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訳あり魔法騎士団長様と月の聖女になる私  作者: 安野 吽
最終章 節刻みの舞踏会と封印の終わり

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大事なものを懸けて

 赤髪の若い騎士がリュアンに鋭い剣の先を付きつけ言い放つ。


「リュアンさん。セシリーを追うならば、僕を倒してからにして下さい」

「何を言ってる……。今がどんなときか分かってるのか! 剣を下ろせ、セシリーを俺たちが守ってやらないでどうする!?」

「いいえ、どきません。もうすぐこの世界が終わりを告げるのだとしても……彼女の傍にいるのは、この僕だッ!」


 リュアンはラケルが杖を使うのを初めて見た。折りたたまれてペンほどのサイズになっていたそれを延ばし、彼は空に魔法陣を幾つも描く。


「剣を抜かなくても、僕は……あなたを倒す!」

「ぐっ、やめろ……!」


 いくつもの火球が尾を引いて襲い来る中、リュアンは『瞬駆』の魔法陣を描いた。回避に専念しながらラケルの魔力切れを待つべきかと思ったが、そんなことをしている間にもセシリーの身は危険に晒されている。仕方なく剣を抜き、火球を『雷撃』で相殺しながら一直線に駆ける。


「ハアアッ!」

「それでいいんですよ!」

(くっ!? こいつ……こんなに強かったか!?)


 ラケルはリュアンの斬撃をまとも受け止めることはせず逸らし、身軽に左右に回り込むと剣を振るう。リュアンの焦りもあるが、それ以上に訓練時とは違う本気の彼は厄介で……数年前に騎士学校に入るまでは剣を触ったことが無かったというのが信じられない。杖での魔法も付け焼刃とは思えないほどに展開が滑らかだ。


「今までの僕とは思わないで下さいよ! 『火竜よ、鋼を溶かす息吹でもって、全てを滅ぼせ』」


 唱えられたのは恐ろしい殲滅力を持つ『竜火』の魔法。こんなものを街の薬屋であるオーランド氏が扱えるわけがなく……彼が居なくなったタイミングなどを考えると、あのエイラが何らかの形で関わり、教えたものだと思われる。しかし例え親身になって指導したとしてもこんな魔法が一朝一夕で身に付くわけがない。


 ラケルが何かを心に期して、必死に努力を重ねてきたのは知っていた。だがそれだけでは到底不可能な成長だ。セシリーへの狂気にも近い思慕がそれを開花させ、常人では扱い切れない魔法の習得を可能にしたのか……。


「『雷精よ、紫電の盾にて刃を(かえ)し、罪の報いを受けさせよ』!」


 目前に迫った危機は考える暇を与えてくれず、リュアンは手から雷を生じさせた。『瞬駆』と同様、ガレイタムの禁書庫にあった魔法書から知り得た特殊な魔法。それは蜘蛛糸のように広がって絡み合い、幾重の層を作って火炎を正面から防ぎ止めた。普段詠唱を使用しないリュアンの全力の防御魔法であり、どれ程の威力がある攻撃だろうとそのまま返せるはずの、ある意味彼の切り札とも言える魔法だったが……異常な火力はそれをものともせずこちらへと押し進む。


「ぐっ! く、そっ……」


 踵が砂を削り、体が後ろへと追いやられる。このままリュアンが押し負ければ、この魔法は大勢の兵士たちを焼き尽くし、命を奪う。そんなことを絶対仲間にさせるわけにはいかない。


「ラケル、やめろ……! お前、何の為に魔法騎士団を志した! その手で、誰かを救うためだったんじゃないのか! 自分の力を誇示するためじゃないだろ!」

「選ばれたあなたには分からない、僕らみたいな凡人の気持ちが! 望めばなんだって……地位も名誉も、強さも美しさも、高潔な志すら手に入るくせに! さぞかし僕は無様に見えるでしょうね! ずっとあなたに近づきたくて、必要だって言われたくてやってきたけど……でももういい! 僕の方が優れていることさえ証明すれば……セシリーも、きっとこっちを振り向いてくれる!」


 強力な魔法には、長時間の詠唱や多大なる魔力の消費、制御の困難さなど相応のリスクがある。明らかに御しきれておらず、腕を火に包まれながらもラケルは魔法を止めようとしない。だがこちらも雷の盾がたわみ、漏れ出す熱気で肌が炙られ始めた。


 どうしようもない状況だが……しかし膝が折れそうになりながらも、リュアンは諦めることだけはしない。


「俺はそんな奴じゃない! ちっぽけで卑屈で、誰かに背中を押して貰えないと一歩も進めないような弱い奴だ! でも、今は……少しだけ強くなれたって感じてる! それは今までの幾つもの出会いが俺に色々な物を与えてくれたからなんだ! 故郷の人、この国の仲間たち……セシリーや、そしてリルルやお前も……! お前だって、自分にしかない出会いがあったはずで、俺たちにとって誰にも変えられない特別な存在なんだ!」

