能東の壺 第一章 皆無
第一章
皆無
誰もが小さい時テレビや漫画などで見たヒーローに憧れる。
だが、そんな夢はすぐなくなる。ヒーローを社会は必要としていないと知るからだ…
時は近い未来 ロックダウンなどにより政府への批判が相次ぎ皆が政府の言うことなど守る事は無くなっていっていた。
そのせいでこれまで裏で影を潜めていたような反社会的な団体が表向きに出始めた、毎日至るところで事件が起き、ずっとサイレンが鳴り続けるそんな社会になっていた。真面目に生きる者はヒーローを初めて必要としていた。
ある日、大阪府内の1つのボロアパートが放火された。それにより、住んでいた13名中4名が死亡、他は重症となった。その時と息子と二人暮らししていた女性も死亡した、母を失った苦しみから、その頃まだ15歳の息子は怒り自分が母を殺したような奴らをこの世から無くすと強く言い放った。その日から彼はヒーローとして活動し始める。
その男の名は 能東 櫂
能東の背中を追うように様々なヒーロが現れ始めた。そして社会は徐々に平和を取り戻していった。皆強くなりまた死を味わうものもいた。
そして年月が経ち世間は少しずつ平和を取り戻していっていた。
10年後…
能東は最近世間を騒がしている暴力団体の1人の家を特定し、入り込んだ。
「何者だ?」
男は窓を割って入ってきた能東に驚き腰が抜けてしまった。
「何だその無様な体制、悪いことしてる自覚があるならちゃんと、耐性つけとくか、手を引いとけばいいのに、まぁ言ったって何もならないよな」
と言い能東は男の手を持ち手首を捻った。
男はかなり痛がっている。
「おいおい体は強くあれよ」
といい地面に座り込んでいた男を立たせて、腹を殴った。
「何が目的だ?団員たちが今どこにいるかわ言うから」
「本当はそれを無理にでも吐き出さしてやろうと思ってた。
でも、お前はもう言ってくれそうだ、ありがとねぇ」と言い男に近づくと男は能東の顔を殴ってきた。
「隙があるじゃねぇか、」
「わざと作った。一発で仕留めるために」と言い、
顔面に拳をきめた。
「さぁさっきの続きどうぞ〜」
男は能東が完全に隙ができたと思って自分に隙ができていることに気づかなかった。
「教える、教えるから殺すな〜」
男はどうにかして助かろうと慌てる。
「嫌だ、俺を殴った奴は殺す」
「それがヒーローか?」
「俺はヒーローなんて言葉は飾り言葉だ、そんないいものじゃないんだよ」
「なら、何者何だ?」
「お前に答える義理はない。お前は俺に答える義理がある。」と言い能東は男の首を絞め、
「言え!」と脅した。
「言わんぞ…絶対に言わん、お前がもし俺を殺せば、お前も同じだぞ!馬鹿がっ」
さらに強く首を絞められる。
「同じじゃない、俺は頭がいい」
男は能東に壁に叩きつけられた。
「馬鹿が何言ってんだよ、俺1人死んでも野俣組は何も痛くない」
「じゃあお疲れ様でした」
と言い、そのまま地面に叩きつけ、腹を何度も蹴り付けた。
男の息が止まった頃、男の死体を冷蔵庫にしまい、男の財布を取り、男が団長から隠すよう頼まれていた、クサも貰い、
家を出た。朝日で金色の髪を輝かせながら家に帰っていった。
能東は家に帰る間に、男の財布のの中をみて、なかなかの額が入っていたので、近くのパチンコ屋の列に並んだ。
昼が回った頃パチンコ屋を出た。歩いていると野外の大きなテレビでは今をときめくヒーローがニュースに出ている。
ヒーローはかなりの数が増えた、今やヒーローの会社すら存在する。警察などと協力して金をもらうと言うのが主流になってきた。そして子供から憧れるような変わった機械を使うヒーローも出てきて、今や一職業となっている。
そんな世の中なのに、能東は小さなぼろ家で彼女と暮らしている。
「ただいまでーす」と言い、家に入った。「おかえり」と彼女の東園は返事をした。
「クサあった?」と東園は聞く、「ほら」と言い男から奪ったクサをそのに渡した。
「ありがとう」と言い東園は能東から受け取り、火をつけクサを吸い始めた。能東は東園の横に座りネットニュースを見始めた。
やはり世の中は古いヒーローのことなど覚えておらず、ニュースのコメントで流れる名前は最近のヒーローばかりだ。
そこで1つ、目についたニュースがあった。
そのニュースは大手ヒーロー会社のヒーローの大量退職だ。かなり有名な会社だが、最近このような記事がよく出ている。
社長が代わって以来だ。やはり今の社長が何かを隠しているに決まっている。これは情報を売ると高値になりそうだと思い。能東は家を出た。
