グミキャンディー
✿❀明けましておめでとうございます❀✿
クロネコのユメの
269 夢の果物 1月14日(Gの日)
で、ソウが作っていたステンドグラスクッキーの、
274 夢の昭和 1月16日(Sの日)
で、ユリが本文内では断った、グミキャンディの作り方。
アルストロメリアのお菓子屋さんでは、
387 先読 1月19日(Wの日)から
388 窯元 2月2日(Wの日)の間のお話
「ユリ様、ホシミ様のクッキーの時にお話しされていた、グミとは、どういったものですか?」
「作りたいの?」
「可能なら」
仕事が終わり、夕飯の鍋を片付けているときにリラから質問された。グミの説明は、現物無しでは伝わりそうにない。
「それ作っても、ステンドグラスクッキーが成功するかは、保証できないわよ?」
「ステンドグラスクッキー以外には使えないのですか?」
「そのまま食べても美味しいわよ」
「食べたいにゃ!」
「たべるー、たべるー!」
「さすがユリ、何でも作るなぁ」
ユメとキボウも乗り気らしい。ソウの感想はいつも通りだ。
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★基本配合
液体 100ml
グラニュー糖 20g~50g
ゼラチン 10g~20g
水飴 10g
粉末オブラート 適量
グラニュー糖 適量
クエン酸など 適量
アイストレー、シリコン型、油、
★果汁のグミ
100%果汁 100ml
グラニュー糖 20g
クイックゼラチン 10g
水飴 10g
粉末オブラート 適量
グラニュー糖 適量
★シロップグミ
高糖度のシロップ 70ml
水 50ml
ゼラチン 10g
水飴 10g
粉末オブラート 適量
(クエン酸 適量)
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「配合はこれよ」
ユリはノートをリラに渡した。
「粉末オブラートって何ですか?」
「ご飯炊いたあと釜の中に、たまに透明な幕みたいなの出来ることあるでしょ? そのものではないけど、ああいった薄いデンプンの幕を粉末にしたものよ。個人的に必要なら用意するから声かけてちょうだい」
「それがないと作れないのですか?」
「作るのは可能よ。すぐに食べるなら必要ないわ。販売には向かなくなるけどね」
「あれ? クイックゼラチンって、何ですか?」
「水でふやかさなくても使えるゼラチンがあるのよ」
厨房では、1kg入りの業務用ゼラチンを量って使用している。これは、冷たい水でふやかしてから溶かす必要がある。スーパーマーケットなどで売っている小箱入りの5g小袋タイプは、使用法に「お湯に振り入れる」とあれば、クイックゼラチンだ。(クイックゼラチンには、大袋タイプも存在します)
「あ! それって、小箱に小袋入りのゼラチンですか?」
「あら、良く覚えているわね。その通りよ」
リラは、空箱に書いてあった使い方を見た記憶があったらしい。初期のアルストロメリア会で配布し、箱裏にあった作り方に、ユリの知らない記述があったため空箱を残してあったのだが、5年前のそれを覚えていたようだ。
「と言うことは、材料が揃わないのですねぇ……」
「冷蔵庫の、イチゴシロップで作ってみたら?」
「良いのですか!?」
「試しに作ってみるだけなら大して使わないし、構わないわよ」
イチゴシロップと聞いて、ユメとキボウが、大変期待した目でリラを見つめていた。
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★シロップグミの作り方
1.ゼラチンを配合の水でふやかしておく。
2.型に薄く油を塗る。大きめのシリコン型の場合不要
3.シロップを量る。(低糖タイプの場合グラニュー糖を足す)
4.水飴を加え、シロップを沸騰直前(80℃)まで温める。
5.ふやかしたゼラチンを加え、透明になるまで溶かす。
6.あれば食品用アルコールスプレーをかけ表面の泡を消す。
7.平らな板などの台にのせたシリコン型などに注ぐ。
8.固まるまで放置し、動かせるようになってから冷蔵する。
9.型から外し、粉末オブラート等をまぶす。
そのまま食べるなら、粉末オブラートは不要。
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リラは作り方の記述を見ながら材料を量り始めた。その間に、ユリはシリコン型を持ってきた。1.5cm程度の大きさの花やハートが並んでいる型と、3cmくらいの大きさの色々な形が並んでいる型だ。
「これを使うと良いわ。未使用だから、洗剤で洗ってね」
「ありがとうございます」
ユメとキボウが洗うらしく、受け取りに来た。
「洗っておくにゃ」
「キボーも、キボーも」
「表面に傷をつけると型から外れにくくなるから、ゴシゴシ擦らないでね」
「わかったにゃ」
ユメとキボウが、シリコン型やアイストレーを洗っている間に、計量や準備が終わった。
「シロップじゃないけど、レモンなら果汁100%で作らないから、レモン味も作ってみれば?」
「はい!」
リラは、張り切ってレモンを絞り始めた。
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★レモングミ
レモン果汁 60ml
水 60ml
グラニュー糖 50g
ゼラチン 20g
粉末オブラート 適量
クエン酸 適量
