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四つの基本的な力の魔法使い ー 物理学者から魔法使いへ、状態変化を経て  作者: Adriano_P


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24/47

砕かれた皇子

王室の馬車が静かに田舎を通り抜けた。

会話なし。笑いなし。景色へのコメントなし。

道路の車輪の音だけ。

そしてルシアン皇子の不規則な呼吸。

隅に座って、窓の外を見つめていた。

でも本当には見ていなかった。

彼の目は別のものを見ていた。

いつもそれ。

ドオオオオオン。

音。また。いつも。

一秒前に起こったかのように。

何時間も前じゃない。何日も前じゃない。

一秒。

白-オレンジの光。

三メートルの球体。

彼を後退させた熱。

そして——

手が座席を握りしめた。

震えていた。

また。いつも。

「殿下?」向かいに座った召使が言った。

慎重な声。

ルシアンは答えなかった。

「殿下、一時間で到着します。望まれますか——」

「黙れ」

声が平坦に出た。空っぽ。

召使は即座に黙った。視線を下げた。

馬車の他の二人の召使は何も言わなかった。

でも視線を交わした。

何かがおかしい。

皇子はこんなじゃない。決して。

ルシアンは気づいた。

気にしなかった。

外を見るのに戻った。

でも見えたのは——

飛んでいくファイアボール。

蒸発する的。

焼けた溝。

崩れた壁。

そして彼——

彼が...

目を閉じた。

手がもっと強く震えた。


城が夕暮れの地平線に現れた。

高い塔。強大な壁。金色の旗が翻る。

ソルマールの王室。

父、アルダス王の住居。

馬車が正門から入った。

警備兵が頭を下げた。

「お帰りなさい、殿下!」

ルシアンが降りた。

硬い脚。機械的な動き。

召使が荷物を持って急いだ。

「殿下、お荷物をお持ちします——」

「全部部屋の外に置け。入るな」

「でも殿下——」

「入る。な」

声が高くなった。ほとんど叫ばれた。

召使が後退した。

「お-お望み通りに、殿下」

ルシアンは中庭を通った。

東塔の階段を上った。

長い廊下。装飾された扉。

自分の部屋に着いた。

入った。

閉めた。

鍵を回した。

カチッ。

沈黙。

ドアにもたれた。

激しく息をした。

家だ。安全。

誰もここで見られない。

誰も——

でもここでも——

閉じたドアでも——

まだ聞こえた。

ドオオオオオン。

そしてその「ヌル」...ヘリオ。

振り向いて何もなかったかのように微笑む。


一時間が経った。

ルシアンはベッドに座っていた。

膝に手。

床を見ていた。

ただ...回復しないと。

ショックだった。トラウマ。

でも過ぎる。

魔法は戻る。

ただ...

立ち上がった。

部屋の中央に行った。

深く息を吸った。

いいだろう。ファイアボール。

千回やった。一万回。

僕の魔法だ。最も簡単。

最初に学んだ。

右手を上げた。

見た。

震えていた。わずかに。でも震えていた。

だめ。集中しろ。

目を閉じた。

マナを感じた。

導こうとした。

いつものように。

何年もしてきたように。

目を開けた。

手を見た。

「ファイアボール」

何もない。

絶対的な沈黙。

火花一つない。

ルシアンは手を見つめた。

何が——

だめ。もう一度。

「ファイアボール!」

何もない。

「ファイアボール!」

閃光。小さい。弱いオレンジ。

半秒続いた。

それから消えた。

ルシアンはゆっくり手を下ろした。

他の誰かのもののように見ていた。

だめ。ありえない。

ただ...疲れている。そうだ。疲労。

明日は良くなる。


でも翌日は良くならなかった。

ルシアンは夜明け前に目覚めた。

本当には眠っていなかった。

目を閉じたまま起きていただけ。

いつも見ていた——

ドオオオオオン。

爆発。

そして彼...いつも彼。

立ち上がった。

再び部屋の中央に行った。

今日は機能する。機能しないと。

「ファイアボール」

火花。弱い。昨日より少ない。

「だめだめだめ——」

「ファイアボール!」

何もない。

「ファイアボール!」

オレンジの閃光。一秒続く。消える。

ルシアンは拳を握りしめた。

手が震えていた。

また。もう一度。また、くそ。

一時間後——十回の試み。

二時間——二十回。

三時間——三十回。

毎回——

弱い火花。あるいは何もない。

本当の炎は決してない。

制御された球体は決してない。

何千回も呼び出したファイアボールは決してない。

膝が崩れた。

床に座っていた。

ベッドに背中をもたれて。

頭を手に。

何が起こっている?

