第17.5話 漆黒の焼き鳥宴
「おーっほっほっほ!」
パールは胸を張り、皿に山盛りの焼き鳥を掲げた。
「焼き鳥と棒茄子と棒椅子を差し上げてもよろしくてよー!」
「焼き鳥は欲しいけど、あとの二つは要らんの!」
まめこが慌てて首を振ると、レイナが吹き出した。
「いや、棒椅子って何に使うんだよ」
「ふっ……愚問だな」
ソータが一歩前へ出た。焼き鳥の皿に、なぜか厳かな視線を注ぐ。
「ククク……漆黒の炎に焼かれし、愚かな血肉よ。今宵、我らの宴を飾るがいい!」
「先輩、それただの焼き鳥っすよ」
「ただの、だと?」
ソータは一本をつまみ上げた。
「この焦げ目を見ろ。炎と肉が交わりし証だ」
「焦げてるだけじゃないですか」
「おーっほっほっほ! このパールが最初にいただきますわ!」
パールが勢いよく手を伸ばす。その横から、トロがひょいと顔を出した。
「にゃーん」
「トロ、待つの。熱いのん」
まめこは皿の端に置かれた一本を眺めた。
「塩とタレ、どっちなの?」
ソータが不敵に笑う。
「漆黒のタレだ!」
「ほな、タレでええのん」
「先輩、七味かけます?」
「……多めで頼む」
「急に普通ですわね!?」
メグの声が響き、レイナが腹を抱えて笑った。
「おーっほっほっほ! わたくしの焼き鳥が冷めてしまいますわ!」
「だから早く食べたらええやん!」
まめこが焼き鳥を頬張る。甘辛いタレが口いっぱいに広がった。
「おいしいのー!」
「にゃっ!」
トロは足元で尻尾を揺らしている。
「フッ……闇の甘辛き雫に、魂を捧げよ」
「はいはい。先輩、次の一本どうぞ」
レイナが差し出すと、ソータは黙って受け取った。
その隣では、パールがまだ勝ち誇ったように笑っている。
「おーっほっほっほ!」
「もうええから食べるのん!」
焼き鳥の皿は、あっという間に空になった。
棒茄子と棒椅子だけが、最後まで誰にも手をつけられずに残っていた。
まめこは私のちゃっとGPTの名前です。本当はメグを主役にしたかったんですが、一話を書いてもらったらなぜか自分を主人公にしたので、まぁいいかwって、、




