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妄想犯行計画 未来を掴む推理ゲーム  作者: 魔与音・庵
第2章 妄想犯行計画と仮想空間
9/30

#6.5 KoKuSouS Part 1 (幕間、用語回)

作品のタイトルを【妄想犯行計画 未来を掴む推理ゲーム】に変更しました。


「モリタカ!何回も言ってるよね!――勝手に覗かないでって!」


 開始早々、小蒼(こそう)ちゃんに怒られてしまった。

 かつて想いを叶える存在、刻想器だった小蒼ちゃん。

 今はゲーミングノートPC KoKuSouS(コクソウズ)の3D空間の中にいる――10代後半の女の子――


 KoKuSouSの仕組みが、どうして知りたい。

 そんな好奇心から、あらゆる手段を使い未知のメカニズムを解析しようと試みる20代半ばの普通のサラリーマン。


 僕の名前は――森咲 杜鷹(もりさき もりたか)

 トリックモノと推理モノの鑑賞、考察が趣味だ。


 前回の終盤。

 かつて刻想器だった小蒼ちゃんに僕が吐いた弱音。

 弱音がスイッチとなり――刻想器モードに切替わってしまった小蒼ちゃん。

 僕は刻想器に檄を飛ばされ――あるゲームを攻略する本当の覚悟を決めた。

 その後、非現実的な出来事の数々の疲れから――寝る選択をしたところで、終わったと思う。


 僕が小蒼ちゃんに怒られた原因。

 ――KoKuSouSのデスクトップ画面にあった、鍵付き用語集フォルダを勝手に開いて見たから。


 僕は、勝手に見たことを小蒼ちゃんに謝罪。

 小蒼ちゃんから許可を得て――再度、妄犯計画用語集フォルダのファイルを見ている――


 【妄犯計画 用語集その1】


 【舞台】

 まほらぎ市。

 人口――約三十万人

 治安――普通。

 特徴――沢山の車の中を路面電車が走ってる。

 杜鷹と契約した場所――駅の近くの映画館。


【ほこやぎ町(妄想犯行計画)】

 杜鷹が好きなトリック推理作品【萬屋 赤葉の事件帳】の舞台を私が、再現と再構築した仮想空間。

 杜鷹の覚悟を試すため、五感など全て再現してある。

 町の人達もほぼ現実世界の人。

 萬屋 赤葉(よろずや あかは)と相棒の明堂(めいどう)刑事もいる。

 ルールは妄想犯行計画に後述。


 【森咲(もりさき) 杜鷹(もりたか)

 想いを叶える存在――刻想器と契約した、20代半ばのサラリーマン。

 趣味――トリックモノと推理モノの鑑賞、考察。

 性格――明るい、現実主義、偶に感情的、哲学者?

 好きなもの――雪護 喜冬(ゆきもり きふゆ)、柊先生、萬屋 赤葉(よろずや あかは)の事件帳。

 嫌いなもの――重要機密。

 小蒼との関係――対等、契約者。

 杜鷹の自宅――駅から徒歩十五分のまほらぎハイツ――号室


 ――自分の名前を見るだけでも恥ずかしいのに……自分自身のポリシーは確かにあるよ。

 でもさすがに……哲学者はどうだろう――


 自身の恥ずかしい記録を閉じた僕は――次のファイルを開いた――


 【雪護(ゆきもり) 喜冬(きふゆ)

 杜鷹が好意を抱いてる人――護りたいらしい。

 杜鷹と同じ20代半ばの女性。


 性格――明るい、凛々しい、おとなしい。

 容姿――雪みたいな肌、透き通る髪、多分美人。

 趣味――トリックモノと推理モノの鑑賞 考察……???

 杜鷹との関係――同僚、趣味友以上恋人未満

 小蒼との関係――無


 ――喜冬さんは、多分美人じゃなくて美人なんだよ。

 でも僕と同じ趣味が見た目とのギャップを生み出していて、喜冬さんに惹かれた理由なんだよな――

 ところで【???】ってなに?――


 ――これ用語集ではなくて、観測記録みたいなモノ?


【柊先生と萬屋 赤葉の事件帳】

 柊先生――若手推理小説家。

 オリジナリティかつリアリティある推理作品を執筆。

 杜鷹も好きな柊先生の作品――【萬屋 赤葉の事件帳】は、アニメ一期と劇場版が放送、上映済み。

 街の記録人を自称する萬屋 赤葉――スキンヘッドの強面刑事 明堂 真が、【ほこなぎ町】で起きる様々な事件を解決していく作品である。


萬屋(よろずや) 赤葉(あかは)

 萬屋 赤葉の事件帳の主人公。

 年齢――18歳。

 職業――フリーター、街の記録人(自称)。

 容姿――普通、長い赤髪、メガネかけてる。

 頭脳――一般人。

 探偵――鋭い観察力、点と点を固めて繋ぐ。

 その他――偶然を装って、事件に首をつっこむので――赤葉と明堂さんが、言い争うシーンから必ず始まる。


 【明堂(めいどう) (しん)

