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四つの基本的な力の魔法使い ー 物理学者から魔法使いへ、状態変化を経て  作者: Adriano_P


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24/150

砕かれた皇子

王室の馬車が静かに田舎を通り抜けた。

会話なし。笑いなし。景色へのコメントなし。

道路の車輪の音だけ。

そしてルシアン王子の不規則な呼吸。


隅に座って、窓の外を見つめていた。

でも本当には見ていなかった。


彼の目は別のものを見ていた。

いつもそれ。


ドオオオオオン。


音。また。いつも。

一秒前に起こったかのように。

何時間も前じゃない。何日も前じゃない。

一秒。


白-オレンジの光。

三メートルの球体。

彼を後退させた熱。

そして——


手が座席を握りしめた。

震えていた。

また。いつも。


「殿下?」向かいに座った召使が言った。

慎重な声。

ルシアンは答えなかった。


「殿下、一時間で到着します。望まれますか——」

「黙れ」


声が平坦に出た。空っぽ。

召使は即座に黙った。視線を下げた。


馬車の他の二人の召使は何も言わなかった。

でも視線を交わした。

何かがおかしい。

王子はこんなじゃない。決して。


ルシアンは気づいた。

気にしなかった。


外を見るのに戻った。

でも見えたのは——

飛んでいくファイアボール。

蒸発する的。

焼けた溝。

崩れた壁。


そして彼——


彼が……


目を閉じた。

手がもっと強く震えた。



城が夕暮れの地平線に現れた。

高い塔。強大な壁。金色の旗が翻る。

ソルマールの王室。

父、アルドウス王の住居。


馬車が正門から入った。

警備兵が頭を下げた。

「お帰りなさい、殿下!」


ルシアンが降りた。

硬い脚。機械的な動き。


召使が荷物を持って急いだ。

「殿下、お荷物をお持ちします——」

「全部部屋の外に置け。入るな」

「でも殿下——」

「入る。な」


声が高くなった。ほとんど叫ばれた。


召使が後退した。

「お-お望み通りに、殿下」


ルシアンは中庭を通った。

東塔の階段を上った。

長い廊下。装飾された扉。

自分の部屋に着いた。


入った。

閉めた。

鍵を回した。


カチッ。


沈黙。


ドアにもたれた。

激しく息をした。


家だ。安全。

誰もここで見られない。

誰も——


でもここでも——

閉じたドアでも——


まだ聞こえた。


ドオオオオオン。


そしてその「ヌル」……ヘリオ。

振り向いて何もなかったかのように微笑む。



一時間が経った。

ルシアンはベッドに座っていた。

膝に手。

床を見ていた。


ただ……回復しないと。

ショックだった。トラウマ。

でも過ぎる。

魔法は戻る。

ただ……


立ち上がった。

部屋の中央に行った。

深く息を吸った。


いいだろう。ファイアボール。

千回やった。一万回。

僕の魔法だ。最も簡単。

最初に学んだ。


右手を上げた。

見た。


震えていた。わずかに。でも震えていた。


だめ。集中しろ。


目を閉じた。

マナを感じた。

導こうとした。

いつものように。

何年もしてきたように。


目を開けた。

手を見た。


「ファイアボール」


何もない。


絶対的な沈黙。

火花一つない。


ルシアンは手を見つめた。


何が——


だめ。もう一度。


「ファイアボール!」


何もない。


「ファイアボール!」


閃光。小さい。弱いオレンジ。

半秒続いた。

それから消えた。


ルシアンはゆっくり手を下ろした。

他の誰かのもののように見ていた。


だめ。ありえない。


ただ……疲れている。そうだ。疲労。

明日は良くなる。



でも翌日は良くならなかった。


ルシアンは夜明け前に目覚めた。

本当には眠っていなかった。

目を閉じたまま起きていただけ。

いつも見ていた——


ドオオオオオン。


爆発。

そして彼……いつも彼。


立ち上がった。

再び部屋の中央に行った。


今日は機能する。機能しないと。


「ファイアボール」


火花。弱い。昨日より少ない。


「だめだめだめ——」


「ファイアボール!」


何もない。


「ファイアボール!」


オレンジの閃光。一秒続く。消える。


ルシアンは拳を握りしめた。

手が震えていた。


また。もう一度。また、くそ。


一時間後——十回の試み。

二時間——二十回。

三時間——三十回。


毎回——

弱い火花。あるいは何もない。

本当の炎は決してない。

制御された球体は決してない。

何千回も呼び出したファイアボールは決してない。


膝が崩れた。

床に座っていた。

ベッドに背中をもたれて。

頭を手に。


何が起こっている?