目を閉じた。

そして見た——


訓練場。

ヘリオが手を上げた。

「有名な魔法を見せてくれ」

笑っていた。自信を持って。

無能なヌルがいつものように失敗する。

それから——

ドオオオオオン。

光。熱。恐怖。

あれは何だった???

脚が崩れた。

膀胱が空になった。

脚の間に温かい湿り。

広がる染み。

「見ろ、皇子が——」

声。ささやき。笑い。

いや。笑っていなかった。

でも彼は笑いを聞いた。いつも。

ヘリオの目。

彼を見ていた。

憎しみではなく。

もっと悪い。

...何もない。

ルシアンが脅威でさえないかのように。

まるで...

...無関係。


ルシアンは目を開けた。

激しく息をした。

額に冷たい汗。

立ち上がった。

よろめいて。

だめ。

僕は皇子だ。ランクA。天才。

僕は...僕は...

両手を上げた。

「ファイアボール!」

火花。右。

火花。左。

両方消えた。

「だめ!」

「ファイアランス!」

何もない。

「炎の壁!」

哀れな火花。

「ライトニング!」

半秒続いた弱い閃光。

ルシアンは叫んだ。

欲求不満。絶望的。

続けた。

呪文の後に呪文。

知っている全て。

火。水。土。空気。雷。氷。光。

毎回——

失敗。

火花。

何もない。

あるべきものの影。

手が血を流し始めた。

物理的にではない。

でも痛みを感じた。

マナ自体が拒否しているかのように。

体が言っているかのように——

だめ。もうだめ。決して。

再び崩れた。

今回は完全に。

床に横たわった。

上を向いて。

天井を見つめた。


なぜ機能しない?

最後に本当の魔法を発動したのは...前だった。

彼の前。

目を閉じた。

再び見た——

ドオオオオオン。

光。恐怖。

そして——

中のマナが...消えた。

スイッチが切られたように。

何が...

目を開けた。

マナはある。感じる。

でも使おうとすると...

...彼を見る。そしてマナが...逃げる。

唾を飲み込んだ。

魔法がないわけじゃない。

使うのが怖すぎるんだ。


僕がヌルになった。

思考が来た。

明確。容赦ない。

ヘリオはヌルだった。

今は五十メートル進んで四十センチの石壁を破壊する恐ろしい魔法をする。

僕はランクAだった。

今は火花も作れない。

交換した? 可能? 彼は...僕の力を取った?

いや。不可能。

魔法はそう機能しない。

でもじゃあどうやって?

答えがなかった。

恐怖だけ。

恥だけ。

そして成長する確信——

戻らない。決して。

終わった。


三日目はさらに悪かった。

ルシアンは部屋から出なかった。

召使がノックした。

「殿下? 昼食——」

「出て行け」

「でも殿下——」

「出て行けと言った!」

一人にした。

また試した。

五十回。百回。

毎回——悪化。

火花はもっと弱くなった。

炎はもっと短く続いた。

マナは...滑り落ちるようだった。

保持できないかのように。

手がふるいのようだった。

泣き始めた。

望まなかった。

でも止められなかった。

静かな涙。

試している間流れた。

また。また。また。

「お願い」ささやいた。「お願い、機能して」

でも機能しなかった。


四日目——

ルシアンはベッドから起きさえしなかった。

天井を見ていた。

手は休んでいても震えていた。

毛布の下。

隠されている。

でも震えていた。

魔法なしで僕は誰?

質問が戻った。

強迫的。

...ただの少年?

称号はあるが力のない貴族?

無用な皇子?

父は何と言う?

顧問たちは何と言う?

王国は何と言う?

「ルシアン皇子、かつての天才、今やろうそくさえつけられない」

笑い。ささやき。憐れみ。

憐れみ。

憎しみより悪い。

軽蔑より悪い。

憐れみ。

だめ。

飛び起きた。

だめ。

戻らない。アカデミーに。

全員が見たところに。

ヘリオが...

名前が歯を食いしばらせた。

ヘリオ。

ヌル。もうヌルじゃない。

僕を...何をした?

破壊した? 砕いた? 盗んだ?