そして噂の会社に向かった。かなり大きな会社だ、今や範囲も広げている。
能東は会社に着き、中に入ったすると警備員から声をかけられた。
「どなたですか?」
「記者です。お宅の社長さんに取材がしたくて」
「ならお名前を伺いたいのですが?」
「不要でしょ」
と言い、中に入り社長室がある階に向かった。
コンコン…ドアをノックすると入るよう招かれた。
社長の名は曾我部 文吾 40代の元プロヒーローだ。
「何者かな?」
「記者ですよ」
「なんの騒ぎだなんで私のところに?」
「それは貴方があのヒーロー大量退職に関わっているからですよ」
「あぁあれは、彼等が望んでしたこと、私が切ったのではないですよ、ニュースにもそう載ってるはずです」
「はい、載ってます」
「なら、何を聞くことがある?」
「私は正直貴方が辞めさしたと思っている」
「個人の考察だけで、こんなとこ来るのが記者ってもんなのか?おかしいだろ」
「まぁ焦らずに、ここの会社の形態は自分たちでニュースから事件を見つけそこに向かい解決をすると言う形ですよね」
「あぁそうだよ」
「なら、今回自己退職もしくはリストラで辞めたヒーロー達は何か同じ事件に関わって、弱みを握られたので口封じため辞めたと考えられます。」
「そうかもな」
「それは貴方の弱み、会社の弱みじゃないですか?」
「馬鹿を言うな」
「また最近辞めさせられたと言う、ヒーローには会ってきた
残念ですが、私は先程から正しいことしか言っていません」
「嘘だろ、証拠もない」
「ありますよ、辞めさせられた松井田さんの声が」
「どうして会ったんだ?」
「あぁ彼Twitterで見つけまして、DM送って話しましたよ、今の社会ネットが1番怖いですよ」
「なんなんだ…なら何が目的だ、分かったなら聞かなくてよかっただろ」
「貴方がやったと認めさせるのが目的です」…
能東は会社に行く前に会社を辞めさせられた本人に電話をかけていた。
「もしもし松井田さんですか?」
「はい…」
「なぜ会社を辞めさせられたんですか?」
「貴方は信じれる人ですか?」
松井田はかなり怯えている。
「みんな言ったって信じてくれないですよ」
「安心してください」
「社長の曾我部は野俣組と関係を持っています」
彼の声は弱々しかった。
「それはなぜか分かりますか?」
「確かな事は分かりません」
「推測は?」
「最近有名なヒーローもお金を稼げると言うのでかなり入社してきました。そのようにして範囲を拡大させていき、一気にいなくさせるのが目的かと…」
「それはありそうですね、筋も通っている、最近やたらと野俣組は社会に出てきている」
「で、一体何者なんですか?」
「ただの情報屋ですよ」
…「まぁ普通ならここで警察でも呼ぶんでって形でしょうが僕はそれだと金が稼げないんで、失礼します」
曾我部はまんまと能東の罠に嵌り何も言うことができなくなっている。
能東は会社を出た。
能東は週刊誌事務所に電話をした。
「あの、近頃話題になってますヒーロー会社の大量退職の件関係のことって高く売れますかね?」
「はい、買わして頂きます」
「……ということです。後さっき言ってた、松井田さんと曾我部さんの声はそちらの会社にメールで添付さしておきます。お金はさっき言ったところに振り込んだいてください。」
「はい、ありがとうございます」
「じゃあもうひと仕事やりますか〜」
能東はある場所へ向かった。
松井田との電話の時さらにある事を聞いていた。
「どこで野俣組を見たんですか?」
「少し市内から外れるんですが……」
能東は松井田から聞いた場所へ向かった。
「どうも〜」言われた倉庫のような場所に着いたが誰もいない、やはりただの経由先だったって事かと思い能東は倉庫を出ようした。
すると急に後ろから気配がした。
その瞬間後ろから金属バットが頭に向けて振られた、
「そんなんで死んだとでも、笑わせるなよっ」
能東は屈んでなんとかバットの直撃を防いだ。
「何しにきた?」
バットを持った男は言う。
「調査ですよ、別にここが本部じゃないなら用はない」
「生きて帰れると思ったのが馬鹿だったな、殺してやるよ」
「あらら、こわい怖い」と言い男を煽った。
男は能東の頭目掛けてフルスイングしてきたが、能東の手によりそれは止められた。
「弱い奴が武器使うなよ、バーカ」
相手の手から取るようにバットに重心をかけ、男の手からバットを奪った。
「殺しても今回は意味ないから早く逃げな」
男はビビって逃げていった。
「なんで疲れる事させるかね〜」能東は大きくため息をついた。
