ガールズトーク(5)
闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。
これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の終わりの物語。
その途中、未来は言いそびれたことを思い出し、足を止める。
「あの、柚さん。その……できれば、あの動画みたいなことは、控えてくれる……かな?」
「え?」
3度目の地雷。今度こそ怒りが爆発したと恐れた未来は、フォローを入れながら、自らの意見を述べる。
「も、もちろん、柚さんの体質は知ってるよ。でも、それならせめて、外でするのはやめてほしいの。今回は削除できたからよかったけど、直で見たら消しようが無い。そうなったら、柚さんも龍君も変態扱いされるし、みんなにも迷惑がかかると思うの」
友からの必死の説得を受けて、柚は一理あると思い、自らの過ちを反省した。
その上で、
「……それもそうね。未来さんからすれば、大好きな龍君が晒し者になるなんて、耐えられないだろうし、ね?」
と、意地悪な笑みを浮かべて、からかった。これには未来も赤面し、真面目な話をしてたのにとムッとする。
過去にわだかまりがあった2人が、今ではこうしてじゃれ合えるほど親友同士になれる。きっと、彼女を心の底から笑顔にできるのは、龍と未来ぐらいだろう。
その心からの笑顔も間もなく、怒りに染まることになる。立ち寄ったカフェで未来と恋愛談義し、合流した乙女の天真爛漫な笑顔に癒やされたところに、愛花から、
『何のんきに休憩なんかしてんの~? あんたらの行動なんてGPSで丸わかりだよ。タケ君のためにもさっさと殺しに行きやがれー! だわさ』
という理不尽なメールが送られてきたからだ。
これを見た柚は当然、怒りが再燃。帰ったら確実に殺すと心に固く誓ったが、未来と大牙が全力で制止したため、なんとか事なきを得た。
愛花は怖い物は無いに等しい。
今回の一件で登場人物も思い知ったことでしょう。