分からなかった。

でも一つ知っていた。

戻れない。決して。


ドアがノックされた。

「殿下」

別の声。より権威的。

護衛隊長。

「殿下、話さないと」

「今はだめ」

「重要です、殿下」

ルシアンは躊躇した。

それからドアに行った。

わずかに開けた。

隊長が見た。

表情は中立。専門的。

でも目...心配?

「何?」

「殿下...召使が三日間出ていないと報告しています。食べていない。...大丈夫ですか?」

だめ。大丈夫じゃない。

最悪だ。それで?

「大丈夫だ」

「殿下——」

「大丈夫だと言った」

隊長がゆっくりうなずいた。

「お望み通りに。でも...陛下、父上が帰還の報告を求めます。何と言えば?」

ルシアンが彼を見た。

報告。父。アカデミー。

「言え...父に会いたいと伝えろ」

「もちろん、殿下。いつ——」

「今日。今。できるだけ早く」

隊長が驚いたようだった。

「わ-分かりました、殿下。即座にメッセージを送ります」

ドアを閉めた。

再びもたれた。

いいだろう。

伝えないと。

...アカデミーを去らないと。

戻れない。

戻りたくない。

手が震えた。もっと強く。

父は理解する。理解しないと。

僕は息子だ。

守ってくれる。

...そうだろう?


二時間後——

再びノックされた。

「殿下!」

急いだ声。

ルシアンが開けた。

隊長の表情が...緊張していた。

「何が——」

「陛下がメッセージを受け取りました」

間。

「そして...アカデミーからの報告も受け取りました。事故について」

ルシアンの心臓が止まった。

「報告?」

「はい。ハーウィンド学長から。...爆発を説明しています。壁。トラウマを受けた生徒たち」

ああ、だめ。

「そして陛下は...陛下は即座に会いたいと」

「いつ——」

「今です、殿下。おっしゃいました——」

隊長が躊躇した。

それから声を下げた。

「『連れてこい。即座に』と」

ルシアンが青ざめた。

その声。

知っていた。

数回しか聞いたことがなかった。

父が——

激怒している時。

「分かった」ほとんどささやきで言った。「行こう」


城の廊下を通って歩いた。

ルシアンが隊長の後ろ。

一歩一歩が...最終的に見えた。

処刑に向かって歩くように。

何と言う?

どう説明する?

「父、怖いです」だめ。皇子は恐れない。

「父、魔法が消えました」だめ。弱く聞こえる。

「父、戻れません」...多分。

玉座の間の扉に着いた。

警備兵が開けた。

ルシアンが入った。

広間は大きかった。

高い柱。塗られた天井。

そして奥に——

玉座。

母、女王もいた。

心配そうに見えた。

アルダス王が座っていた。

頭に王冠。肩にマント。

表情——

氷。

両脇に——

二人の顧問。年老いた魔法使い。武器マスター。

全員が見ていた。

ルシアンが前に歩いた。

中央まで。

膝をついた。

「父上」

沈黙。

長い。

重い。

それから——

「立て」

冷たい声。制御されている。

でも下に——

怒り。

ルシアンが立った。

視線を低く保った。

「私を見ろ」

目を上げた。

王が見つめた。

氷のような青い目。

「説明しろ」ゆっくり言った。

「なぜ王立アカデミーの学長が私に報告を送った。お前が——私の息子が——施設を去ることを要求したと」

間。

「そしてなぜ——なぜ——三日前に家に戻って部屋に閉じこもった。臆病者のように私に直接向き合う代わりに」

声が上がった。わずかに。でも十分。

ルシアンは震えた。全身が。

「私は...父上、私は——」

「話せ!」

雷。

ルシアンが飛び上がった。

そして——

止められなかった。

言葉が出た。

壊れた。乱れた。

「彼が...ヘリオが...存在すべきでない魔法をして、そして私は...見て、そして今できない...もうできない——」

止まった。

もう魔法ができない。

言葉が出なかった。

恥ずかしすぎる。

...最終的すぎる。

王が見ていた。

冷たく。

「もう何ができない?」

ルシアンは視線を下げた。

沈黙。

「私を見ろ、ルシアン」

苦労して目を上げた。

王が身を乗り出した。

「言え」刃のように低いが鋭い声で言った。

「本当に何が起こった?」

そしてルシアン——

皇子。

天才。

王国の未来。

——何と答えるべきか分からなかった。

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