 萬屋 赤葉の相棒の刑事。

 年齢――45歳。

 職業――ほこやぎ警察署の刑事(階級は警部)

 容姿――堅いがいい、スキンヘッド、コワモテ。

 頭脳――脳筋



 【刻想器(こくそうき)その一】

 私も前は、刻想器だった。

 いくつもの世界をいつも移動してる。

 私たちと出会えるのは――偶然。

 時を紡ぐ者たちは、与えられた選択肢を選択し続ける使命。

 選択されなかった選択肢が集まって出来た存在――それが私たち、刻想器。


 ――僕が今、これを見ているのも刻想器と出会ったからなんだよな――出会いは最悪だったけれど……。


 ――刻想器その一、次の小蒼その一が気になるな……。


 【小蒼――その一】

 私は――小蒼は、かつて刻想器だった。

 今は、杜鷹と契約している。

 刻想器は、出会った者に絶望の未来を見せる。

 そして出会った者に――未来を変える方法を考えさせる。

 出会った者の強い想いによって――刻想器に想いを刻まれると――出会った者の強い想いの力の形になる。

 私の場合は――小蒼。


 私と契約した際――杜鷹は雪護さんのこと、柊先生と萬屋 赤葉のこと、トリック妄想のことばかり考えていました。その結果――私は、雪護さんを10歳若くした姿にされました…………一応――気に入ってはいます。


 【KoKuSouS(コクソウズ)

 刻想器だった私――小蒼が、【妄想犯行計画】を作るために型になった器。

 機能――この世の理で作られていないため解説不可。

 基礎システム――KouKuSouS。

 電源――刻想器。

 私がいる場所――杜鷹と契約したプラネタリウム。


 ――ん?次で最後の項目みたいだ。

 僕は、最後のファイルを開いた――。


 【妄想犯行計画】

 森咲 杜鷹と同じ絶望の未来を見た人の想いを元に作り出した、仮想空間VRゲーム。

 起動には――【KoKuSouS】と【メガネ型ゴーグル】が必要。


 【妄想犯行計画のルール】


【妄想犯行計画のゲームルール】


 1.ほこやぎ町以外のエリア移動は禁止。


 2.【探偵ヘルプについて】

 萬屋 赤葉などの探偵を呼出ができる機能。

 ただしAという事件で【探偵ヘルプ】使った探偵は、お手つき状態となる。

 Bという事件を解決するまで呼出できない。

 【探偵ヘルプ】の探偵は、犯人を暴き出す権利はない。


 3.【時刻表示について】

 現在時刻は、妄想犯行計画の仮想空間の時刻。

 現実時刻は、契約者の住む世界の時刻。

 妄想犯行計画を攻略中は、現実時刻は進まない――逆の場合も同じ。


 4.【各事件の解決期限】

 現実世界換算で七日間。

 一日1回は、必ず妄想犯行計画を起動させる必要有。

 ログアウト時から次回起動までに、二十四時間を超過してしまった場合。超過してしまった時間分、妄想犯行計画内の時間が進む。


 5.【ログアウトについて】

 基本的に一部条件を除き、任意のタイミングで可能であるが、ルール4に注意すべし。

 事件解決期限が24時間を切る場合は、ログアウトできない。


 6.【暴く側のプレイヤーのゲームオーバー条件】

 事件を暴けない。

 事件の解決期限を過ぎた。

 妄想犯行計画内で死亡。


 7.【妄想犯行計画について】

 この世の理とは違う概念で作られたVRゲーム。

 この世の理で作られたモノでは、【妄想犯行計画】を記録はできない。


 8.【ゲームクリアの条件】

 自身の未来を選択し、自身の壁なるものを越えた時、未来への道は開かれる。


 警告.【妄想犯行計画を解析しようとした場合】

 【暴く側】のプレイヤー又は【暴かれる側】のプレイヤーは、強制的にゲームオーバーとなる。



 以上のルールが破られた場合は、【暴く側】、【暴かれる側】問わず――最悪な未来が訪れる。



【妄想犯行計画】のルールを見終わった所で――閲覧制限のエラー表示が――目の前に現れた。


 ーー良いところだったのに!


「モリタカ、この先を見たいなら――また鍵を見つけてね――」


 ――続きをみたいなら鍵を見つけてこい……。

 そう言われると、僕は逆に燃えるタイプなんだよ――


 僕は心の中でそう思いながら――静かにシャットダウンのボタンをクリックするのであった――


 妄犯計画 #6.5 KoKuSouS Part 1 完

 Part 2につづく

読者の皆様を置き去りにして、ただでさえ訳の分からない作品の専門用語を6話に渡って展開してしまったので、章の区切りとして、幕間と用語回を挟みました。


次の章では、妄想犯行計画内で萬屋 赤葉と初めて会い、金餅さんの家に行き、事件を解決するまでの話を前中後と分けて投稿する予定です。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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