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能東の壺  作者: 壇ルナ
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能東の壺 第二章 血縁

第二章

血縁


能東は島沢の車に飛び乗った。

「久々でーす」

「早く出してくれ」と島沢を急がせた。

島沢は少し経ってから話始めた。

「で、どこ向かいます?」

「まず着替えが欲しいから東園の家だな」

能東は囚人服を着せられている為これで歩いているとすぐバレる事から着替えが欲しかった。

「了解」島沢は言い東園の家に向かい始めた。


「少し悲しむかもな」島沢は急に言った。

「どうしてだ?」何もわからなく能東はとぼけた。


「よし着いたぞ」しばらくしたところで車は止まった。

「金をもらってくるよ」と言い能東は車を降りて東園の家のインターホンを押した。

家は能東と暮らしていた時より大きな一軒家だった。


インターホンから東園の声が聞こえる「どなた…入って」

ドアが開いた。

「おかえりなさい……」

少し言葉が萎んでいるように思う。

「あぁお金と服を貰って帰るつもりだ」

と言いリビングに入る角を曲がると男がいた。

能東に気付いた様でソファーに座っていた腰を下ろして立ち上がった。

「貴方が能東さん?」

男は聞いてきた。能東よりは歳を取ってるようにも思えた。

「あぁ期待違いか?よく言われるよ」

「いや、昔テレビのニュースとかで見た顔と違うから驚いたんですよ」と男は言う。

「よく言われるよ」

そして、荷物と前竜宮組から奪った金を持って家を出おうとした。

玄関まで見送りに来てくれた東園が耳元で

「今日夜……」

能東は家を出た。


車に戻ると島沢がこちらを向いて聞いてくる。

「どうだった?」

「どうもこうもない」とぼそっと応えた。

「嘘つくのやめなよ、バレバレだ」

島沢は煽る。


「複雑だよ、ゾノ《東園》は薬をしてる。大丈夫なのかってのもある」

「あぁそれならお前がいない間に俺が辞めとかなきゃ捕まえるぞって脅してどうにかしたよ〜」

「サイコパス過ぎでは…」

「で、この後どこ行くの夜まではここで寝かしてくれ」

と言い能東は着替えを始めた。

「ほんじゃあバレないとこ行こうか」


「夜に少し用事がある」


……何時間か経って、島沢は能東が言ったホテルに向かい始めた。

「よく、俺が逃げるってわかったな」

能東は寝ていた体を起こしそう言った。

「そりゃまぁな」

「まずは感謝だよな、ありがとよ」

島沢は照れた。

「そんな仲じゃねぇよ」

「ほんじゃあなんで救えたんだよ?」

能東は話を戻した。

「そりゃあお前が裁判で負けた日に某SF映画のセリフ吐いてったからだよ」

すると車は止まった。

「ほら着いたよ」

と言い能東はドアを開けた。

「I will be back」

「言っちゃってるし」


能東はフードをかぶり東園と合流その後一夜を体を交えて過ごした。

朝ホテルを出ると能東に向かって小型ナイフを持ったヒーローらしき者が来た。

「なんでバレたんだよ、ゾノ逃げろ」

能東は前から来た男の顔を殴りこかした。

東園が逃げようとすると道路挟んで向かい側のビルの上からsoldeが銃を構えている。能東は起き上がって来た男を自分側の壁にぶつけて気絶させた。そしてそいつを盾にsoldeの乱射を避けて進んだ。

すると、盾にしていた男の来ていた上着の中ポケットから爆弾らしき物が出てきた。

多分最新型だろうだが小型すぎて弱い。なら至近にいる奴を確実にぶっ飛ばす。このぐらいの爆弾なら、

「ゾノ昨晩つけなかったゴムくれ」と言い東園から厚みのかなりあるゴムを四つ受け取った。そして爆弾を包み思いっきり投げた。するとsoldeのある場所で派手に爆発した。

