げる様に私を見て笑みを浮かべていた。一目で私が本人じゃない事に気が付いた……だけど、何だか強そうに見えないし家事出来る様に見えない……
「お母様は居ない。私が代理……で、答えは?」
ゆっくりと起き上がり、背もたれに持たれると飲み物を飲んで
「そうだよ……でも、断るつもりだったし……つまらなかったら壊すつもりだったけど……気が変わった。終雫だっけ、それの依頼出来たけど……どうでもいいや」
そう言って立ち上がり
「本人と同じなら良いけどね?。少しやろっか。場所は……先日の街崩壊にでも行こっか」
そう言って私の腕を掴んで連れ去られる様について行くしかなかった
そのまま、離されると瓦礫が埋もれる……崩壊した街に来ていた。割と近場指定したのがこれと思えば……理解は出来るが……
「それじゃ、始めよっか……殺し合いを」
そう言うと向かってくるのを、炎で防ごうとしたが……目の前まで迫っていて、何かが迫ってくるのを、エッジナイフで弾こうとしたが、何故か逆に吹き飛ばされて、腕ごと吹き飛ばされていた
そのまま、首を狙われるのは分かった。だから、炎で防ごうとした時に、突然刃が肩の方へと落ちてそのまま切り落とされ、気が付けば目の前に足裏が迫って顔ごと叩き吹き飛ばされた
血が垂れるのを見て、彼女を見ると余裕の笑みを浮かべていて
「どうしたの?。本物より弱いと直ぐに殺すよ?」
向かってくるのを、エッジナイフを装填してそのまま振るって牽制したが……そのまま突っ込んでくる
もう片方の手で炎を使いながら頭を狙ったが……何故か躱されそのまま腕を吹き飛ばさ、そのまま胸元を貫かれていた
だけど、炎の腕で掴んで
「捕まえた……私人間じゃないからね」
そのまま、首を掴んで、思いっきり踏み込んで地面へと叩きつけ、そのまま腕へと突き刺した
だけど、彼女は笑っていて、腕ごとそのまま顔に拳が飛んできて、無理矢理どかされようとされるのを、腕を掴み続け、炎で腕を焼き続けた
「アハハ。良いよ良いよ。始祖の炎から生まれた炎……楽しいなぁ」
そう言うと血飛沫が舞い上がっていて、目を見開く。彼女の足が私の顔へと迫って、そのまま蹴り飛ばされ距離を取られる
見上げるが……彼女の腕はそのまま残ってる。さっき……斬り落としていた筈なのに……彼女の異能力すらも分からない……と言うよりかは……
「困惑してるね。良いね良いね……」
突き刺さってるエッジナイフに足を掛けて再度装填した瞬間に炎が舞い上がり腕を再生させてからエッジナイフを蹴り上げて掴んで構える
何が目的かは知らないけど……今は……
「っ……!?」
寒気がしたのと同時に炎が急激に舞い上がって、瞬間に周囲が連続で爆発していく。私は手で何とか爆風を受けつつ、その方向を見ると
「お母様……!?」
そう叫ぶと、彼女に少しの傷を残して笑みを浮かべた無桜燈が居て、お母様の方へと向いていた
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様子を見に来れば……全く。まぁ、制限を教えずに掛けてる時点で勝てないのは分かりきってるけど……何でまた、こんな状況になってるのか……
「殺せば良い?。正直面倒だからさ……弟を迎えに行って。此処は私が……」
向かってくる拳を片手で受け止めた。視線を炎へと向けると頷いてそのまま離れていくのを確認してから
「待っててくれるのは嬉しいけどさ……良いの?」
火花が散ると一気に私事爆発で吹き飛ばして周囲を斬撃で乱雑に投げ飛ばして彼女を吹き飛ばした
炎が収縮して、そのまま私の周りを漂いながら、視線だけを彼女に向けた。仰向けになってるのに、そのままゆっくりと体を起こして
「いつつ……なるほど。火力で貫通してくるとはね……全く酷いじゃないか……自然変幻」
そう言って私の後ろにいつの間にか回っていて、ナイフの柄が頭に突き抜けてきたが、炎がナイフを止めて、そのまま炎が突き刺さるように彼女のお腹へとぶち抜いて吹き飛ばしていた
彼女は地面へと崩れ落ちて、そのまま、座り込むとお腹を擦りながら
「痛いなぁ……元気だなぁ。その炎……守りたいから?」
そう言うと口で何かを引き抜くのと同時に大爆発を引き起こして、私の体含む腕事何かが無数に突き刺さりながら、彼女は距離を取って私を見てる
腕の方を見ると針が貫いていて、炎は心配そうにゆっくりと針を抜いていて、私は血の滲む脇腹を見て
「満足した?。してないか……」