「だから、なんだっていうんだ! 僕らは生まれた瞬間から世界に勝手に立ち位置を決められてる! 欲しいものがあるなら、力で奪うしかないんだ! 僕は……彼女以外いらない! リュアンさんがセシリーの隣にいるから……あなたを殺すしか、ないんだぁッ!」


 吹き荒れる炎はさらに勢いを増し、火の粉が衣服の端に燃え移る。リュアンは懸命に歯を食いしばりながら叫んだ。


「そんなことをしてもっ……セシリーはお前をっ……見ては、くれないぞっ! お前の中のセシリーは、こんなことをして喜ぶ奴なのか……っ」

「そんなこと……! わかっててもこれ以外の方法なんて無いんだ! ……もう、消えてしまえ――!」


 ラケルは瞳から涙をこぼすと絶叫した。輝きを増した灼熱が、リュアンの身体を押し潰す。手首に嵌めていたアメジストの腕輪が晒された魔力に耐え切れず砕け散り、彼の膝がついに折れた。


(ここまで、なのか……。いや……!)


 それでもリュアンは掲げた両手を下ろさなかった。今もセシリーはきっと、暗い闇の奥で……リュアンの助けを待っている。誓ったのだ……ずっと彼女の傍にいて守ると。皆で、本拠地へ……魔法騎士団に戻って来ると……。


 彼の意志に反応したように胸元で光り輝いたのは、セシリーから預かっていたあの月長石の髪留めだ。強い光を放つと共にそれが、リュアンの身体を温かな光で覆う。


 舞踏会の後エイラと相対した時に感じた、セシリーとの絆。お互いが心を委ね合うことにより、リュアンはあの時守り役と認められ、わずかであるが月の女神の眷属たちの力を借りることが可能となっていた。


(――間に合った!)


 それを知らせたのはリュアンの頭の中に響いた少年めいた涼やかな声。もう一方の戦場の方で大きくざわめきが起こる。


「あ、新手か!? なんだあの白い狼たちは!」

「い、いや……魔物たちを攻撃している……?」

「――彼らは味方だ! 月の女神様が援軍を寄越して下さったのだ! 未だ、一気に畳みかけるぞ!」


 苦戦していた様子のレオリンが兵士たちを鼓舞し、黒い大蛇に総攻撃をかける。そして、髪留めを介して流れ込んだ魔力で力を取り戻し、拮抗状態に持ち直したリュアンが、さらに魔法の出力を上げる。


「もう……やめろラケル! 力で縛っても、人の心は手に入らない! お前だって、彼女には幸せでいて欲しいはずだ! 今すぐ、魔法を止めろ……でないと!」


 徐々にお互いの魔法の接点がラケルの方に寄っていく。彼ももう余力がないのだ……このままでは、自身で放った魔法に飲み込まれてしまう。


「ぐっ……ぼ、くを……、止めたければ! あなたが、選べ! 僕を、殺すか……あなたたち全員で助かるか!」

「いい加減にしろ! 死ぬぞ!」

「構わない! それが僕の覚悟だ!」


 両腕や髪の先を焦がしながらラケルは叫んだ。


 リュアンは迷う……よぎるのは彼が初めて騎士団に入りリュアンに会った時の記憶だ。


 彼は言ってくれた。「あなたは僕の憧れです! 絶対にいつか、隣に並んで……あなたを追い越して見せます!」などと――。


 そうして、その言葉に恥じないだけの努力を彼はずっと続けていた。

 失敗もあったけれど、それからも必死に学び地道に成長を続けた。

 身分なんて関係なく、誰にでも明るい笑顔を見せていた。

 苦しんだ人々に寄り添い、必死にその肩を支えていた。


 優しくて、頼りになる、自慢の後輩で……。

 今はまだ未熟だが、きっとこの魔法騎士団をいずれ背負ってゆく、そんな彼の未来を、信じていた――。


(……すまん――!)


