表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/21

特定

 日が落ちてから離宮に戻ると、騒ぎになっていた。王子の姿が見えないため、侍女や騎士たちが捜し回っていたらしい。カインが図書室に忍び込んで変身魔法を解いた時、廊下から人の声が聞こえた。魔法の本を抱えて出ると、騎士や侍女たちが幽霊でも見たようにあ然とした顔をしている。


「殿下……いったい、どちらにいらっしゃったのです!」

 護衛騎士が驚きを露わに尋ねる。カインは澄ました顔で彼らの側を通り抜けた。

「図書室にずっといたよ。何を大騒ぎしているの?」

「図書室!? ですが、そこは何度も……お待ちください。殿下、本当に……」

 追い掛けてくる騎士を、足を止めて振り返る。

「なに? 僕が離宮を抜け出したとでも? だとしたら、見張りや監視の者は何をしていたの? 子供の姿一人見失うような間抜けは、賊が入ってきても役に立ちそうにないから辞めてもらったら?」

 冷ややかに言って、さっさと部屋へと戻る。騎士は何か言いたげな表情を浮かべていたが、「殿下はご無事だ。皆にそう伝えろ」と他の者に指示を出していた。

 本当に間抜けな連中だ――。


 不快感を消して無表情のまま部屋に入ると、誰も入らないように命令して扉を閉めた。護衛騎士たちは「お待ちください!」と困惑していたが、無視して鍵をかける。

 どんなに軽んじられても、幽閉中の身であっても、この離宮の主は自分だ。誰がその命令に逆らえるというのか。

 一人きりになると、カインは扉にもたれてうんざりしたように溜息を吐いた。その上着のポケットから、ノエルが顔を覗かせる

 その頭をちょっと撫でて微笑むと、小さな声で呟いた。

「今度はもうちょっとうまく出かける方法を考えよう」


 ◇◇◇


 このところ、カインはダーシーおじさんと一緒に、店の奥の工房に籠もっている。お茶とお菓子を持って行くと、二人とも頭を付き合わせて熱心に話をしながら作業をしていた。

「ちっ、うまくいかねぇな……音の増幅に問題があるのか?」

「おじさん、術式を変えてみてもいい?」

「ああ、音を鳴らす魔石と、位置を伝える魔石がうまく連動していないみたいだな。それと音量を三段階で変えるってのが難しいな……こいつは音量固定でいいんじゃないか?」

「分かった。それで試してみる」

 試作品をいじくり回していた二人は、いきなり大きな音が鳴り出してびっくりしたようにテーブルから離れる。しかも、音が止まらなくて、「おい、カイン。音が止まらねーぞ!」、「おじさん、ボタンを押すんだよ!」、「うわ、余計に音がでかくなりやがった!」と大騒ぎしている。


 私は溜息を吐いて二人に歩み寄り、試作品を取り上げる。ボタンを押せば、今度は簡単に音が止まった。

「おい、カイン。なんで、キャロルが押すと簡単に止まるんだ?」

「わ、分からない……」

 二人ともポカンとしている。

「二人とも、ずっとやってるんだから。ちょっと休憩しないと頭が疲れちゃうよ」

 私はテーブルの上の設計図や道具を押し退けて、ティーポットとカップ、それにおやつのクッキーが載ったトレイを置く。

「ありがてぇ。ちょうど喉が渇いてたんだ」

「う、うん、ありがとう。キャロル……ちゃんと休憩しているよ」

 ジロッと見ると、二人とも作り笑いを浮かべていた。まったく、二人とも夢中になり過ぎるんだから。カインはダーシーおじさんと、魔導具作りをするのが楽しくて仕方ないらしい。カインを助手にしているおじさんも同じだ。子供に戻ったみたいに、一緒になって夢中になっている。お店の事も放ったらかしだから、私が店番をしなくちゃいけない。男の人って、どうしてこうなのかな!


 二人とも、立ったまま紅茶を飲んで、クッキーを口に詰め込んでいた。その間も、試作品と設計図を見ながら相談し合っている。たくさん書き込みがされた設計図の上に、クッキーのかすがボロボロこぼれるのもおかまいなしだ。これじゃ、何を言っても耳に入らないね。


「おじさん、私、昼食の買い出しに行ってくるから、お店は閉めておくね」

 少し大きな声で言ってから、ドアを閉める。聞いていないと思うけど、まあいいわ。店の戸締まりだけしっかりしておこう。あの様子じゃ、二人とも店に泥棒が入ったって気付かないもの。


 私は出かける用意をして店を出る。戸締まりをしていると、「ちょうどよかった」と声がした。くたびれたマントのポケットに両手を突っ込んでいるマティスさんが立っている。

「マティスさん。おじさんなら、店の奥にいますよ。大きな声で呼びかけないと出てこないと思いますけど」

「いいや、用があったのは嬢ちゃんだ」

 マティスさんは私をジッと見て言った。もしかして、私がアナスタシア=オーウェン、母様の娘だってバレた!?