《ファンタジー引力かかりまくり》


急いで二人は島沢の車に向かった。

「いゃ〜よかったねぇ〜」

と島沢は小馬鹿にしてくる。

「あぁ助かったよ早くゾノの家に行こう、もう巻き込みたくないからな」

そう言うと車は走り始めた。

「なんで場所が分かったんだよ」

「あぁその節は謝っとく俺のせい」

と笑いながら応えた。

東園は引いた目で島沢を見る。

「だって急に昨日夜襲われて、殴ってもいいけど、言い渡ったら大変だし、弁護士だし」

「どこぞのプロ意識だ」

「まぁお前なら生きて帰ってくると思った」

「まぁまぁ出る前に言ったしな…」

しばらくして東園の家に着いたので東園は降りて行った。


「ほんで、どうされますん?」

と島沢は能東に聞いた。

「逃げる場所ならある」


……刑務所にいる頃

能東は陳と話をしていた。

「で、結論誰のせいで捕まったんだ?」

ずっと言わずにきていたが気になったのか陳は訪ねてきた。

「soldeだよ」

「ほぉ、なら外に出た時かなりの敵の量だな」

陳はそう言い黙り込んだが、何かを思い出したように能東に言った。

「逃げる場所は?」

「ない」

分かっていたかのように頷き陳は逃げ場所を教えてくれた。

……



「なるほどねぇ山の中か、まぁ一番有りかもなそこの山登ってるやつも見たことないし普通通りすぎるだけだしな」

と言い島沢は能東の言った場所に向かった。

能東は車の後ろを見た不審な影が見えたようにも思えた。


能東達は陳に教えてもらった生駒山の小屋に着いた。

「お前まじ性格悪いよな〜」と能東は島沢に話を振った。

今朝のsoldeによる撃ち合いの会話の延長線だ。

「まぁな親譲りじゃないか、皆そうだと思うぞ、良い奴も悪い奴も皆親がどう育てたかによるだろ」

「たしかにな俺は父親譲りなのかもな」

と言い、ここに着くまでに買ったランプを出して周りを明るくした。

「お前も親ガチャ失敗じゃねぇの」 

「それはないかな知らんけど、俺は親ガチャを失敗した奴らを殴ってるわけなんだから」

「まぁ同じだよ、あいつらも生まれた場所が犯罪者になるような家庭だったんだ。結局人生は親が決める、親が何者かによってってことですわ。」

「そだな」


すると背後から何者かが来た。

能東は顔の近くに拳を向けた。まだ顔は誰かわからない。

「忘れられたかな、貴方に助けてもらった者だ」

と言い男の顔は見えた。男の正体は松井田だった。


「どうした?」能東は松井田に聞いた。

「僕で味方になれるか分からんが、手伝わしてくれ」

と言った。

「まぁ戦力なんないから盾だけどね」と少し煽って返した。

「やめろおまえ《空ツッコミ」と島沢は言った。


「ならやばいこと教えとくよ、今朝の戦闘で皆が貴方に興味がある、バレることはかなりある話なので、戦闘準備はしといた方が良いかと」

「ほぉなるほど、まぁ俺には盾いるしいいや〜」

そして松井田は能東達の仲間になった。


次の日

「強さを教えて頂けないですか?」

松井田は能東に特訓をしてもらおうとした。

「俺なんかに聞いてなんの意味があるのかわかんないし

俺カッコよく言うと我流でやってきたからそこまで教えるってのが得意じゃないんだよ」


「でも、実際soldeを倒した時めちゃくちゃ強かったじゃないですか、その我流を教えてくださいよ」

松井田は粘った。

「ならグレろとかしか言えないかもね」

と応えると松井田は驚いた。


「昔は悪かったんですか?」

「そだよ〜そっそう」

と能東は適当に応えた。

「驚きですね、昔テレビとかで見た時は純英雄だと思ってましたよ」


「そんなこと言われても、人には裏があるしょうがない」


パンっと手を叩き、

「戦い方ぐらいなら教えてやるよ、俺もお前のお陰で金をむしり取った人間だしな」


「ありがとうございます」

「敬語はやめてくれ、堅苦しい」

と言い能東は戦術を松井田に教え始めた。


晩はどうにか島沢の車で寝たが今日は一日仕事らしい。

今日はどう寝ようかと考えた時、能東は松井田の顔を見た

「買い出し頼むわ」と手を合わせ頭を下げた。

「いいですよ、でも付かれたりとかしないですかねぇ」

「お前そんな有名かちげーよなー」

「チガウゴクドウモノデスヨソレ、じゃあ行ってきますね」

「ほいー寝袋お願いねぇ〜」

「分かってますよ」と言い松井田は下山した。



夕方ごろに松井田が帰ってきた音がした。

「買ってきてくれたか?」と言い近づくととても素早く能東

の首に刀が向けられた。

「まじか、松井田は死んだか?」能東の首を横から切ろうとしている。

「いや」男は一言だけ言った。

「咄嗟の嘘かなんかかもしんねぇが初見さんを虚言者として見るのは嫌だから信じるよ」

少しずつ刀は近づいてくる。

「ずっと俺らの車を追ってたのか?、多分そうだろ暇だね」