すると電話がかかって来た、「どうしたん?」
「早く帰って来てよ〜」東園からだ。
「珍しいなどうした?なんかあった?」
「今日やる約束だったじゃん」
「あぁそうだったっけ」
画面で時間を見たがもう0時をすぎている。
「酔ってる?」
「酔ってないよ〜」
「馬鹿言え、酔ってるだけだろ」
「本当に約束だったよ」
「ほんならゴム買って帰るわ」
「いらんわ、私は最強だ」
完全に酔ってるか、クサのやりすぎだ。
「はいはい、長くなりそうなんで切るよ〜」と言い電話を切り家に向かった。
次の日の昼頃週刊誌事務所から証拠が十分だったため口座に振り込んだと連絡があった。
それを聞いて能東はすぐさまお金を下ろしに向かった。
なかなかの額を頂けている。能東はその足で競馬に向かった。
着くと馬券売り場の前で若い男たちがガヤガヤ何かを言っている。能東も馬券が欲しいのでそちらは近づいた。
「お前今月何人目だよ?」
「言ってもだぞ」
男たちは多分今月やった女の数でも喋っているのだろう。
「てか、最近大阪来て一気に弱まったよな」
「たしかに沖な…
言い切る前に男は能東により首を絞められた。
「お前、竜宮組だろ」
竜宮組とは、沖縄発祥の組合、沖縄でかなりの被害を出しており最近は本州にまで顔を出し、暴れるといった要注意組合である。
「なんだお前?」
「お前みたいな馬鹿は地元帰って水雲でも食っとけ」
と言い壁に男を叩きつけた。
余り目立ったことはできない一旦ここを離れようと考え、3人の内1人の男だけを裏の路地へと引っ張って行った。
「なぜわかった?」
「ガヤガヤ何言ってるかわかんねぇな〜って思ったら方言がきつかったからな、しかもあんな失言しちゃってるし」
「お前ヒーローかよ、ならだらしねぇ格好だぞ」
「ほら、いらねぇ事言わずに竜宮組の大阪の本丸はどこだ?」
「聞いて何する?」
「ブーメラン、お前こそ何する?」
「…言わなかったら?」
「殺す」
「どのみち同じかよw」
「いや、言ったら殺さん」
「なんで俺選んだ?」
「論点ずれてるよ〜」
能東は馬鹿にしながら笑った。
「そんなだからに決まってんじゃ〜ん」
ニヤケながら言う。
……こいつの一撃を喰らってわかった。連発されると確実に死ぬ。どう対処するべきか?どのみちあの2人が組長に俺の失態を言うだろう。なら確実に死ぬ。
なんだよこの賭けどちらに行っても死ぬ
すまないなっ、後は頼むよ、最後ぐらいカッコつけるよ……
「教えてやろよ、その代わり俺を殺せ」
「覚悟決めたか、俺に見つかったのが不幸中の幸いだとでも思ってくれよな」
「場所は……」
「ならお休み」
と言い能東は男の顔をおもいっきり蹴り付けた。
一ヶ月後
能東は大手会社に情報を売り、警察はそれに反応すぐ捜索を開始した。そして場所がマークされた、そして今日の夜警察が凸するとの情報が能東の耳に入った。すると急いで向かった。
まだ昼だから、誰もいない。
能東は1人で潜入した。中には何にか居るような声が聞こえる。すると1人にばれてしまい声を発する前に腹を殴り気絶させた。
建物は3階建て多分一番上に組長がいると考えられる。
能東は2階へ向かう階段で2人のガタイの良い男達に見つかってしまった。
「なんだよ、1人で新人か?」
「あぁカモだよ」と言い片方の男の首をノックした。
すぐ振り切られたが、体制が崩れ、階段から落ちていった。
すると隙をついたかのようにもう1人が顔に殴りを入れてきた。これは不意打ちだが、体制はそのままだ、能東は首を絞められかけるが、ふりはらった。そしてもう1人も階段から落ちた2人は衝突急いで、3階へ向かった。
すると2階と3階の踊り場のような場所で声を聞いていた1人に殴りを入れられるかけるが、階段の手摺りを使い、体をうかし、顔を蹴り付けた。
そして、能東は組長の居る部屋に入った。
すると、こちらに拳銃が向けられていた。
中には3人真ん中に組長らしい人がいる。
横には至って盾っぽいやつらが2人いる。
「お前のような輩は来るとは思ってたぞ、残念だが、死んでいただこう」
組長が言い周りの男達がこちらへと近づいてくる、逃げたいが今逃げたら発砲されるだけだが、どのみち発泡はされると
考えた能東は右からきた男を目がけ拳銃を正面からなぐりな行った
右の男は発砲し、もう1人は頭に拳銃を付けてきた。
「ムカつくよ君たちは」
能東は言うとすぐに体をかがめ、後ろにいる男の足に自分の足を巻き、転かした。そして両方の男から拳銃を奪った。
「さぁどうだ、どっちの負けだ?どっちが死ぬんだ?