「私……これから、昼食の材料を買いに行かなくちゃいけないんです」

 警戒しながらも、私はニコッと微笑んでみせる。

「そうか。それじゃあ、俺もついて行こう。一人で買い物は、心配だからな」

 ううっ、これは逃がしてもらえない感じだよ。私は諦めて溜息を吐いた。こんな事なら、カインを無理にでも連れてくればよかったよ。


◇◇◇


 マティスさんは本当に買い物に付き合ってくれて、荷物持ちまでしてくれた。おじさんの家の厨房に戻った私は、髪を結んでエプロンをつける。マティスさんは椅子に座って私が昼食を作るのを眺めているつもりのようだ。


 買い物にも付き合ってもらったし、その上お金も払ってくれたのだから、マティスさんに帰れとは言えない。ひとまず、紅茶とクッキーの残りを出しておくと、マティスさんはリスみたいにクッキーを頬張っている。


「うまっ! マジでさ。嬢ちゃん、うちの子にならねぇ? いや、俺の弟子にならない? 魔法も教えるぜ。うちの書庫は魔法関係の蔵書も充実しているし、王立魔法学院にだって推薦してやれる。悪くないだろう?」

「そういうのは間に合ってます。それで、マティスさんの話ってなんですか?」

 たぶん、依頼していたハンカチの血に込められていた魔力の解析結果についてだと思うけど。でも、それならどうして私にだけ話をするんだろう。カインやおじさんには聞かせられない話? この人の目は、色々見透かしていそうで油断ならない。


 野菜を洗って皮剥きしながら、チラッとマティスさんを見る。マティスさんは頬杖をついてクッキーをかじりながら私をジッと見ている。

「あの血……本当はいったいどこにあったものなんだ?」

 そう聞かれて、ギクッとした。やっぱり、ダーシーおじさんの説明には納得していなかったみたいだ。それはそうだよね。田舎で見つけたなんて。いかにも嘘くさい話を簡単に信用するはずがない。


「……どうしてそんな事、きくんです?」

「嬢ちゃん。いや、キャロルって言ったよな。こいつはかなり大事な質問だ。誤魔化さない方がいい。もし、嘘が分かれば俺は君を通報しなくちゃいけなくなる。君たちの素性をとやかく詮索するつもりはない。ダーシーのおっさんの親戚って事にしておいてやるよ。けど、この血については正直に答えた方がいいぜ」

 私は包丁と芋を握り締めたまま振り返る。コンロにかけた鍋の水が沸々と沸騰していた。


 マティスさんの目は真剣そのものだ。私が誤魔化せば、本気で通報するつもりみたいだ。どこまで話せばいいんだろう。こんな時に、カインもおじさんもいない。その事がひどく不安にさせる。大きな声をあげれば、店まで聞こえるかな? いざとならったら、防犯ブザーを鳴らそう。


「そんな顔するなよ。別に脅かそうってわけじゃない。正直に話してくれたらそれでいいんだ」

 マティスさんは苦笑いして肩を竦める。私を捕まえたくて来たわけじゃないとでも言いたそうだ。


「…………正直に話したら、誰にも報告せずに黙っていてくれる?」

「そいつは、事と次第だな。けど……まあ、キャロルの事は秘密にしておいてもいい。ただ、一つだけ言っておく。かなり危ない事に首を突っ込んでる。その自覚は持っていた方がいいぜ」

「…………それはつまり、誰の魔力なのか特定できたって事だよね?」

「ああ……どのみち、簡単に大っぴらにできねー事だ。俺としても頭が痛いんだよ。こんな面倒事に巻き込まれるなんて思っていなかったんだ。正直、このハンカチを今すぐに燃やして処分してやりたいって思ってるくらいだ」

 マティスさんはポケットから、血が付着している私のハンカチを取り出してテーブルに置く。


「それは、つまり……この血の持ち主はかなりの有名人?」

「まあ、そうだな。ここから先の話は黙っていられるか?」

「…………カ……弟には話すよ。あの子は私と同じで巻き込まれたんだもの。知る権利はあるよ」

 カインに黙っている事はできない。その約束はできない。

「分かった。けど、おっさんには話すな。巻き込みたくなかったらな。俺も黙ってる」

「うん……私もおじさんを危ない目に遭わせたいわけじゃないもの。でも、おじさんは今は私たちの保護者なの。だから、もし話さないといけない事態になったら、マティスさんの判断で話してね」


