本当の欲望
なにか間違いとか足りないとか、ぜひ私に知らせてください!
ヴァルヨネッセと長く話した後、叔父さんは仕事に出かけた。
ようやくヴァルヨネッセと二人きりになる機会ができた。
アストン:「傷、もう治った?」
ヴァルヨネッセ:「ええ! 高位の悪魔である私にとって、あんな傷は2時間で完治だわ!」
アストン:「そうか……」
ヴァルヨネッセ:「見たい?」
チラリと服をめくる
アストン:「えっ!?」
彼女は少しだけ服をたくし上げ、つるつるの無傷の肌を見せた。
アストン:「それで……どうして僕の家までついてきたの?」
ヴァルヨネッセ:「んぐっ……」
アストン:「ん?」
ヴァルヨネッセ:「怖かったし、寂しかったからよ!! アストン! 私決めったの、今夜はここに泊まるんだわ!」
アストン:「ここに泊まる!? ダメだよ!」
ヴァルヨネッセ:「え?どうして?」
アストン:「だって……」
本当の理由は言えなかった。もし教えたら、僕の威厳が完全に崩壊きがする。
ヴァルヨネッセ:「そんなにダメなの?」
アストン:「ダメなものはダメだ!」
ヴァルヨネッセ:「じゃあ、私帰るわ……でも、本当の理由を教えてちょうだい。」
アストン:「ぐっ……わかったよ……」
僕は深呼吸して、
アストン:「君みたいな美少女と同居するのは……僕にとって危険すぎるんだから。」
ヴァルヨネッセ:「えっ!?」
沈黙。
アストン:「ほら、だから本当の理由教えたくなかったよ。」
ヴァルヨネッセ:「それなら、私は泊まるわ!」
アストン:「は?! さっきは帰るって言ったんだろ?!」
ヴァルヨネッセ:「フフ、アストン… あなたって実は、私をここに泊まりたいんでしょ?この私と寝たいんでしょ? も~ 正直ではないんだから!ま、それは当然ですわね!」
アストン:「なっ?!待って!! 誤解だよ!!」
ヴァルヨネッセ:「大丈夫ですのよ……あなたはもっと気持ちよく寝られるから……それに、アストンとなら私、イヤじゃないですわよ…」
何だこの状況!? 寝てる間に襲われるのか!? 童貞を奪われるのか!? ダメだ!! 信念を思い出せ、アストン!!
……でもヴァルヨネッセはめっちゃ綺麗だからいいか……いやダメだ!! 何考えてんだ僕は!?
激しい自制の末、ヴァルヨネッセは僕を引っ張られてベッドへ。
ヴァルヨネッセ:「さ!寝ましょうか!」
僕の部屋に連れ込まれた。心臓がとってもバクバク——いったい何が起こるんだ!?
ヴァルヨネッセ:「これが人間の寝室ね?」
アストン:「あ、ああ……」
ヴァルヨネッセ:「このベッド、ふかふか……」
彼女がゴロゴロと転がり、枕に顔を埋める。
アストン:「やめてくれ! ベッドが乱れるだろ!」
ヴァルヨネッセ:「アストンの匂い……」
アストン:「え!?」
ヴァルヨネッセ:「なんだか……落ち着くわ……」
この誘惑がもはや強すぎる! 体が勝手に動きそうになった。
アストン:「やっぱり一緒に寝られない! 僕は下で寝るよ!」
ヴァルヨネッセ:「え?待って、アストン!」
耐えきれず部屋を飛び出し、リビングのソファで寝ることにした。ヴァルヨネッセは僕のベッドに潜り込み、毛布に顔を埋める。
リビングで、誘惑に耐えたあとで疲れがドッと出て、うとうと——でもまだ寝ちゃダメだ! パトロールが! ZZZ……
突然、豪華な屋敷で目覚めた。四人の見知らぬ美女に囲まれ、豊満な体で抱きつかれる。顔はどこかで見た気がするのに、思い出せない。
アストン:「ここ、どこだ?」
女1:「何言ってるの、旦那様? ここは私たちの家よ」❤
アストン:「は!? 旦那様!?」
女2:「ずるいぞ……いつもあの子とばっかり……」❤
女3:「私も順番待ってるのに……」❤
女4:「次は私よ、ね、ダーリン?」❤
アストン:「えええええ!?」
そこへ威厳ある声——
ヴァルヨネッセ:「そこまでよ!!」
女たちがピタリと止まり、ヴァルヨネッセの前に跪く。
女1:「ヴァルヨネッセ姫!」
女4:「ヴァルヨネッセ姫……」
女3:「ヴァルヨネッセ姫。」
女2:「ヴァルヨネッセ姫!!」
ヴァルヨネッセがニヤリ。
ヴァルヨネッセ:「その通りよ! 私、ヴァルヨネッセ姫ですわよ!!」
そして彼女が宣言した。
ヴァルヨネッセ:「ご存知の通り、 王女である私が、最愛の旦那様に最初に奉仕する権利があるのよ! ホホホホ!」
女たち:「失礼いたしました、ヴァルヨネッセ様!」
アストン:「え?!ちょっと待ってよ! どうしてこの美女たちが君の言うこと聞くんだ?!おい…聞いてないのか? ヴァルヨネッセ!!」
ヴァルヨネッセ:「でわ早速、いただきます!」❤
頭が真っ白になった。美女たちが順番に僕を「奉仕」してきて、意識が飛ぶ。
そして——僕は本当に目覚めた。
あれは全部夢だった。
僕はすぐにパンツを確認したが——
とってもびしょびしょだった。
朝6時、僕はこっそりでトイレに向かうが、幸悪でステラにぶつかった。
ステラ:「おにぃ?」
アストン:「うわっ!? ステラ! お、おはよう!」
隠したけど、匂いでバレた。
ステラ:「おにぃ!? それって——!?」
アストン:「それ? 何のことかな?」
ステラ:「!!!」
ステラが深呼吸して——
ステラ:「きゃあああ!!きもおおおい!! おにぃが夢精した!! 超キモすぎる!! お父さあああん!!」
アストン:「ステラ!! やめろ!!」
朝から大騒ぎが始まった。
その後、僕の部屋でヴァルヨネッセがニヤニヤする。
ヴァルヨネッセ:「おはよう、アストン!どう? いい夢見たんでしょう?」
アストン:「最高な夢だったぜ……って! 君の仕業かよ!?」
ヴァルヨネッセ:「そうですわ! 私はサキュバスなんだもの!」
アストン:「サキュバス!?」
ヴァルヨネッセ:「ええ! サキュバスの専用の魔法『本当の欲望』を、あなたに使ったのよ!」ウィンク
アストン(顔を覆う):「マジかよ……」
そうか——彼女は悪魔だ! しかもサキュバスだった——男の精気を吸い取る魔物だ!