他にもいるんだろう、俺みたいな奴が雑魚だとでも思ってたんだろ、だから沖縄に強い輩は取られたんだろ。
だから、大阪には竜宮組が減ったんだろ
さぁ死刑のお時間だ」
「笑わせる、我が命どうなろうと構わんされ、お前を殺せば済む話だ」
組長は少し重げな体を立てこちらに日本刀の様なものを持って向かってきた。
「昭和のヤクザは嫌いだよ」
と言い発砲した、だが組長は剣を盾がわりに使い球を避けた。
「馬鹿なことを言ってくれる」
「なら感謝してくれ」
と言い片方の銃を組長目がけて投げ、もうひとつの手の拳銃で撃ちながら段々距離を狭めた。
「こっちに来た方が不利ってのをしらないかな」
「知ってるよ、でも勝てるよ」
「絶望的な目に合わしてやろう」
「馬鹿が、こっからで絶望なんて、そうも簡単に言う言葉じゃねぇよ」
組長は刀を振り上げ能東に当てようとしたが避けられた。
そして刀に下から壊れた拳で殴りを入れられる刀が欠けた。
だが、なおまだ振り続けられるが、能東は避け
腹にパンチを入れた。
口から血が噴き出された。
「ざまぁー」
能東は片方の手に持っていた拳銃で胸を撃ち抜いた。
「金は貰ってくぜ、牢獄行くよりマシでしょ」
「警察がくる予定だったとは…残念だが、お前が捕まるよ」
と言い組長は息の根を引いた。
「大丈夫……〝某漫画セリフ」
そして能東は組の金の在り処を探し、見つけそして帰って行った。
警察はその後来たらしいが逃げられたと判断、階段で転げた奴に言わなきゃ殺さないと言ったという。
次の日の夜
「あいつら何万ぐらい残してたんだ?」
能東の幼馴染の弁護士島沢司と話していた。
「1200万ほど」
島沢はいわゆる悪徳弁護士だが、その分かなりの犯罪者が来るため、同業者に嫌われながらも政権を立てている。
「ほぉなら誰かがわかって逃げたか、はたまた金なしか」
「分かって逃げたんだろうな」
「で、なんで呼んだ?」
能東は呼び出されてここに来ている。
「あ〜二次会する?」
「なんだよ二次会って?」
「めっちゃ楽しいよ、この世のクズとゆうクズを集めるのさ」島沢は笑いながら言う。
「お前が一番だ」
「………ウルセェ」
「勝てないのか?」
「勝つ勝たないじゃない、どうやら世間では言わずと知れた悪徳弁護士らしいからな」
「やっと分かった、で計画は?」
「やるのか?」
「あぁちっさい時からお前との約束は破ったことねぇだろ」
能東は島沢と幼馴染で親友という鎖縁のある仲だ。
「ほほぉ面白い、俺のところに来たのは今トレンドの竜宮組の残りのやから俺はヒーローと反社両方を知るスペシャルリストだ。さらに情報なども違法で売ってる。
そこで、彼らは探偵だとでも思ってんのか知らないが、お前を誰か聞きに来ていた。そんで、俺はお前がこのノリで来ると思って知ってると答えた、だから来て欲しい…なんてことは言わないさらに状況を無茶苦茶にさせよう、soldeも参加させるんだよ、《soldeとはいわゆる殺し屋、スパイ集団時によって高い首が変わりそいつの首を刎ね金を稼ぐと言う集団》あいつらは今竜宮組の首の株があがってる。だから場所を教えてやるんだ。金は払わしてな、そしてお前は竜宮組がその日の俺の事務所に来る情報を売り、警察とでも来てくれる。そんで俺は被害に遭う。そしたらあそこから撃たれたとsoldeを釣るから、捕まえて貰って、金を出して貰って金がいっぱいってことよ」
「もう1回聞いてもわからない完璧にはわかんなそうだな」
「ほんじゃあ一週間後」
と言い2人は解散した。
準備するべきものは全て揃った。厄介な事に警察が多めに来てしまった。
とりあえずsoldeには島沢からワンコーン入ると、島沢の事務所の建物曲がって撃てとっている。
警察と能東はバレぬようにsoldeがいる建物と事務所の建物の間に潜んでいる。