 リュアンは……魔法を解除できなかった。ラケルの魔力は尽き、完全に反射された魔法が……彼の元へ押し寄せる。炎が、彼を飲み込んだその時。


 リュアンは見た……白い影が彼の元へ飛び込んだのを。


 直後、砂の大地を吹き飛ばしながら火炎は突き進んだ後、魔力を失って消えた。

 砂煙が収まり視界が徐々に開けてゆく。


 リュアンは悔いるように顔を歪ませ、唇を噛み締める。


 残っていたのは……ラケルと、彼の膝の上に横たわったリルルの姿だった。


「どう……して」


 ラケルは……信じられないという瞳で、毛皮のところどころを焦がし、目を開かないリルルを見つめている。リュアンはふたりの傍に、疲れ果てた体を引きずりながら歩いていった。


「リルル……? 目を、目を開けろ! なんでお前が……」


 白い狼の身体を揺すっているラケルの前までリュアンがたどり着くと、その耳にまたリルルの声が聞こえた。


(団長、ごめんよ……。少しだけ……セシリーの髪留めを、貸してちょうだい。こいつを、叱ってやらないといけないから)

「ああ……」


 リュアンはそっと胸元に手を突っ込むと、取り出した髪留めをリルルの身体の上に静かに置く。


(ありがとう……団長。……まったく、本当に馬鹿だなぁ、ボクの兄弟分は)

「この、声って……まさか、リルルなの?」


 リルルのこと以外が目に入らない様子のラケルがその身体を強く揺さぶったが、白い狼は目を開けることは無かった。


(そうだよ、ラケル……。お前が、いけないことをしようとしてたから……兄弟のよしみでさ、止めてやろうと思って……)

「そんなの……頼んでない!」

(頼んでなくても……やるんだよ。だって、家族だもん……そうじゃない? ラケルだって、ボクが悪戯すると、叱って、くれたでしょ?)

「そんなんじゃないだろこれはっ! お前まで……傷つけるつもりじゃなかったんだよ! なのに……」

(いいんだよ。それに、セシリーに頼まれたから……。何かあったら、自分じゃなくてお前を見ていてやってって。あの子はオマエのこともちゃんと、信じてくれてたよ)

「……それが、どうしたっていうんだ」

(ば~か。あの子はな、オマエが帰ってから、ずっと苦しそうだからって……どうやったら助けてあげられるかってそんなことばっか、言ってたんだぞ~……)


 聞きたくないというように首を振るラケルに、リルルは嬉しそうな口調で言う。 


(意地っ張りめ。だけど……想って貰えると、嬉しいよな。つい独り占めしたくなるのも、わかるよ……。でもさ……幸せって、誰かから奪おうとすると消えちゃうんだ。貰うのと、あげるのしか……ないんだよ)

「……でも、僕は、嫌だったんだ! 僕だけが、一番近くでセシリーを……彼女の笑顔を見ていたかった! 誰にも渡したくなかったんだ!」

(特別な人だったんだよな。でも、オマエは彼女の本当の意味での特別にはなれなかった。うん……ボクもお前の気持ちなんて、わかってあげられない。辛いだろうとか寂しそうだとか……そんなのしか思い浮かばないや)


 リュアンはリルルの変化に気づいていたが、でも今は彼の方から口を差し挟むことはせず黙って見ているしかなかった。厳かな口調のままリルルは語り続ける。


(でも……なんだか悲しかったんだ。ボク、皆が大好きだったから……誰かが苦しむんじゃなくて、ラケルも団長もセシリーも、皆で一緒に幸せになって欲しかった。そんな方法があったら、よかったのに……)

「こんな……僕なんかの……ために。どうして……どうしてお前は僕を助けたんだ! 幼い頃お前に助けられたことも忘れてた、こんな恩知らずの、奴を……」


 ラケルが抱き締めると、リルルは昔を思い返すように言う。


(懐かしいね。セシリーを探してたけど、魔力が封じられてたのか見つからなくて……その時大きな魔力を感じてオマエと出会った。丁度力を使い果たしてたから、お前の傍にいれば、魔力を分けてもらえるかなって……。精霊は、定期的に女神に魔力を与えられなければやがて消えてしまう。こうして、僕がここにいられたのも、お前が大きな力を持っていたおかげなんだよ……)

「そんなの、答えになってない!」

(本当はセシリーがそうだと分かった時点で、僕が向こうの国に連れて行かなきゃダメだったんだ。でも、できなかったよ……皆でいると、楽しくて。こっちではひとりぼっちだった僕を皆、家族みたいにしてくれたから。離れたくなかったんだ、皆と……オマエと)


 月の聖女の眷属としての務めを果たそうとしたリルルは、自分の使命より彼らと一緒にいることを選ぼうとした。それを聞いたラケルの両目から涙が零れ落ちる。


 すると宥めるようにリルルは優しい声で告げる。


(心配しなくてもいい。身体は消えても……心だけはオマエの傍にいるよ。これで、絶対にひとりにならず済むでしょ。僕と同じでラケルは寂しがり屋だから……)

「嫌だ……消えないで。心なんて、触れられないし、声も聞けない……。きっと、いつかお前のことを忘れてしまう……」

(そうかもしれない。でもね、もし忘れたって、きっとどこかに行った時、誰かと話した時、一緒にご飯を食べてる時……色んなときに思い出せるよ。あんなヤツがいたんだって……)