「まぁね。何で、本物は動じてないのかな?。腕を吹き飛ばしたと思ったのに残ってるしさ、脇腹抉ったつもりなのに残ってるし……
本当に何?。変幻の炎も大概にして欲しいけど?」
炎が私を纏わりつき周囲に敵対意志を持って攻撃しようとしてるのを、手で抑えた
意思の持つ炎は厄介でしかないから、この子達はあの子に任せようかな……相当ボロボロだったし
「で、私の可愛い炎をいたぶった礼はするから」
その言葉を吐き捨てるのと同時に無数の弾丸が彼女は走りながら私に向けてくる
その炎が私を囲うように、投げつけるように、押さえつけるように地面を叩くと周囲に地面を通って炎が一気に吹き出して周囲を破壊して、弾丸を溶かし、そのまま振り払って逆に突き返すように跳ね返していた
弾丸が瓦礫に当たりながら、彼女へと撃ち込むが彼女は手を伸ばして笑みを浮かべるだけで、そのまま落ちるように反転した結果……周囲に無数の弾丸が弾かれて私の方へと
炎が弾きながら、彼女へと向かうが弾かれたのか真っ二つになりながら左右へと建物事破壊して炎が薙ぎ払われる
周囲は焼き付けされていて、炎は再び私の元へと戻り纏わりつく。彼女は頭を軽く叩いて銃を手にしていて
「本当にいったいなぁ……クソ……血が垂れてるし久々だなぁ」
彼女が急に走り出すと目の前まで再び迫ってくるのを見て、目を片目だけ瞑って炎に触れると、炎は再び向かっていく
彼女は手のひらで弾くと銃を向けて引き金を引くのと同時に彼女の胸元を貫き、そのまま四肢を引き裂きながら、弾丸が私へと届く
「……あーもう……くそ……死なないのめんどいなぁ……」
炎が零れ落ちると彼女はゆっくりと座り込み仰向けに倒れる。私の目の前には炎が揺らめいていて、弾丸は鉛へと解けて下へと落ちていた
歩いて、炎を制しながら私は彼女を見下ろすと彼女の殺る気は無くなったのか笑みを浮かべていた。あんなダメージを受けたのにほぼ無傷まで治ってるのを見て
「異能力?」
「さぁ……特異体質とだけ言っておくよ……ただ、どう頑張っても勝てないか。シュミレーションしたけどなぁ……君を倒す方法が思いつかない」
「有るよ。貴女にその可能性はあったが、この子がどうしても私を守る気でいるから勝てなかっただけ
圧倒的物量で私を殺せば問題無い」
「…………言うのかよ」
「うん。だって、敵対の意思無いのは戦ってる内に気付いたから。これ、遊びだよね?。それも……貴女にとってはどう転んで利得にしかならない遊び
勝っても負けても君にとってはデメリットの無い遊びだったんでしょ?」
私がそういうと彼女は何も言わずに笑みを浮かべて、ゆっくりと起き上がりながら着崩れた服を羽織直してから私を見て
「殺すつもりだったけど……気が変わった。受けるか……終雫の依頼を」
目を見開いた。終雫と言ったことに……私は彼女の肩を掴んで
「どういうつもり……?!」
「蟠りも然り。私は君の使い魔の頼みで呼ばれたメイド。ただ、する気はなかったし、自由にさせてくれるのなら構わない。私は……面倒くさがりで割とまともな神華だから」
この女は……神華の人間……いや、でも……何が違う……分からないけど……
「……蟠り?」
彼女は私の手を優しく握ってゆっくりと離すとそのまま手を握ったまま
「そう。蟠り。君が解決しないといけないもんだい。許す許さないは君の勝手。私は居候さてもらう代わりに家事はする。それで解決」
解決になってない……でも、蟠り……は……そうだよな。向き合わないといけないから……避けては通れないてか……はぁ……本当に面倒だなぁ……
と言うよりか……
「どうやって見分けた?。それに……何か知ってそうだけど……その件以外で何か?」
彼女は服の塵を叩きながら私を見て
「気が変わったし……別に良いか。同類だし……着いてきて。誰にも言って……いや、あの二人は知ってるか。まぁ、良いや。どの道……私の件を終わらせた方が良いし……君の為にもなるしね」
……
「はぁ……いいけど……つまらなかったら帰る。今度は私が話をしに行って変えてもらう」
「大丈夫。大丈夫。つまらなくさせない所か……君だって無視出来ない事だから
……異能力の異常性をね」
そう言って彼女は歩き出して私も続いて歩いた。気が付くと瓦礫の崩壊した街とは違う場所に来ていた。周囲は建物は普通で至って普通の街。と言うよりか……気が付いたら……?
困惑しながらも結局は着いていくことしか出来なかった