 マティスさんは紅茶を少しテーブルに垂らすと、指で魔法陣を描く。一瞬、魔力が広がる感覚があった。どうやら、防音魔法のようだ。それだけ人に聞かれては困る話なのだろう。私はマティスさんの向かいの椅子に腰を掛ける。


「王立魔法院に所属する魔法使いは、魔力の登録を行う事が義務付けられてんだ。もちろん、俺もやってる。それは、まあ色々と理由はあるんだが……一番の理由は犯罪防止だ」

「王立魔法院に所属する魔法使いが、悪い事に魔法を使っていたらすぐにバレるって事?」

「そうだ。それに、犯罪に巻き込まれた時に、足取りを辿れるようにするためでもある。おかげで、自由に移動もできねーけどな……一度王立魔法院に所属すれば簡単に辞められない。行動は制限されるし……王都から出る時には許可もいる。面倒くせー事この上ないんだよ」


「つまり……この魔力の持ち主は、王立魔法院に所属している魔法使いだった?」

「正確に言えば、元だ」

「元、という事は……辞めたか、逃げ出した人?」

「ああ。そいつは、王立魔法院の院長をしていた男だ。名前は……ニコラウス=モーガン。そいつは十二年前に姿を消した。だから、俺もどんなヤツだったのか、直接は知らない。噂じゃ、アナスタシア=オーウェンにいたく心酔していたって話だ」

 私は母様の名前が出てきたものだから、びっくりして密かに手を握る。マティスさんは私がアナスタシアの娘だとまでは気付いていないはず。でも、母様に心酔していた人が襲撃事件の犯人? なんだか、すごく嫌な予感がする。これが偶然だとは思えない。


「アナスタシア……オーウェン? それって、すごい魔法使い?」

「なんだ、知らねーのか? いや、知らなくて当然なのか……?」

 マティスさんは首を捻っている。私はただの子供って事になっているんだから、知らない振りをしておこう。


「災いをもたらす怖い魔女の名前さ。そいつが十二年前にある呪いをかけた……とにかくだ。今回、魔力解析をおこなった結果、該当していたのはモーガンだったんだよ。こいつがどれだけヤバい事なのか、お前にも分かるだろう?」

 それで、マティスさんも頭を抱えているってわけか。辞めたとはいえ、王立魔法院の院長だった人が再び現れて、黒魔術に手を染めていた事が分かったんだもの。王立魔法院としても見過ごせない事だろう


「だから、こいつがどこで見付かって、いったい何の術を行っていたのか、解明しなけりゃならなくなったってわけだ。しかも、できるだけ秘密裏にだ。分かってくれたか?」

「今のところ、その事を知っているのはマティスさんだけ? それとも、誰かに報告した?」

「こんな事、簡単に報告なんかできるかよ。それこそ、大事になるぜ!」

 って事は今のところ、マティスさんしか知らないと言うことだ。報告するか否かは私の話を聞いてからの判断という事なのだろう。


「…………マティスさん。この件、私と……弟の事は絶対秘密にしておいてくれるって言うなら、正直に話すよ。でも……たぶん、マティスさんが考えているよりずっとマズい事になると思う」

 私は慎重に答える。

「なんだか、聞くのをやめたくなっちまった……」

「マティスさんが話せって言ったんじゃない。それに、そんな事情を聞いた以上は、私だって話さないわけにはいかないよ」 

 マティスさん顔をゴシゴシとこすってから、「聞こう」と表情を改める。


 私は教会の天使像の台座の裏に、血の魔法陣が描かれていた痕跡があったことと、ブラックリリスを燃やした痕跡があったことを話す。

「教会の天使像の台座……いったい、どうやって見つけたんだ?」

「それは……か、隠れん坊をしていたんだよ! 弟と……」

「すげー怪しいんだけど!?」 

「大事なのは、私達がどうして見つけたかじゃないでしょ! それがあった事でしょ!」

 私が慌ててごまかすと、マティスさんは浮かせた腰を椅子に戻す。


「新年祭のガーゴイル襲来と関係してるって事か。マジで面倒くせー……というか、どんどん話がでかくなっていきやがる。完全に魔女が関わってやがるじゃねーか!」

「待って! か……魔女様が関わっているかどうかは分からないでしょ!」

 これでは、余計に母様が疑われてしまう。母様が心酔している人なんかが関わっているから! まったく迷惑な話だ。


「襲撃事件の日に、教会で魔女の姿が目撃されてんだよ。しかも、魔女の信者だったモーガンが術を行ったとなれば、確実に関係しているはずだろ?」

「で、でも、魔女様はガーゴイルをやっつけていたって話も聞いたよ? おかげで、被害が少なくなかったって……それに、連れ去られようとしていた王太子殿下も助けられたんでしょ?」