ヴァルヨネッセ:「で、夢見ていたのは誰かしら?」
アストン:「それは… って!教えるもんか!」
ヴァルヨネッセ:「え〜?! なんでよ? せめて相手はどんな人ぐらい教えなさい! いいでしょう?」
アストン:「いや!絶対に教えない!」
ヴァルヨネッセ:「も〜 ケチ!」
自分なハレムの夢を見たなんて、彼女に教えるもんか!しかも、彼女がそのハレムの一人!教えるなら絶対嫌悪感の目で僕を見た!
朝食時、ステラが僕に睨んでくる。叔父さんは気づかず。
ステラ:「おにぃは本当さいて! まさか女の子を連れ込んで泊まらせるなんて!そして朝にあんなことも! もう大嫌い! ふん!」
叔父さん:「ステラよ、 そう言うならヴァルヨネッセさんにしつれいだろう…… ほら謝りなさい……」
ヴァルヨネッセ:「いいのよ。本当のことだもの。」
アストン:「あの、彼女を泊まらせるつもりではないよ! だが彼女が自分の意思で…」
ステラ:「うるさいわよ!おにぃはだまって!!」
二人を見ると、ヴァルヨネッセが微笑む。
ヴァルヨネッセ:「フフ……家族と一緒に食事するの、本とに久しぶりだわ!やっぱり家族って大切ね。」
ステラ:「へ〜? あなたの家族は?」
ヴァルヨネッセ:「もう……いないの。」
ステラ:「え……!?」
ヴァルヨネッセは窓の外を眺め、目を細める。
ヴァルヨネッセ:「私の家族ね、お母様はとっても優しくて、私をいつも甘やかしてくれた。大好きだった。お姉様はその正反対——強くて誇り高くて、私に甘えを許さなかったわ。」
沈黙。
ヴァルヨネッセ:「でも、戦争が私たちのところまで来て……今も生きてるかどうかもわからない。」
叔父さん:「辛い思いをしたんだな、娘さん。」
ステラが柔らかい表情になり、ヴァルヨネッセに朝食を差し出す。
ステラ:「……ごめんね、ヴァル姉。」
ヴァルヨネッセ:「大丈夫よ、ステラ! 家族がいるなら、大切にしなさいよね!」
ステラ:「うん! お父さん、ごめんなさい……」
叔父さん:「いいんだよ、ステラ。」
アストン:「おいステラ! 僕には?」
ステラ:「おにぃはウザいから謝らないの!」
アストン:「はぁ!?」
ヴァルヨネッセが笑う。
ヴァルヨネッセ:「ホホホホ!」
叔父さん:「ハハハハ!」
ステラ:「フフ……」
アストン:「君たち……」
ヴァルヨネッセのおかげで、家族がまた温かくなった。叔父さんが僕を小突き、耳打ち。
叔父さん:「このお嬢さん、君にはいいお嫁さんになるんだ… ちゃんと大事にしろよ、ボズ。」
慌てて大声で。
アストン:「お、お嫁さん!?」
ヴァルヨネッセ:「お嫁さん? それって一生の契りのこと?」
叔父さん:「フム…ちかいが… でももっと純粋で、良いものだぞ。結婚は愛する二人で一緒に生きる誓いだ。あの二人の最後の瞬間までな。」
アストン:「ちょと、叔父さん!彼女にサポートつもりんですか?!」
まるでヴァルヨネッセを家族として迎え入れたような、温かい会話が続いた。
駅で、ステラとヴァルヨネッセは姉妹のようにお話する。
ステラ:「バイバイ、ヴァル姉!」
ヴァルヨネッセ:「バイバイ、ステラ!」
電車の中で、ヴァルヨネッセは街並みを眺める。
死の時計もどこにもない——ただの平和。
今はね。
――
第3章 本当の欲望 終
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