最愛の人の死
in お風呂
綺麗なロココに、貴族のお城みたいな部屋。
そして―…
『ここは、お風呂ですか…?』
って、位の広さのお風呂。
プール?
「では、此処にお洋服とタオルを置いておきますね」
メイドさんが、丁寧に話すとゆっくり、バスルームを出ていった。
『んー、はぁ〜。
気持ちいい…けど、どうして私、良くされるんだろう―…』
不思議に思いながらも、白い湯槽に浸かった。
湯槽から出ると、傷跡が消えてることに気が付いた。
『すごいな…』
私は、さっさと着替え。
園長さんのところに、走った。
『今日は、本当に有難うございました』
その場で深々と頭を下げた。
「いや。いいんだよ。
…君には、話さなければいけない事がある。」
『なんですか?』
それは、想像を絶するものだった。
「君の母…【シリアル・ワトソン】が亡くなったんじゃ…」
信じられない。
恐い…
嘘だと信じたい…
しかし、それは悲しい真実だった。
『お母さん…』
何ものかに、殺されたらしい。
『お母さん…』
切ない気持ちが、押し寄せた…
皮肉にも、その日の夜空は綺麗で星を掴めるくらいに、近くに感じた。
『…』
私には、分からない。
母は、誰に殺されたのか―
苦しかったのか…
痛かったのか…
辛かったのか…
私が居たら…
こんな思いさせなかったのに。
『お母さん…』
父が死んでから、母一人で私を育てた。
だから、貴方は…
『死んでほしくなかった…』
冷たい風が―
頬を掠めた。
続く