目を閉じた。

そして見た——



訓練場。

ヘリオが手を上げた。


「有名な魔法を見せてくれ」


笑っていた。自信を持って。


無能なヌルがいつものように失敗する。


それから——


ドオオオオオン。


光。熱。恐怖。


あれは何だった???


脚が崩れた。

膀胱が空になった。

脚の間に温かい湿り。

広がる染み。


「見ろ、王子が——」


声。ささやき。笑い。


いや。笑っていなかった。

でも彼は笑いを聞いた。いつも。


ヘリオの目。

彼を見ていた。


憎しみではなく。

もっと悪い。


……何もない。


ルシアンが脅威でさえないかのように。

まるで……


……無関係。



ルシアンは目を開けた。

激しく息をした。

額に冷たい汗。


立ち上がった。

よろめいて。


だめ。

僕は王子だ。ランクA。天才。

僕は……僕は……


両手を上げた。


「ファイアボール!」


火花。右。

火花。左。

両方消えた。


「だめ!」


「ファイアランス!」


何もない。


「炎の壁!」


哀れな火花。


「ライトニング!」


半秒続いた弱い閃光。


ルシアンは叫んだ。

欲求不満。絶望的。


続けた。

呪文の後に呪文。

知っている全て。

火。水。土。空気。雷。氷。光。


毎回——

失敗。

火花。

何もない。

あるべきものの影。


手が血を流し始めた。

物理的にではない。

でも痛みを感じた。

マナ自体が拒否しているかのように。

体が言っているかのように——

だめ。もうだめ。決して。


再び崩れた。

今回は完全に。

床に横たわった。

上を向いて。

天井を見つめた。


なぜ機能しない?


最後に本当の魔法を発動したのは……前だった。

彼の前。


目を閉じた。

再び見た——


ドオオオオオン。


光。恐怖。


そして——


中のマナが……消えた。

スイッチが切られたように。


何が……


目を開けた。

マナはある。感じる。

でも使おうとすると……

……彼を見る。そしてマナが……逃げる。


唾を飲み込んだ。


魔法がないわけじゃない。

使うのが怖すぎるんだ。



僕がヌルになった。


思考が来た。

明確。容赦ない。


ヘリオはヌルだった。

今は五十メートル進んで四十センチの石壁を破壊する恐ろしい魔法をする。


僕はランクAだった。

今は火花も作れない。


交換した? 可能? 彼は……僕の力を取った?


いや。不可能。

魔法はそう機能しない。


でもじゃあどうやって?


答えがなかった。

恐怖だけ。

恥だけ。


そして成長する確信——


戻らない。決して。


終わった。



三日目はさらに悪かった。


ルシアンは部屋から出なかった。

召使がノックした。

「殿下? 昼食——」

「出て行け」

「でも殿下——」

「出て行けと言った!」


一人にした。

また試した。


五十回。百回。

毎回——悪化。


火花はもっと弱くなった。

炎はもっと短く続いた。

マナは……滑り落ちるようだった。

保持できないかのように。

手がふるいのようだった。


泣き始めた。

望まなかった。

でも止められなかった。


静かな涙。

試している間流れた。


また。また。また。


「お願い」ささやいた。「お願い、機能して」


でも機能しなかった。



四日目——


ルシアンはベッドから起きさえしなかった。

天井を見ていた。

手は休んでいても震えていた。

毛布の下。

隠されている。

でも震えていた。


魔法なしで僕は誰?


質問が戻った。

強迫的。


……ただの少年?

称号はあるが力のない貴族?

無用な王子?


父は何と言う?

顧問たちは何と言う?

王国は何と言う?


「ルシアン王子、かつての天才、今やろうそくさえつけられない」


笑い。ささやき。憐れみ。


憐れみ。

憎しみより悪い。

軽蔑より悪い。

憐れみ。


だめ。


飛び起きた。

だめ。

戻らない。アカデミーに。

全員が見たところに。

ヘリオが……


名前が歯を食いしばらせた。

ヘリオ。

ヌル。もうヌルじゃない。

僕を……何をした?


破壊した? 砕いた? 盗んだ?