………

その瞬間男の刀が手から落ちた。

男の後ろを見ると松井田が男の腰に蹴りを入れたことが分かった。 

「ざまぁうちの盾は強いんだよ〜」

と言い男を殴ろうとした時男はおらず何処かに消えていた。



少し離れたところから男は見ていた。

そして電話をした、「見つけましたよ、だが味方がいるのが厄介だ」と言い電話を切った。


「なんなんですかねぇ?」と松井田は恐れた。

「顔見知りとない奴だ、soldeの可能性もあるが、soldeがそんな脳筋的な行動をするかだ。多分答えはNOだ。

あいつらは顔がバレたら厄介だからな、だとしたら組の奴かもな」能東は推測した。

「ならどこのでしょうね、とりあえず島沢に電話だ」

………只今電話に出ることができません

島沢は仕事中か何かで電話に出なかった。

「俺の予想だが、竜宮組かもな」

「ならかなりの量ですよ」

「まぁ対処しよう、それより島沢出てよ〜電話〜」


夜になり12時を回った頃車の音が聞こえた。

能東は慌てて起き上がり音のする方へ向かった。

「なんだ怖いか?」その声は島沢の声だった。

「なぜ来たんだ?」

「緊急事態だろ、話を聞く」

そして2人は島沢の車に入った。能東はあった事を説明した。

「なら竜宮組だろうな、竜宮組特攻専門 月光左龍

彼はかなり強い」

「そんな奴が俺ゴトキに負けてたぞ」

「手を見せたと思わせるためだ」

「あーね」と言い能東は頷いた。


少し経ち能東が喋り始めた。

「竜宮の裏にはやはりあいつらがいるのか?」

「知らんが黒の組織は徐々に動き始めている」

「あいつらは本当の最強だよ、あの風間でも手が出なかった。」

「そうだな、かなりの奴らだ」

「なんとなく結局あいつらが社会壊す気がするんだよな」

「でも、お前はそれを止めるヒーローだろ」

と言い島沢は能東の肩に手を乗せた。


「あ、忘れてたぁ〜トランクに男の子1人乗ってるよ」

「誘拐か?」

「違う、お前のファンでずっと探してた子らしい。わざわざ俺のとこまで来てついてきた」

「感のいいガキだ」

と言い島沢はトランクを開けた。

「早く出て来な」

中の男はびっくりした顔をした。

「でも、本物の能東 櫂だ」

と言いトランクから出てきて、能東に握手を求めた。

「俺は柴 琉翔《りゅうしょう 貴方の大ファンです」

能東は島沢と顔を合わせた。

「なんだこいつ?」とので能東が聞くと島沢は

「言った通りただのファンだと俺も思ってた」

すると柴は続け話した。

「俺は憧れて本当に練習すらしました。最強になる為に一回見てもらっていいですか?」

と言うと能東は遊びで許可した。


すると、柴はおもっきり能東の腹に殴りを入れた。

そしてその後何発も連撃した。

「貴方とは違い数で弱らせます」と言い柴は続けた。

「あぁそうかでも、」

と能東は言い腹を殴り返した。すると、柴は倒れた。


「連撃にリズムが存在し、それに乗ってくると弱みが見えてくる。だが、もっと速さを強化し、受け身も強くすれば強くなれる」

と能東は言った。

「なんだ、珍しいなそんなこと言うの」

と島沢は言った。

「面白い奴だ。味方が少ない今必要な戦力の可能性がある」

と言うと柴はガッツポーズをして喜んだ。


「誰だよお前⁈」松井田は起きると1人増えていることに驚いた。

その瞬間背後から銃声が聞こえた。

「厄介な奴ら登場だ。説明は後、戦争だ」

と能東は言い走り出した。


「能東の首を切る」と言い相手も向かってきた。

「かなりの量だ、竜宮組か?」

「よくわかったな」

と言い昨日責めてきた男と能東は衝突し戦いは始まった。

「刀が先壊れるじゃねぇ」と言うと昨日の男は腰の刀を抜き、こちらにふるい落としてきた。

能東はかわして、男の背後に行った。だが、男はわかっておりこちらに刀を振ってきた。

能東は頭スレスレにかわして男の腹の部分ぶつかっていき、男のバランスを崩した。

そして男の刀が手から落ち奪い倒れた体に刀を突きつけた。「竜宮組最強の月光が死ぬわけないだろ」

「お前が月光か」


他の松井田や柴も戦っているだが、敵の量が勝てるわけがない。島沢は戦わない。


すると、月光は足を振り上げ能東の体にあたり能東は倒れさっきの体制の逆になった。

「さぁ死んでもらおう」


ドォーオンーーーー

何かが落ちて来た音がした。

周りには煙がたっている。


「俺の敵を殺すなよ、まだ戦ってないんだよ

図太い男の声が聞こえる。


そして煙が腫れた。ムキムキの男が出てきた。

「お前は?」


男は能東と月光に目を光らせ向かってくる。

このままだと衝突する……


「ヒーロー殺しの銅川様だ」





第三章をお待ち下さい。

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