 リルルの声が徐々に弱々しく……たどたどしいものになってゆく。


「ごめん、ラケル……もうそろそろ、時間みたいだ。僕と一緒にいてくれてありがとう。どうか、見つけてね……皆と幸せになれる方法を。それじゃ……バイバイ」

「リルル……リルル? ああっ、い、逝くなっ! 僕は……僕は……!! うぁぁぁぁぁ――――!!」


 ラケルは、もう言葉を返さなくなった白狼の体に顔を埋めるように泣き崩れた。


 何年間も兄弟同様に暮らしたリルルとの最後の別れ。

 

 彼の命を自らの手で断ってしまった……そんな途方もない苦しみが、彼を襲うはずだった。

 だったのだが……。


(――なんちゃって)

「…………は?」


 ラケルは、しばらく白狼の体に深く埋めていた顔をがばっと起こし、リルルの顔を見た。


 その顔は……ベロ出し、白目。

 完全に馬鹿にしていた。


「…………。リ・ル・ルゥ――!」

(い、いだだだ! し、尻尾を握らないでよ! 禿げる、千切れる!)

「お前……ふざけんな、ふざけんな! こっちがどれだけ心配したと思って……!!」

(し、仕方ないだろバカラケル! お前が、セシリーほっぽりだして変なことやってるから! い、いたたたた!)

「……リュアンさん、あなた、気付いてましたね」

「っく……いや、まあ……」


 リルルの体をつねりまくっているラケルからリュアンは目線を逸らした。実は途中から、彼の見えないところでおちょくるように尻尾がぴろぴろ動いていたのをリュアンは見ていたのだ。


 がっちり体を掴まれながら、リルルは叫ぶように言う。


(で、でも……どれだけつまんないことやってたか、これでわかっただろっ!)

「…………む」

「リルルの言う通りだぞ。俺がもし、お前の命をあのまま奪っていたらと思うと……。お前のさっきの苦しみを、俺がそのまま受けていたんだ……考えてもぞっとする」


 リュアンと共に真面目に叱られ、ラケルは頭が冷えたのか……肩を落とし、素直に謝罪する。


「そう、ですよね……。謝って済むことではありませんが、申し訳ありませんでした。僕は……あなたまでか、多くの人をまでを殺めようと……」

「幸い未遂だ。リルルのおかげでな」

(感謝してよ? 本当に世話の焼ける弟だよ……)

「……弟? 弟はお前の方だろ?」

(何だと……? ボクはこう見えてお前よりもっと長い時間生きてるんだからな!)


 取っ組み合いになりそうな一人と一匹を、リュアンが止めた。


「そこまで! ったく、いい加減にしろ……行くぞ、今は兄弟喧嘩なんかに構ってる暇は無いんだ!」

「そうだ、セシリーを……いや」


 リュアンに腕を引っ張り起こされたラケルはその手を振り払い背を向けた。


「僕に……彼女と会う資格は」

「口を閉じろ」


 そんなラケルは頬に思いっきりリュアンの鉄拳制裁を受け吹き飛ぶ。

 頬を押さえるラケルの襟首を、リュアンは憤怒の表情で掴み上げる。


「――――――っ!」

「いい加減にしろ! お前が居なくなってどれだけセシリーが気に病んだと思ってる! あいつにも当然謝らせる! 来い!」

「わ、わかりましたから……。って、あれ……リルルお前は? 来ないのか?」

(ボクは、着いて来てくれたみんなの面倒を見なきゃいけないから、ここに残らなきゃ。早く帰ってきなよ? そうしないと、兄の座は強制的に僕のものになるんだからね)


 リルルは首を、もう一方の戦場へ向けた。レオリンが率いる部隊も、白狼たちの支援を受け無事黒い大蛇を倒したようだ。他の魔物も多対一で着々と処理されつつある。


 それを最後に、リルルは預けてもらっていた月長石の髪留めを口で拾ってリュアンに返すと、その場に座り込んだ。それをじっとみつつ、ラケルは指を突き付けた。


「ちゃんと待ってろよ……リルル。お前とは話したいことがたくさんあるんだから。勝手に故郷に帰るとか、無しだからな」

「ウォン!」


 声を届けられなくなったリルルは狼らしく元気に返事を返した。リュアンはレオリンに相談し、二頭の馬を借りて先行することを告げると、ラケルと共に瘴気の元である封印の地へ向かってゆく。


 それを見送り、しばらく尻尾を振っていたリルルに、レオリンが歩み寄って並んだ。


「行かなくてよかったのか?」


 彼がそう言うと、リルルは嬉しそうに一鳴きし……レオリンはそうか、と頭を撫でる。ふわり……その尻尾の先からは、彼の毛並みと似た、雪のように白い光が浮かび始めていた。

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