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作り方は、シロップタイプとあまり変わらないので、同時に作り始めた。
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★レモングミの作り方
ゼラチンを配合の水でふやかし、その他の液体を加熱し、ゼラチンが溶けるまで混ぜ、水飴やグラニュー糖を溶かし、熱いうちに型に流し込む。酸が強い場合はゼラチンが多いので、加える糖分より先に溶かす。溶けきれない場合、再度加熱して溶かす。
注ぎ口の付いた計量カップや、スポイトを使うと、上手に綺麗に型に流し込める。スプーンなどで頑張ると、固まりだすほうが早いかもしれない。
15分くらいで移動できるようになるので、冷蔵庫に移し、30分くらいしっかり固めてから取り出す。
型から出した後は、そのまま食べるか、粉末オブラートに少量のクエン酸を混ぜ、レモングミの回りにまぶす。
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動かせる程度に固まった後、冬箱に入れてキボウが時送りをし、しっかり固まったグミを取り出した。
ユメとキボウも手伝って、みんなでグミを型から取り出した。
「うわー。なんだか面白いものが出来た!」
「透明で綺麗にゃ」
「そのまま食べてみると良いわ」
「イチゴグミは、ジャムの固まりを食べているみたいな味ですね」
「おいしー、おいしー!」
「なんだろう、安いジャムみたいな」
「イチゴジャムの味にゃ!」
「梅シロップとか、赤紫蘇シロップとか作ったら、又作ると良いわ」
イチゴグミは、全員そのまま食べてみた。その後レモングミに、クエン酸を少量混ぜた粉末オブラートを用意し、回りにまぶしてから食べてみた。
「思ったほど酸っぱくない! あれ、これは酸っぱい?」
「酸っぱいにゃ!」
「キボー、いらなーい」
「もう少し酸っぱくても良いな」
「売ってるレモングミって、もっと酸っぱくて、もっと硬いわよね」
ユメとキボウはイチゴグミで、ソウとリラはレモングミがおいしいと言っていた。
「これ、果汁グミの作り方ね」
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★果汁グミの作り方
1.型に薄く油を塗る。大きめのシリコン型の場合不要
2.果汁を量る。
3.加減してグラニュー糖を加える。
4.果汁を沸騰直前(80℃)まで温め、ゼラチンを加える。
5.ゼラチンが溶けたら、水飴を加えて溶かす。
6.あれば食品用アルコールスプレーをかけ表面の泡を消す。
7.平らな板などの台にのせたシリコン型などに注ぐ。
8.固まるまで放置し、動かせるようになってから冷蔵する。
9.型から外し、粉末オブラート等をまぶす。
そのまま食べるなら、粉末オブラートは不要。
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「クイックゼラチンが手に入ってから作ると良いわ」
「はい! ユリ様ありがとうございます! ホシミ様、よろしくお願いします!」
「あー、急がないなら、そのうち買ってくるよ」
「ずっと前に、コーラ味のを食べたことがあるにゃ」
「たぶんそれ、日本初のグミキャンディだと思うぞ」
「そうなのにゃ?」
「へえ、そうなのね。結構、近代のお菓子なのねぇ。グミってそもそも海外で、歯固めのお菓子として考案されたらしいわよ」
「そういえばユリ、粉末オブラートって、普通のオブラートとは違うのか?」
「成分は一緒らしいから、普通のを買ってきて、ミルミキサーで粉砕すると安く作れるらしいわよ」
粉末オブラートは、割と高価だ。
「へえ」
「本当に作るなら、低温のオーブンとかでしっかり乾燥させてから粉砕しないと、ダマになっちゃうんですって」
「へえ」
「私は、ペクチンゼリーを作りたくて、粉末オブラートを買ってあったんだけど、結局作ってないわね」
「ユリ様、ペクチンゼリーってなんですか?」
「凝固剤にペクチンを使う、果汁グミみたいなお菓子ね。果汁で作った乾燥させてない琥珀糖の方が、印象が近いかもしれないわ」
「似た感じのお菓子が色々あるんですね。こはくとうっていつか作りますか?」
「そうね。食べ比べたらかなり違うんだけど、違いが分からない人もいるわね。琥珀糖は、そのうち作るわね。初夏になって梅が手に入ったら、梅シロップグミとか、赤紫蘇シロップグミも作ってみたら良いわ」
結局、このあと4月に琥珀糖を作り、9月にペクチンを使った菊花ジャムを作り、10月にペクチンの抽出方法をアルストロメリア会で解説したりしたが、同時期にゆかりふりかけを作っていたからか、リラの興味がペクチンに向かなかったため、ペクチンゼリーを作ることはなかった。
クイックゼラチンは、すぐにソウが買ってきてくれたため、用意できる限りのフルーツジュースもソウに一緒に用意してもらい、色々作ってみるのだった。
飲み慣れているジュースのグミは味が分かりやすくおいしいが、珍しいジュースのグミは何を食べているか分からないというのが、皆の意見だった。
あ、自家製グミは、要冷蔵です。
ゼラチンが濃いので、市販品のように日持ちしそうな気もしますが、常温下では数日でカビます。
密封袋に入れ冷蔵の上、お早めにお召し上がりください。
ご訪問ありがとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。