能東のすべくは演技弁護士事務所が撃たれ驚くと言うもの。
そして時が来た、soldeは事務所目がけて大量発砲それに驚き警察と能東潜入、島沢の事務所は四階そこまで駆け上がって行く。ついた時もなお銃声わ止まなかった。事務所に入った警察も撃って殺された。最後にデカめのライフルの様なものsoldeが使ってたものをを事務所に投げつけられた。
そして少し時間が経ち追いの警察が事務所に入ってきた。彼らはは能東が殺したと判断、連行されてしまった。
「任せろ裁判で無実を証明すればいいだけだ、それまでは何を聞かれても黙秘権を使え、変に言ってしまうと不利に回ったりもするから気をつけてくれ」……
「何で捕まったんだ?」食堂で食べていると能東に喋り少し老いている男が喋ってきた。
「無罪という罪だ」能東はぶっきらぼうに応える。
「また、嘘だろニュースになってる、あのかの有名な能東櫂だろう」
原点とも言えるヒーローの事件は新聞やニュースなどで大きく話題となっていた。
「だが、少し顔が変わったかな」
「お前はなんの罪だ?」
「大量殺人最近未解決事件が解かれて単独殺人から大量殺人になったよ」
話題になっていたニュースの人だ。元々中国からきた半日信者で大量殺人をグループで犯したように見せかけて単独の罪になったという事件だ。
「まぁみんなニュースなるまで興味も向けなかったのに急に自分のこと棚に上げて騒ぎ出す」
能東はストレスにまみれておりつい、言葉を漏らしてしまった。
「たしかに能東櫂はここ最近まで耳に入ることもなかったなかったのに」
能東は席を経った。
…………「被告人、能東櫂を死刑とする」
「すまんな無理だったよ、友達失格だ」
島沢は頭を下げて謝った。証拠不十分その時いた警察は全員死亡してしまい完全に能東の仕業になってしまった。
「まぁ風間よりかっこいい死だ……」能東は島沢の横を通って行った。…………
死刑が決まり少し経った頃能東は前話をした老父に話してかけた。
「お前はここが長いだろ?どこが一番ちょろい」
老父の名前は陳。在日中国人だ。
「そう言われてもなかなか知らんからなぁ、まぁ死刑場じゃないかその前に複数の部屋に入れられるがそこが一番ちょろいのでわ、まぁ確かなことは言えんけどね」
「なら鍛えるしかないな」
「どうだ友達が死ぬってのは?」
能東は島沢と面会の際に言った。
「そりゃ嫌だよ」
島沢は少し笑いながら言った。
「死刑の執行日、絶対に近くに居てくれよ、お前が唯一の助っ人だ。」
「あーね、じゃあな」と言い島沢は面会室を出た。
五ヶ月後
死刑執行日
能東は刑場に出房された。死刑執行日は本人にはわかっておらず急にその日が来た。
まず、教誨室に入れられた。
「携帯はどう処分しときます?」
所持品などの今後を決める場だ。
「俺を弁護してくれていた弁護士に渡してくれ」
「了解です」……
その後遺書などを書き前室に連れて行かれた。
カーテンの向こうにはもう執行室がある。
能東はカーテンの少し空いた隙間から執行室を見た。
真っ直ぐ見て右側にはボタンを押す部屋がある。
そして真っ直ぐ見て真ん中にはガラス張りの窓がある。
そこを抜けるとさっき教誨室から前室に上がって来た階段がある。教誨室と同じ階にはここに入らされた扉がある
そうこう考えているうちに、能東は呼ばれ、執行室には連れて行かれた。
能東は手を縛られそうになった時一気に力を入れ、手に縄を縛りをつけられていたところを振り払い周りの人を殴り、ガラス張りの窓に向かって行きタックルし、殴り窓を割った。
能東は何人かの追ってくる人を避け、走り刑場を出た。
そして、島沢の乗っている車に乗った。
その時闘いの幕は切って落とされた。
第二章をお待ちください。