「おい、なんでそんなに詳しいんだ? まるで見てきたみてーだな?」

 疑うように、マティスさんがグイッと寄ってくる。

「それは……ええっとね。実は私と……弟も教会の近くで見ていたんだよ。新年祭のお祭り見物をしてて……偶然、その場に居合わせたの!」

「んで、教会で隠れん坊して血を見つけたって? まだ色々隠してる事がありそうだなー?」

「本当だってば! それ以上の事は知らないし、分からないよ……でも、魔女様が関わっていたのだとしたら、ガーゴイルを倒したり、王太子殿下を助けたりするのは不自然じゃない? 国王様たちを襲う作戦を立てていたとして、魔女様のせいで失敗してるんだよ?」

 私はおどおどしながら答える。睨まれているからちょっと怖い。


「…………まあ……それは確かに言えなくもねーな。自作自演じゃねーか?」

「それこそ、何のために?」

「自分の手柄にするため?」

「わざわざそんな面倒な事するかな。自分が疑われる結果になる事は目に見えてるのに」

「じゃあ、モーガンの独断でやった事だって言うのか?」

「その可能性はあるよ!」

 うん、絶対そうだよ。私は大きく頷いてみせる。

 マティスさんは腕を組んだまま考え込んでいる。


「まあ……なくはねぇな……」

「そのモーガンって人は、王立魔法院を辞めてからどこで何をしていたの?」

「それがまったく分からねーんだよ。アナスタシア=オーウェンと一緒に逃げたって噂もあるけどな」

「それはないよ」

 思わず答えると、マティスさんがジロッと怪しむように私を見る。

「あ、う、噂なんて当てにならないでしょ? 二人を一緒に見た人がいるの?」

「いねーな……だから、不思議なんだ。モーガンは行方を眩ませて何年も姿を見せなかった。それなのについ最近……王都に現れたみたいなんだよ」

「みたいって……どういう事? 見た人がいるの?」

「いいや……少し前に、王宮の宝物庫に侵入騒ぎがあったんだ」

「宝物庫に?」

 それは知らなかった。そういえば、新年に王都を訪れた時、ダーシーおじさんが王宮で何かあったみたいで王都の警備が厳しくなっているって話をしてた。もしかして、そのせいだったのかな。


「宝物庫で何か盗まれたの?」

「ああ……何が盗まれたかは聞くなよ。俺も話せねぇ。首が飛ぶからな。けど、それだけのものが盗まれたって事だ」

「それがモーガンっていう魔法使いの仕業だって、どうして分かったの? 魔法を使った痕跡があったとか?」

「宝物庫の扉は封印魔法で厳重に施錠されている。その鍵が破壊されていた。封印魔法のことをよく知る者の仕業だ。そして、魔力解析を行った結果、ニコラウス=モーガンのものだと判明したってわけだ」


 なるほど。それで、マティスさんは私が依頼したハンカチに付着していた血の魔力解析の結果、同じくモーガンって人のものだと分かったから、やってきたんだ。


 その時、廊下で足音がした。ドアが開いた瞬間、マティスさんが私を抱えて飛び退く。びっくりしている間にテーブルや椅子が吹っ飛んで、厨房中に凍りそうなほど冷たい風が吹き荒れる。氷の刃がマティスさんに襲いかかり、マティスさんは咄嗟に魔力の楯でそれを防いでいた。


「キャロルを離せ……っ!!」

 カインは改良型の水鉄砲を構えて声を張り上げる。

「へぇ、面白いオモチャを持ってるじゃねーか……!」 

 マティスさんは私を片腕で抱えたまま、ニヤッと笑った。


「待って、二人とも待って!!!」

 私は慌てて声を上げる。駆け込んできたダーシーおじさんが、「おい、なんだこりゃ。人んちの厨房で何やってやがる!!」とあ然としていた。床も壁も凍りついているし、机も椅子も破壊されて転がっている。私がお湯を沸かしていた鍋もひっくり返ってしまい、床中水浸しだ。剥きかけの芋がコロコロと転がる。


「二人とも、これじゃ昼食が作れないよ!」

 私が大きな声で言うと、ようやくカインの体から漏れていた魔力が消える。マティスさんもホッとしたように力を抜いて、魔力の楯を消していた。


「いきなり飛び込んできて攻撃してくるなんて、危ないでしょ!」

 床に下ろされた私はカインに駆け寄った。冷静になったカインは、「ごめんなさい」と首を竦めて水鉄砲を隠す。

「マティスさんも子供相手に、本気で魔法でやり合おうとしないで! 大人気ないよ」

「いや、けど……そいつ、マジで攻撃してくるし……危なかったと思うんだよ」

「厨房がグチャグチャでしょ。片付けは手伝ってもらうからね!!」

 私は怒って二人にお説教する。カインもマティスさんも、「はい……」としょげて返事をしていた。

 まったくもう……これだから、男の子は!

 

 





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