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「どういう事?」注意喚起と言われて身構えてしまう。漫画は報道ではない。政治的な事もいやだ。

動く合コン会場と化してるのは、それ目的でない人には迷惑だが、糾弾されるような事でもない。

「妹が…もう結婚して子供もいるんだ。でも高校出てすぐ結婚して子育て入ったから。結構、旦那が年だったんだ。

やっぱり23歳なのに、子育て追われて。2人いるんだ甥っ子姪っ子。今はインスタとかあるじゃん。

それで高校の同級生とか青春謳歌してるの見てて羨ましかったんだろな。

でも、現実時間ないじゃん、子育て真っ最中だし。」そこまで話して蘭子の表情をチラッと見た。

仁が決心して話してくれてるが、まだ話が見えない。

「その妹さんがどうしたの?」蘭子は険しい顔で聞く。

「1日だけでも、同級生達みたいなことしてみたいって、この社会人ラフティングサークル参加したんだ。

多分ココに来たんだよ。」と仁が話す。

「でさ、すごく楽しかったみたいなんだ。帰ってきてすごく興奮して、俺は寮だから離れてるけどラインが山ほど来たんだ。写真も送られてきた。

で、また行きたくなったみたいで参加したらしいんだ先月。」そんな直近で妹さんが参加していたのか。

「ところが、帰ってきてから今度は体調悪いってフラフラしてたそうだ。でも、一応子供連れて実家は出て帰ったらしい。ところが数日経って旦那さんから倒れたって知らせが来て病院行ったら、もう昏睡してて脳挫傷だって。」仁がカウンターに顔を伏せる。

「でオヤジが一応このサークルにも変わった事なかったか?と聞いたらしいけど、普通に楽しんでらっしゃいましたよって言われて。

頭を固い岩とかにぶつけたりとか無かったか?と聞いたけど、そんな事は無かった。と言われたらしい。」仁の顔がみるみる駅に居た時の表情に変わって行く。

「絶対なんかあったはずなんだ!」とカウンターを拳で叩く。

あまりの勢いにログハウスの中の人が驚いて皆こっちを見る。

蘭子は仁の震える背中をさする。

「バンジージャンプもラフティングも自己責任なのは分かってる。でも絶対どこかで頭を強打してるはずなんだ。それを見過ごしたんだ!アイツラは!」仁が唸るように話す。

「写真があるなら、今回の参加者と同じなの?メンバーは?」蘭子が小声で聞く。

「ああ、1名居ないけど他は全員揃ってる…アイツラが何かしたんだ!絶対!」またカウンターを拳で連打する。蘭子は慌てて仁の拳を押さえた。

周りに緊張した空気が漂う。

「とにかく様子を見ましょう。何か隠してるなら身に覚えがあるなら態度に出るから!ねっ?冷静なろ?

冷静じゃないと真相を見つけられないよ、ねっ?」蘭子は必死で仁の怒りを抑えた。

大変な事になってしまった。いや、そんな事が前のラフティングであったなんて!

脳挫傷起こして昏睡してるなんて!

蘭子でも知ってる。脳はすぐにケガが分からないのだ、血が頭蓋骨で止められるから。

その為、強打した直後にすぐ病院にいかないと手遅れになるのだ。脳には痛点が無い。

そのため本人は、大したことないと思いがちなのだ。

そして時間経過すると、何が原因で問題だったかも分からなくなってしまう。


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