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『獣狩りの箒』
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工房の職人、オリバー・ピープスの初期の作。
数多の細長い刃を並べた武器に彼は、諧謔を込めてそう名付けた。
微細な刃は、残らずノコギリ刃を備え、獣を苛み、劇しく出血させる。
仕掛けにより更なる本性を明らかにする。
だが、このような武器をピープスは、愛さなかった。
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『寸胴鍋の狩り装束』
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寸胴鍋に穴をあけ、手足を通す防具としたもの。
信じ難いが工房の職人、アビゲイルが彼女の狩人のために誂えた狩り装束。
およそ理解し難いが、これも自分らしさを縁とする狩人の姿であろう。
人に笑われようと狩りを完うするために。
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『メルトゥロス聖歌楽譜』
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昔日、教会で演奏された聖歌の楽譜。
血統鑑定局が信仰を否定し、もはや奏でるものもない。
教皇、ケレブレンのメルトゥロスが作ったとされる。
”音楽の聖者”として知られるが半ば神話の時代を生き、真相は不明である。
メルトゥロスは、音楽によって人が団結すると信じた。
信仰よりも彼は、平和を愛したのである。
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