分からなかった。

でも一つ知っていた。


戻れない。決して。



ドアがノックされた。


「殿下」


別の声。より権威的。

護衛隊長。


「殿下、話さないと」

「今はだめ」

「重要です、殿下」


ルシアンは躊躇した。

それからドアに行った。

わずかに開けた。


隊長が見た。

表情は中立。専門的。

でも目……心配?


「何?」


「殿下……召使が三日間出ていないと報告しています。食べていない。……大丈夫ですか?」


だめ。大丈夫じゃない。

最悪だ。それで?


「大丈夫だ」


「殿下——」

「大丈夫だと言った」


隊長がゆっくりうなずいた。


「お望み通りに。でも……陛下、父上が帰還の報告を求めます。何と言えば?」


ルシアンが彼を見た。


報告。父。アカデミー。


「言え……父に会いたいと伝えろ」


「もちろん、殿下。いつ——」


「今日。今。できるだけ早く」


隊長が驚いたようだった。

「わ-分かりました、殿下。即座にメッセージを送ります」


ドアを閉めた。

再びもたれた。


いいだろう。

伝えないと。


……アカデミーを去らないと。


戻れない。

戻りたくない。


手が震えた。もっと強く。


父は理解する。理解しないと。

僕は息子だ。

守ってくれる。


……そうだろう?



二時間後——


再びノックされた。

「殿下!」

急いだ声。


ルシアンが開けた。

隊長の表情が……緊張していた。


「何が——」


「陛下がメッセージを受け取りました」


間。


「そして……アカデミーからの報告も受け取りました。事故について」


ルシアンの心臓が止まった。


「報告?」


「はい。ハーウィンド学長から。……爆発を説明しています。壁。トラウマを受けた生徒たち」


ああ、だめ。


「そして陛下は……陛下は即座に会いたいと」


「いつ——」


「今です、殿下。おっしゃいました——」


隊長が躊躇した。

それから声を下げた。


「『連れてこい。即座に』と」


ルシアンが青ざめた。


その声。

知っていた。

数回しか聞いたことがなかった。

父が——

激怒している時。


「分かった」ほとんどささやきで言った。「行こう」



城の廊下を通って歩いた。

ルシアンが隊長の後ろ。

一歩一歩が……最終的に見えた。

処刑に向かって歩くように。


何と言う?

どう説明する?


「父、怖いです」だめ。王子は恐れない。

「父、魔法が消えました」だめ。弱く聞こえる。

「父、戻れません」……多分。


玉座の間の扉に着いた。

警備兵が開けた。

ルシアンが入った。


広間は大きかった。

高い柱。塗られた天井。


そして奥に——


玉座。


母、女王もいた。

心配そうに見えた。


アルドウス王が座っていた。

頭に王冠。肩にマント。

表情——


氷。


両脇に——


二人の顧問。年老いた魔法使い。武器マスター。


全員が見ていた。


ルシアンが前に歩いた。

中央まで。

膝をついた。


「父上」


沈黙。

長い。

重い。


それから——


「立て」


冷たい声。制御されている。

でも下に——


怒り。


ルシアンが立った。

視線を低く保った。


「私を見ろ」


目を上げた。


王が見つめた。

氷のような青い目。


「説明しろ」ゆっくり言った。

「なぜ王立アカデミーの学長が私に報告を送った。お前が——私の息子が——施設を去ることを要求したと」


間。


「そしてなぜ——なぜ——三日前に家に戻って部屋に閉じこもった。臆病者のように私に直接向き合う代わりに」


声が上がった。わずかに。でも十分。


ルシアンは震えた。全身が。


「私は……父上、私は——」


「話せ!」


雷。


ルシアンが飛び上がった。

そして——


止められなかった。

言葉が出た。

壊れた。乱れた。


「彼が……ヘリオが……存在すべきでない魔法をして、そして私は……見て、そして今できない……もうできない——」


止まった。


もう魔法ができない。


言葉が出なかった。

恥ずかしすぎる。

……最終的すぎる。


王が見ていた。

冷たく。


「もう何ができない?」


ルシアンは視線を下げた。


沈黙。


「私を見ろ、ルシアン」


苦労して目を上げた。


王が身を乗り出した。


「言え」刃のように低いが鋭い声で言った。

「本当に何が起こった?」


そしてルシアン——

王子。

天才。

王国の未来。


——何と答えるべきか分からなかった。


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