思わぬ助っ人(3)
闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。
これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の終わりの物語。
そんなことなど何処吹く風。ペガサスはまるで、舞台上に登場したストーリーテラーのように話し始めた。
「さて、戦闘もいよいよ佳境に入り、役者も揃いました。ただ、役者気取りの観客が目障りにも舞台上にいます。いても邪魔なだけなんで、ここは彼らに退場してもらうとしましょう」
「ふざけんなぁっ!」
余裕を見せるペガサスの態度に、大樹は怒りを覚え、突貫してくる。そこをペガサスが見逃すはずがなく、
「はぁ。君って本当に大バカだね。考えなしに無防備に突っ込んでくるなんて……そんなに死にたいなら殺してあげるよ。こっちも手間が省けるし、ね」
と、言いながら、彼のパンチをよけて背後をとりつつ、風の刃で瞬く間に角切りにした。
「Good-bye human……ふ、ふふふふふ、あはははは!」
友の弟とはいえ、不愉快だった存在を殺せたことに、歓喜の笑い声を上げるペガサス。
そんな狂った天使に、我が子をついでの雑魚のように無惨に殺された忠昭は怒りを爆発させる。
「お前ぇ……よくも大樹を!」
「お気持ちはわかりますが、今は自分の身の心配をするべきでは?」
そう言ってペガサスは、スレイブフェアリーを射出し、蜂の巣にしようとしたが、忠昭は銃口に指を突っ込んで暴発による破壊を誘発し、1機残らず撃墜した。
代わりにほとんどの指を失ったが。
「そうきますか。やはり一筋縄とはいきませんね。でしたら……」
そう言うと、ペガサスは全ての装備を外した。武装に頼らず、光の力と拳のみでやる気である。
「こちらも少し本気を出すとしましょう。念仏を唱えるなら今の内ですよ」
「えぇから、早よかかってこんかい!」
「相変わらず血の気が多い上、喧嘩腰。いいかげんその態度にもうんざりです。宣言通り死んでもらいます」
「やれるもんならやってみぃ!」
忠昭がそう怒鳴ってすぐ、2人の命を賭けた肉弾戦が始まった。
舞台のワンシーンのように始まったペガサスと田中親子の因縁の戦い。
大樹は瞬殺できましたが、ペガサスは忠昭をどう料理する気なのでしょうか?




